おっさんになってからのサックスへの挑戦!!!
ギターばっかり弾いてきたおっさんが・・・・
無謀にも何の知識もなく吹奏楽器などできるものだろうか?
俺は10代はハードコアパンクでさんざんバンド活動をしてきましたが、親友のバイク事故がきっかけとなり、その世界から卒業することを決めて20歳でやめました。
でも音楽は子供のころから好きだったのでしばらくしたらまたバンド活動を始めました。トリオのバンドでブルーズロックのオリジナルをやることにしました。
そこでスタジオの予約をしに行ったのですが、当時はスタジオに電話して予約するのが普通なのですが、そこのスタジオは以前から知っていましたが経営者が変わったと聞いたので挨拶がてら、
またスタジオの中が変化しているかもしれないと思って直接行ってみました。
そこで初対面の男Oさんと出会います。Oさんは俺を怪訝そうな顔で迎えましたが、スタジオの予約に来た。ここには何度も来たことあるけど何か変化があるか確認したいと説明したら納得してくれて案内してくれました。
たいした変化はなかったですが、一般的にスタジオにあるアンプとはちょっと違ったものに変わっていました。そしてそこでブルーズロックのオリジナルをやるバンドの練習を繰り返すことになるのですが、そこのスタジオ経営者Oさんももちろんバンドを持っていて、Oさん自身はドラマーでした。そのOさんのバンドはFUNKというジャンルをやっていました。そのスタジオに出入りしているうちにOさんのバンドメンバーとも面識をもつようになり、だんだんFUNKの世界に俺は入っていくことになります。
ただちょっと違和感を感じたのは俺はバンドのかけもちっていうものを知りませんでした。バンドは一つだけを一生懸命やるものだと思っていました。その人を説明するときは「〇〇というバンドをやってる〇〇さん」という世界にいたので、あのバンドもこのバンドもやってるという人が当たり前に存在していたので、とてもそれが違和感を通り越して不快感まで感じていました。
だってどれがあなたのメインですか?ライブや練習が重なったらどっちを選ぶんですか?そう思いませんか?と感じていたのです。
俺が10代でやっていたハードコアはもしかしたら音楽全体からみたら狭い世界ですが、プロとはいえないけど、それでもプロのような形態でバンド運営がなされていたような気がします。しっかりとギャラが出るし、専門雑誌も出版されていてそこに掲載されたりしますし、そもそもすでにある程度の知名度のあったバンドに後から加入したのでそう感じるのかもしれませんが・・・。
つまりそこから卒業して広い音楽の世界に飛び出したらアマチュアの波が俺に押し寄せてきたんだと感じました。そうアマチュアだから好き勝手にやれるんです。自由なんです。自分が面白そうな人とすきなだけたくさんバンド組めるんです。それが収益やらギャラやら知名度やら関係ない。
お金払って趣味でやってるからどちらかというとそっちのほうが強い。プロ形態だと他のバンドやら他のジャンルやら許されません。当時は暴力が横行していたので他のバンドなんか組んだら殴られるんじゃないかと恐怖しておりました。っていうかそんな暇もなかったのが実情ですが・・・。
そんなわけでそのスタジオにいりびたっているとどうしてもFUNKの影響を受けます。そのスタジオにいるだけでジョージクリントンアンドP-FUNKオールスターズの音楽が常に流れており、そのうちFUNKを勉強することになります。
そしてすぐに乱立するバンドの中の一つに誘われてそのバンドでギターを弾くことになります。
まだ若いので知らないジャンルの特徴をつかむのがみんなで一緒に研究するのが楽しかったです。とくにFUNKは「16ビート」「リズムの裏」を意識することが重要でそれが「跳ねたリズム」を生み出して調がメジャーでもマイナーでも常に「跳ねている」ことが大事となり、跳ねたリズムじゃないと「それじゃロックだよ」とまるでロックが下に見られるような発言が普通に飛び交っていました。俺はロックをまともにやっていたのはブルーズロックのバンドのときだけで、ほとんどの実績は10代でやっていたハードコアばかりが経験にあって、FUNKとは全く逆で「ダブルビート」という高速なリズムになるべくリズムの表で前へ前へ突進していく疾走感が体に染みついていましたので。「それじゃロックだよ」の連発をくらいました。
必死で跳ねたリズムを刻めるようにそれこそ寝る間も惜しんで練習しました。基礎練習のやり直しです。とにかく長時間正確なリズムで常に跳ねている16ビート、裏を意識したグルーヴを出せるように・・・
ファンクを好きな人は楽器の習熟度が高い???
16ビートは8ビートの倍の細かさの方眼紙みたいなもの
とにかくアマチュアの強みで、いろんなバンドに掛け持ちしている人が多かったので、おそらくいろんなバンドのいろんな考え方を経験しているんでしょう。みんな楽器演奏が上手いんです。プロの技術に近い感じです。それは上述したプロとアマチュアの違いとは別の部分で、楽器習熟度はハイレベルでした。
なぜだろう?と思ったのですが、16ビート、裏を意識、跳ねたグルーヴ、これらを習得しようと努力しているときに気が付いたのですが、いわゆるロックのエイトビートの倍の細かさが要求されるわけです。これはハードコアのダブルビートとまったく正反対ですが倍の細かさという部分では同じです。
このことからファンクとハードコアはリズムの表と裏、さらにリズムの前と後ろ、その部分においては極北にあるけど、リズムの細かさでいうと似ていると認識しました。周囲のファンクミュージシャンにそれを言っても誰も認めませんでしたが・・・(-_-;)
そうこうしているうちに誘われて入ったファンクバンドは解散してしまいました。理由は忘れましたがそのバンドのリーダーが気分屋さんですぐバンドをやめたり、しばらくすると始めたり、ようするに変わったやつだったからです。
そうなると掛け持ちしている人はいいですけど、掛け持ちしてなかった人もいて、その人たちが何もバンド活動をしなくなるんです。
俺はそれも不思議に思いました。なんで何にもやらないの?それだけ楽器演奏が上手ならなんでもいいからやればいいのに?
