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風が吹くのは

風が吹くのは
涙を誘うためでも
足元を惑わすため
でもなくて

ただ、
吹き抜ける流れに乗って
軽やかに
走り出すため

まっすぐに根を張る
確かな意志の響きに

呼び寄せられた
颯爽とした空へ

幾重にも綴られた
現在(いま)から

あるべき無へと
まっさらに
紐解かれていくだけ

内なる旋律に
身をゆだね
大いなる循環へと 

ただ、
風として
羽ばたいていく



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