【今夜の厨房から】ハイボールが止まらない!黄金色の唐揚げナイト
カレンダーがようやく金曜日にたどり着いた。一週間の健闘を讃え合うように、私の頭の中ではもう、シュワシュワと弾ける黄金色の液体と、あの魅惑的な揚げ物のことでいっぱいだ。
(そう、今夜はハイボールと唐揚げ以外、考えられない!)
いそいそとスーパーに駆け込み、今日の主役、プリッとしたツヤが眩しい鶏もも肉を、まるで宝物のように抱えて帰宅した。
さあ、宴の準備をはじめよう。冷蔵庫から取り出した鶏もも肉は、まな板の上で「さあ、どうにでもしてくれ」と言わんばかりの堂々たる佇まい。よしよし、君を最高に美味しくしてあげるからね。まずは一口大より少し大きめに、ご機嫌なリズムでカットしていく。この「ちょっと大きめ」が、後で肉汁の洪水を引き起こすのだ。
ボウルの中で、すりおろしたニンニクと生姜が「待ってました!」とばかりに香りを放つ。そこに醤油と酒、隠し味のオイスターソース少々を加えて、鶏肉たちを優しくマッサージするように揉み込んでいく。「美味しくなあれ」なんて呪文を唱えながら、味をじっくり染み込ませるこの時間が、たまらなく愛おしい。
(もうすでに、ハイボール一杯いけそう…)
そして、いよいよクライマックス。片栗粉と薄力粉をブレンドした黄金の粉をまとった鶏肉たちが、170℃の油に身を投じる。「ジュワワワーッ!」という盛大なファンファーレ!
キッチンに立ち込める、香ばしくて、ちょっと背徳的な香り。ああ、これぞ金曜日の香りだ。一度引き上げて少し休ませてから、今度は高温で二度揚げ。衣はカリッと、中はジューシーに仕上げるための大切な儀式だ。きつね色の衣が、見る見るうちに輝くような黄金色に変わっていく。
揚げたての唐揚げが、山のように皿に盛られていく。隣には、グラスの縁までキンキンに冷えたハイボール。レモンをキュッと絞り、湯気の立つ唐揚げを一つ、頬張る。カリッ!という軽快な音のすぐ後、閉じ込められていた肉汁がジュワッと溢れ出す。ニンニクと生姜の風味が鼻を抜け、すかさずハイボールをゴクリ!喉を駆け抜ける炭酸の刺激とウイスキーの樽香が、肉の旨味と一体となって、一週間の疲れなんて彼方へ吹き飛ばしていく。
ああ、なんて幸せなんだろう。この一口と一杯のために、私は今週を駆け抜けてきたのかもしれない。熱々の唐揚げと冷たいハイボールの無限ループに身を委ねながら、心はすっかり週末モード。明日からの休日も、きっと楽しいに違いない。
簡単!絶品ジューシー唐揚げレシピ
材料
鶏もも肉:2枚(約500g)
A. 醤油:大さじ3
A. 酒:大さじ2
A. おろしニンニク:1かけ分
A. おろし生姜:1かけ分
A. オイスターソース:小さじ1(あれば)
A. ごま油:小さじ1
片栗粉:大さじ4
薄力粉:大さじ2
揚げ油:適量
作り方
鶏もも肉は余分な脂肪を取り除き、少し大きめの一口大に切る。
ボウルに鶏肉とAの調味料をすべて入れ、よく揉み込み、15分以上置く。
別のボウルで片栗粉と薄力粉を混ぜ合わせ、2の鶏肉にまんべんなく衣をつける。
フライパンに油を2cmほど入れて170℃に熱し、鶏肉を入れる。片面3〜4分ずつ、きつね色になるまで揚げる。
一度バットに取り出して3〜4分休ませ、再度油の温度を180℃に上げて、30秒〜1分ほど二度揚げして完成。
