【今夜の厨房から】和風煮込みハンバーグで「あと1日」を乗り切る夜
カレンダーとにらめっこして、大きくため息。
そう、今日は木曜日。あと1日頑張れば、待ちに待った週末がやってくる。
でも、その「あと1日」が、なんだか果てしなく遠く感じることありませんか?
こんな夜は、こってりした洋食よりも、心と体にじんわり染み渡る、優しいごはんが食べたい。そうだ、今夜は「和風煮込みハンバーグ」にしよう。醤油とだしの香りが、きっと疲れた心をほぐしてくれるはず。
冷蔵庫を開けると、今日の主役、合いびき肉が出番を待ちかねたように鎮座している。その隣では、玉ねぎが「涙の準備はいいかい?」と不敵な笑みを浮かべているよう。よし、やってやろうじゃないか。(涙なしには語れない、玉ねぎとの格闘の末)飴色になるまでじっくり炒めた君と、ひき肉、そしてパン粉と卵が出会う、運命の瞬間だ。
粘り気が出るまで、愛情を込めて「美味しくなーれ」と手でこねていく。このムニムニとした感触が、なんだかストレス解消になるから不思議。少し不格好な小判形に整えたら、熱したフライパンへいざダイブ!
「ジュワーッ!」という威勢のいい音が、最高のBGM。
両面にこんがり焼き色がついたら、今日のもう一人の主役、だしと醤油、みりんを合わせた特製和風ソースを投入だ。コトコト、コトコト…。ハンバーグがお風呂に浸かるみたいにソースをまとって、部屋中がたまらなく甘じょっぱい香りに満たされていく。このクライマックスが、たまらない。
炊き立てご飯の湯気が立ち上るお茶碗の隣へ、主役の登場だ。ソースをたっぷりまとったハンバーグに、大葉と大根おろしをふわりと乗せて。さあ、いただきます。箸を入れると、じゅわっと肉汁が溢れ出し、和風ソースと絡み合う。一口頬張れば、優しいだしの風味と肉の旨味が口いっぱいに広がって…。ああ、日本人でよかった。(心の底からの叫び)
お腹も心も満たされたら、さっきまでの疲れが嘘のよう。よし、これできっと乗り切れる。明日も、頑張るぞ。
【簡単レシピ:和風煮込みハンバーグ】
材料(2人分)
合いびき肉:300g
玉ねぎ:1/2個
卵:1個
パン粉:大さじ4
牛乳:大さじ2
塩、こしょう:少々
サラダ油:大さじ1
[A] だし汁:200ml
[A] 醤油:大さじ3
[A] みりん:大さじ3
[A] 砂糖:大さじ1
お好みで大葉、大根おろし
作り方
玉ねぎはみじん切りにし、パン粉は牛乳に浸しておく。
ボウルにひき肉、炒めて冷ました玉ねぎ、卵、パン粉、塩こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。
2等分にして小判形に成形し、真ん中をくぼませる。
フライパンに油を熱し、ハンバーグを並べ、両面に焼き色がつくまで中火で焼く。
[A]の調味料を加え、煮立ったら蓋をして弱火で10分ほど煮込む。
器に盛り付け、お好みで大葉や大根おろしを添えたら完成。
