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二秒の句読点

レシートに、店員さんの指先が命を吹き込んだ。

無機質な紙切れが、目の前でピシッと縦半分に折られている。ただそれだけのことなのに、スピードと効率ばかりの味気ない買い物に、鮮やかな句読点が打たれた気がした。

いつもなら見向きもせず捨ててしまう紙片に、端正な折り目を施された瞬間、いつもの日常に鮮やかな印を付けてもらったようで、訳もなく心が浮き立った。

買った物は、なんてことのない日用品だった。それでもまるでとびきり良い買い物をした気分で、店を後にした。


𖠚𖠚𖠚⸝⋆⸝⋆

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