Sunoで中二病ソングつくった
久方ぶりの顕現にして、我が名は《まのいくら》と刻まれる者。
長き間、我が筆も声も沈黙に閉ざされ、ただ一つの異界に没入していた。
その名は《Suno》
旋律を産み落とす機械仕掛けの魔窟にして、
我は幾千の時を溶かし心と指先を捧げ続けた。
noteの紙片もXの囁きも久しく更新されず、
ただただ《生成》の火に焼かれ、ひとり篭もる日々であった。
やがて旋律が結晶すれば映像を欲する渇きに苛まれ、
《Niji Journey》へと課金の血を流し、幻像を求め歩いた。
しかれども、気づけば画像ばかりを産み続ける徒労の森。
旋律は友へと渡り、刃のような批評に切り裂かれ、
されどその痛みこそが我が音を変じ、
作風は別なる相へと転じていった。
やがては言葉を紡ぐことすら歓びとなり、
たとえその半ば以上が《AI》なる機構の力に頼るとしても、
なお詠唱は我が喉を震わせ、言葉は呪を孕んだ。
しかし我は、成果を掲げる壇を見失い、
ただ沈黙の中で創り続ける徒労に沈んでいた。
AIが紡ぐ曲、その安置所はいずこか。
Youtubeに載せるべきやと思案すれど、映像は重き鎖となり、
MVを形にせんと試みるたびに、手は止まり、
代わりにまた新しき曲が生まれてしまうのだ……。
だがつい先日、我は気づきを得た。
《note》の領域には、音をそのまま刻み付ける術があったと。
これは以前より在りしものか、それとも時代の移ろいか。
久しく触れぬゆえに記憶は曖昧なれど、
もはや道は開かれた。
よって本日、此処に宣言す。
我が《Suno》にて産み落とした楽曲――
それはただの旋律にあらず、
呪文にして詠唱、魔術的調べと成したものを
今ここに顕現させよう。
契約者よ耳を傾けるがよい。
音は呪。
旋律は檻。
我が詠唱をその魂に刻み込むがよい──

カラメルの琥珀に宿る蜃気楼よ
甘美なる幻影を瞳に映し 現実を糖蜜に溶かせ
砂糖の甘さは魂の毒
味覚を支配し
意志を蝕み
欲望の奴隷と為せ
『ドルチェ・ヴィジョナマレディクトゥム』
三日月が嘲笑う夜更け
禁断の符言は唇より零れる
その瞳に宿る優しさを
我が為のものと信じて疑わず
笑みの幻に魂を酔わされ堕ちてゆく
カラメルの琥珀よ愛を束縛せよ
甘美なる幻影で彼の心を
虚構の檻に閉じ込めよ
砂糖の呪文が織り成す罠
想いを植え付け
魂を繋ぎ 運命を操れ
薔薇色の雲は崩れ落ちて
蜜月の蜃影は泡沫と散る
既知なる契約の刻印
幾度目かの刃に貫かれ
千々に乱れて古き傷に新たなる血潮
カラメルの琥珀に映る我が影
幻影に溺れし契約者が
現実に断ち砕け
砂糖の甘さに惑わされ
希望は奪われ 夢は消えて
虚無の海に溺れゆく
鏡の淵に映る我が姿を見よ
流るるは糖液
幻惑に絡め取られし者は
盲目なる愚者は
我が詠いし封言の銘よ
永劫にわたしを束縛せよ
虚構の檻で
今宵もまた惑わされん…
カラメルの琥珀に封じられし幻楼よ
甘美なる影像を瞳に刻み 現実を糖蜜に沈めよ
砂糖の契約は魂の枷
欲求を縛り
意志を蝕み
供物を奉げさせよ
『ドルチェ・ヴィジョナマレディクトゥム』

