「あ、やばい」と思った瞬間、私は自由を奪われた。
昨日の夜、またなった。
寝てるはずなのに、意識だけが急にぷかぷかと浮いてきて、
「あ、やばい」って分かるあの感じ。
身体が石になったような無力感
目が開いてるのか閉じてるのか分からないのに、
ちゃんと自分の部屋にいる感覚だけはある。
でも、体が全然動かない。
声も出そうとしてるのに、出ない。
そのとき、とにかく「身体を動かさなきゃ」って思った。
このままだとまずい、っていう焦りだけが強くて、
必死に力を入れるのに、指一本も動かない。
歪む時間と、得体の知れない視線
時間の感覚もおかしくて、
数秒なのか、何分なのかも分からない。
そのまま固まってたら、部屋のどこかに“誰かいる”って分かる。
見えてるわけじゃないのに、後ろか横にいる感じがして、
ずっとこっちを見てる気がする。
気のせいって思いたいのに、そう思えないくらいリアルで、
余計に怖くなる。
逃げたいのに動けないし、声も出ないからどうしようもなくて、
ただその時間を耐えるしかなかった。
現実に戻ったあとの、消えない余韻
どれくらい経ったのか分からないけど、
急に体が動くようになって、一気に現実に戻った。
起き上がったあともしばらく動けなくて、
さっきまでいた場所を見るのも少し怖かった。
調べたら、たぶん金縛りなんだと思う。
脳のバグ、入眠時幻覚。
理屈では、分かってる。
でも、あの「誰かいる感じ」だけは、
どうしても説明がつかない。
同じ経験したことある人、いるのかな。
