自分はそのことで困らないからいい という考え方に思う
これまで、何に対していちばんやりきれない気持ちを引き起こされたかと考えてみるに、
自分はそのことで困らないからいい
という考え方に起因する他者の言動であったと思う。
そして
成長期に私が問題提起をしたとき、決まって向けられた教員やクラスメート、親の反応は
自分はそのことで困っていないのに、わざわざ波風を立てようとするのは迷惑なことだ
であった。
多数派がそう言うのだから、世の中とはそういうものなのだろう。そのせいでどんなに理不尽な立場になる人がいようとも、ひとりぼっちにさせられる人がどれほどつらかろうとも。
でも、そんな社会を私は嫌いだ。
私は、社会に容れられない少数派だ。
多分、私は普通の人間とは違うのだろう。
そんなふうに感じていて、大学生になってみたら、大学は違う価値観の世界だった。
おかしいと感じたことを言ってもよかった。
考え方は人それぞれだったけれども、違う考えも尊重された。
4年間が過ぎて、社会人になると、また高校まで暮らしていた世界に戻った。
それからずっと、高校まで暮らしていた価値観の世界にいる。今自分自身が困らなければ黙っているという価値観。
私は、この世界が生きづらい。
大学の4年間が特別だったことはわかったけど、あの4年間は人の善意を信じることができた。他者の価値観を尊重することは、自分の価値観をも尊重されることだった。損得勘定に依らない世界だったと思う。
ほんとうは、どちらであるべきなんだろうか。
わからないけれども、私はむやみに妥協するのをやめることにした。
世の中の多数派が私を容れないなら、私も世の中の多数派の価値観で納得できないことにNoを言う。
上の子が、クラスの担任の支配で閉塞感に陥った子ども達の捌け口にされたときには対応を要求して声をあげた。上の子が自宅で「叩かれてイヤだと言えない僕が悪いんだ」と(多分クラス担任の受け売り)言ったときには、「いやだと言えなくてどうしていけないの。いやだと言えない子は叩かれてもいいの?」と尋ね返した。もちろん子どもは答えられない。そこに、「先生が悪い!」と断言した。あっけにとられた顔の10歳の子に、「ひとりの子を泣かせておいて、その子に自分を責めさせて、それでクラス内の不満が逸らされて自分がラクできることに安住するならば、先生が悪いよ」と重ねた。
担任は、1人のやんちゃな子を目の敵にしたのだった。その子の不満の捌け口は私の子を叩くことに向かった。周りの子やその親達は、それを知りながら黙っていた。理由は、「今自分がそのことで困っていないなら騒ぎたてるのは迷惑な行いだ」であった。後で聞けば、周りの子はそれぞれ自宅で「あれはひどい」と言っていたらしい。
その学年が終わって、次年度の担任は、自分が関係ないから黙るということを容認しない人だった。子どもの気持ちを聴くということを非常に大切にする人だった。上の子は、別人のように生き生きした。
下の子のクラスで、1人の子が疎外された。クラス懇談会で、担任から知らされた。クラスの95%がその雰囲気に同調していたという。担任は、出席した親ひとりひとりに意見を言わせた。
知らなかったという声が多かったが、疎外されていた子の親をはじめとして、「本人が変わることが必要。強くさが必要」という意見も複数出た。私の番になったとき、平静ではいられなかった。
「どうしてつらい思いをしている子だけが変わらなければいけないんですか!?変わらなければいけないとしたら、それはクラスの子たち全員です」
と言いながら、涙が止まらなくなった。情けなくてたまらなかった。
散会して、担任が「お宅の子はやってなかったのよ」とささやいてくれた。でも、涙が止まらなかった。
後日、疎外されていた子のお母さんが「変わらなければいけないのは私の子だけではないんだ…って気づきました」と、言ってくれた。
体制や権力に従順かどうかの試しが次々とあからさまに行われるようになって、6年ほどになるか。
こんどはRSウイルスワクチンか。妊婦に接種するというか。
いったい、どこまでこういうことをするのかといい加減いやになる。
妹から、ふるさと納税を始めるという近況報告が来た。周囲と住民税納税額を比べて、ふるさと納税をしている人の住民税額の低さに驚いたのだという。
「私はふるさと納税嫌いだから」
と、返信した。
ふるさと納税は、例えば田舎で育って現在はその地を出ている高額所得者が、育ててくれた田舎に対してその住民税のいくらかを寄付に振り向けるようなときに利用する制度としてなら有益だと思うが…。寄付を受ける自治体の側は返礼品やめたらいいのにと思う。
noteに出会って、こういうことを書いて公開できるようになったことに感謝している。
画像のお礼
ちゃりれれさん、素晴らしいミモザの写真を使わせてください。こんな写真が撮れたらいいな…と、うらやましいです。心が明るくなります。
いいなと思ったら応援しよう!
もしもチップをいただけましたら、文章修行の為の書籍購入に使わせていただきます🍀。