今宵はわが家のニラが主役!ぷりぷり白もつ鍋
庭の片隅で、これでもかと天を突き刺すように生い茂るニラたち。「そろそろ私を食べてくれないか」と、その鋭い葉先で訴えかけてくる。
見れば見るほど、青々としていて生命力にあふれている。よし、今夜は君たちを主役にしてやろう。冷凍庫に眠っていた白もつ君のことも思い出したし、これはもう、もつ鍋しかないだろう。醤油ベースで、さっぱりと、ニラの香りを存分に楽しむのだ。
冷蔵庫を開ければ、キャベツが「待ってました!」とばかりに鎮座している。よしよし、君も仲間だ。まずは、主役であるニラをザクザクと景気良くカット。この力強い香りが、すでにごちそうだ。(ああ、ビールが飲みたくなる…)
白もつは、一度さっと茹でて余分な脂とご挨拶。ちょっと一手間だけど、これでお店みたいな澄んだスープになるんだから、サボれない。
土鍋にご登場願うは、昆布と鰹でとった黄金色のお出汁。そこへ醤油とみりんをたらり。にんにくのスライスと鷹の爪が、これから始まる宴に胸を躍らせて、ぷかぷかと浮かんでいる。まずはキャベツともつを投入し、蓋をしてしばし待つ。くつくつと鍋が歌い始め、甘くて香ばしい湯気が立ち上る。もう、この時点で優勝だ。
キャベツがくたっとして、もつがぷりぷりに輝き始めたら、いよいよクライマックス。準備万端のニラを、鍋の真ん中にどっさりと山のように盛り付ける。緑の山が、熱々の湯気で見る見るうちに鮮やかな翡翠色に変わっていく。この瞬間がたまらない!火を止める直前、ごま油をほんの少しだけ回しかければ、香りの最終兵器が炸裂だ。
炊き立ての白いご飯と共に、はふはふと頬張る。ぷりっとしたもつの甘い脂、くたくたになったキャベツの優しい甘み、そして、しゃっきり感を残したニラの鮮烈な香り。それらを、きりっとした醤油スープが一つにまとめ上げる。
庭で育ったニラの力強い味わいが、体の隅々まで染み渡っていくようだ。ああ、なんて幸せなんだろう。小さな庭と、旬の恵みに感謝。明日もきっと、いい日になる。
簡単!さっぱり醤油もつ鍋レシピ
* 材料(2〜3人前)
* 白もつ(下処理済み):300g
* ニラ:1束
* キャベツ:1/4個
* にんにく:2かけ(スライス)
* 鷹の爪:1本(輪切り)
* [A] 水:800ml
* [A] 醤油:大さじ4
* [A] みりん:大さじ3
* [A] 酒:大さじ2
* [A] 和風だしの素:小さじ2
* ごま油:少々
* お好みで豆腐やもやし、ごぼうなど
* 作り方
* 白もつは一度さっと下茹でして、ザルにあげておく。ニラは5cm幅、キャベツはざく切りにする。
* 鍋に[A]の材料とにんにく、鷹の爪を入れて火にかける。
* 煮立ったら、もつとキャベツを加えて蓋をし、キャベツがしんなりするまで煮る。
* 最後にニラを中央にどっさりのせ、さっと火が通ったらごま油を回しかけて完成。
