【今夜の厨房から】今夜はこれに決めた!ふわとろ卵の天津チャーハン

週の真ん中を越えた木曜日。なんだかちょっぴりお疲れモードな私を、キッチンが「おかえり」と迎えてくれる。さて、今夜は何でこの心を、そしてお腹を満たそうか。冷蔵庫の扉を開けると、卵たちがまん丸の瞳で「出番はまだかい?」とささやいてきた。よし、今夜は君たちに決めた!残り物のご飯もあることだし、今週を元気に乗り切るためのエネルギーチャージ、天津チャーハンといこうじゃないか。

まずは、相棒の鉄フライパンを火にかける。カチン、と心地よい音がして、コンロの青い炎がフライパンを温め始める。そこに、炊きたて…とはいかないけれど、レンジで温め直したホカホカのご飯をダイブ!ジュワッという音と共に、ご飯が踊りだす。木べらで力強く、でも米粒を潰さないように優しく。パラパラになっていくご飯の感触が、なんとも小気味いい。(そうそう、この感じ!)

主役の卵様には、カニカマ御大と刻んだネギ先生に加わっていただく。ボウルの中で彼らが一体となるように、愛情を込めてくるくると混ぜ合わせる。ここにほんの少しだけごま油を垂らすのが、香り高く仕上げる私の小さなこだわりだ。

さあ、クライマックスの幕開けだ。熱々になったフライパンに、黄金色の卵液を流し込む。「ジューーーッ!」と、今日一番の威勢のいい音!まるでステージに上がったスターのよう。お箸で大きく円を描くように混ぜて、とろり、ふわりの半熟状になった瞬間を見計らって、先ほどのチャーハンの上にそっと滑らせる。(よし、決まった!)

仕上げは、甘酸っぱいあん。醤油、お酢、砂糖、鶏ガラスープの素が小鍋の中で出会い、ふつふつと小さなダンスを始める。水溶き片栗粉を回し入れれば、魔法のようにとろみがついて、食欲をそそる香りがキッチンに満ち満ちていく。

完成した天津チャーハンは、まさに木曜の夜のごちそう。つやつやのあんが、ふわふわの卵のじゅうたんを優しく包み込んでいる。スプーンですくって一口頬張れば、甘酸っぱさと卵のまろやかさ、チャーハンの香ばしさが口の中で三位一体のハーモニーを奏でる。あぁ、なんて幸せなんだろう。

お腹も心も満たされた。この一口があれば、明日だってきっと、元気に乗り切れる。ごちそうさまでした!


簡単!天津チャーハンレシピ

  • チャーハン: 温かいご飯(お茶碗1杯分)を油で炒め、塩こしょう、醤油少々で味付けする。

  • 卵: 卵(2個)を溶きほぐし、カニカマ(3本)、刻みネギ(大さじ2)を加えて混ぜる。

  • 焼く: フライパンで半熟状の卵焼きを作り、チャーハンの上にのせる。

  • あん: 水(100ml)、醤油(大さじ1.5)、酢(大さじ1)、砂糖(大さじ1)、鶏ガラスープの素(小さじ1/2)を煮立たせ、水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1+水小さじ2)でとろみをつける。

  • 仕上げ: チャーハンにたっぷりあんをかけて完成!

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