小説(SS) 「女生徒のラブレター」@毎週ショートショートnote #忍者ラブレター
お題// 忍者ラブレター
色香をまとった女生徒だった。
転校してきた彼女は、黒板の前でクラスに向けて自己紹介を終えると、担任教師の私にだけわかるように小さく微笑んだ。
玲花。そう名乗った彼女に、ひと目惚れしている自分に気付いた。それからというもの、学校にいるときも家にいるときも、彼女のことが頭から離れなくなった。
しかし、その思いは自分だけのものではなかったとわかった。私の靴箱に、ラブレターが入っていたのである。
私は、そこに書かれていた通り、放課後のあまり使われていない教室に向かった。鍵を締めて中ほどへ入る。背後。気配を感じて振り返ろうとしたが、気付くと首をホールドされていた。クナイが、顔に突きつけられている。
「樋崎惣司、三十六歳。間違いないな?」
「な、何者だ……!?」
「外道に名乗る名はない。人身売買に手を染める、悪徳教師が」
玲花の声だった。
横目を流す。彼女は、忍び装束を着ていた。
「天誅」
地獄が、こちらを見ている気がした。
〈了〉409字
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今回は、かなり苦戦を強いられました。
私はラブストーリーが苦手なのです。
なんというか、恥ずかしくなってしまいます。
気付けば、ダークな話になっていました笑
ではではまた〜!
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