「私の人生を変えた、たった一つの返信」〜背負う覚悟のぶんだけ、可能性を手にしてる〜
人生には、あとになって振り返ると「あの言葉に支えられていた」と思う言葉がある。
私にとっては、「背負う覚悟のぶんだけ、可能性を手にしてる」だ。
今では私の座右の銘になっている言葉だ。
今から十数年前、私はまだ会社員だった。
仕事では大きな決断を迫られていた。
その決断によって、自分の立場も変わるかもしれない。
失敗すれば責任も負う。
正直、不安だった。
誰かが代わってくれる話ではない、自分で決めるしかない問題だった。
そんな時だった。
当時のTwitterでは、浜崎あゆみさんが時折ファンの投稿に返信をしてくれていた。
私は昔から彼女の楽曲が好きだった。
ある日、勇気を振り絞って投稿した私の言葉に、まさかの返信が届いた。
それが、
「背負う覚悟のぶんだけ、可能性を手にしてる」
という言葉だった。
後から知ったことだが、この言葉は『Surreal』という楽曲の歌詞の一節だった。
正確には、「背負う覚悟の分だけ 可能性を手にしてる」である。
けれど、私にとっては歌詞そのものではない。
浜崎あゆみさん本人が、あの日あの瞬間に私へ送ってくれた、「背負う覚悟のぶんだけ、可能性を手にしてる」
なのだ。だから今でも私は「ぶんだけ」のまま心に刻んでいる。
当時の私は、覚悟とは重たいものだと思っていた。
責任を負うこと。
失敗した時の痛みを受け入れること。
逃げ道をなくすこと。
だから、覚悟を持つことは怖かった。
でも、この言葉は違う角度から教えてくれた。
覚悟は重荷ではなく、可能性と引き換えなのだと。
何かを背負うからこそ、見える景色がある。
責任を引き受けるからこそ、挑戦できる世界がある。
覚悟を決めた人だけが手にできる可能性がある。
そんなことを教えてくれた。
それから私は何度も、この言葉に支えられた。
新しい仕事に挑戦する時。
会社を立ち上げる時。
事業が思うように進まない時。
資金繰りに悩んだ時。
誰もやったことのないことに挑戦する時。
そのたびに思い出した。
「背負う覚悟のぶんだけ、可能性を手にしてる」
と。
人生は、覚悟を決めたから必ず成功するわけではない。
それでも、覚悟を決めなければ見えない景色がある。
手にできない未来がある。
私はそう思う。
そして今振り返ると、あの日あの時、あの言葉をもらえたことは偶然だったのかもしれないけれど、その偶然が私の人生を何度も支えてくれた。
だからこれからも、この言葉を大切にしていきたい。
私の座右の銘として。
そして人生を前に進めるための、お守りとして。