もったいないお化けがでるぞ!と・・・(-_-;)
しばらく様子を見ていましたが、本当に何もはじめようとしないし、そこがプロとアマチュアの差なのかと思いました。演奏が上手で楽器を弾きこなすことは好きだからやる、しかしバンドを組んでライブで知名度を上げていきギャラをもらえるようになるといったバンド運営の努力はしない。
俺はそうゆうタイプではなかったので、せっかくファンクのイロハを習得して体現したかったので、そのなんにも始めようとしないメンバーに声をかけてバンドを結成しました。ドラム、ベース、ギター、俺もギター、最初は4人でした。誰もボーカルをやらないので俺がギターボーカルの形をとりました。
定期的にスタジオに入り、練習を重ね、オリジナルを作り、ライブを企画してそのバンドはだんだん知名度が上がってきました。
当時はインターネットの黎明期でバンドのホームページなどをかなり早めに作成し、いろんな音楽サイトにかたっぱしからバンドの情報を登録して、検索にも引っかかるように工夫したりしました。
するとバンドに加入したいというミュージシャンがたくさん俺に声をかけてくるようになりました。やはり楽器人口の多いギターリストが多く、特に問題なければバンドにどんどん加入させてしまったのでギターが4人もいるバンドになってしまいました。
音の役割分担が大変です(笑)
さらに次の目標はバンドにホーンセクションをいれることです。ファンクバンドにはホーンセクションがあったほうが絶対にいい!華やかになるし、そもそも今までいなかったのがおかしい!と思うようになりました。
なので管楽器奏者の友人に頼んでトランペットとトロンボーンの金管楽器の人を紹介してもらいました。その人たちは吹奏楽をメインにやってる人で、まぁ管楽器をやってる人はだいたい吹奏楽部にいたとかそうゆう人が多いのですが、一緒に練習してみるとどうにも違和感が・・・(-_-;)
そう、ファンクの特徴である「16ビート」「リズムの裏を意識する」「跳ねたリズムを体現する」この3つが出来ていないからです。
バンドが跳ねたグルーヴを出していてもホーンセクションがまるで跳ねてないので違和感が生じます。
それを本人たちに口で伝えようとしても楽譜で表現してほしいといわれてしまいました。ファンクの特徴を楽譜で表現する?どうしたらいい?全部2拍3連で書くの?頭がこんがらがる!
そう「16ビート」「リズムの裏を意識する」「跳ねたリズムを体現する」を楽譜で表現することは難しいのです。同じ1拍でも休符をつけてしまうと次の拍では頭で鳴らしてしまったら跳ねることができない。苦しまぎれに全部の音符にスタッカートをつけてやりました!!そしたらなんとなく形になってきたのですが、他のメンバーがそれではダメ!と納得しないのです。
ファンクバンドのはホーンセクションが必須という俺の信念は揺らぎませんでした。バンドの中にもう一つバンドがあるようなもので、バンドの知名度から入りたい人の中にサックス奏者がいました。バリトンサックスでした。
時を同じくしてドラマーが脱退しました。正直ベースとドラムが相性がよくないとファンクバンドはとくに前進していきません。停滞のほとんどがこの部分です。俺はこのベーシストのスラップ奏法がこのバンドの大きな武器であると認識していたのでベーシストの言う事を優先しますのでドラマーが嫌になってしまうのもわかるのですが、それでなくても音楽シーン全体でもドラマーが不足しているのにファンクのリズムをベースの言いなりになって叩いてくれるドラマーがどれほどいるでしょうか?
とにかくドラマーがいないとバンドが成り立たないので、あれこれ人脈を使って紹介してもらい、ついに最高のドラマーを入手しました。この人ならばベーシストも認める実力の持ち主です。
そして時を同じくして前述したバリトンサックスに加え、テナーサックス、トランペット、トロンボーンが加入しました。
しかしながら前々からベーシストが認めていなかった4人のギターのうち2人がいましたが、一人は自分の事情でバンドを去っていきました。
あとはギターはベーシストが認めている一人と、そうじゃない俺ともう一人なんですが、俺はまだリーダーとしていろいろ手配しているし、ベーシストの言う事をちゃんと守っているので、そこまで言われないのですが、もう一人は反抗するので練習時間に言い争いになって時間がもったいないというのと、カッティングギターをお願いしているので曲全体に影響を及ぼすので非常に困っていました。
ベーシストに相談すると「そいつがカッティングギターをしている限り、何にも進まないよ」という身も蓋も責任感もまるで感じないことを言われました。さすが楽器の上手いアマチュア!言いたい放題で責任をとらないその姿勢に潔さまで感じました。プロ志向だった10代の俺に言いたい。アマチュアのほうがまるで自由で責任感なくて好き勝手やってるぜ!気をつけな!ってね(笑)。
仕方がないので人生ではじめてそのギターをこちらクビにしました。それなりの反論がありましたが、とにかくバンドを進めるために切るしかないと考えていた俺はガンとして譲りませんでした。その後、その男はずっとそれを根に持ち続け現在に至ります。今でも恨んでいるでしょう。
そしてバンドは最盛期を迎えます。ある有名な方が見たところ「このバンドはいいね!フュージョンの上にハードコアが乗ってる!このバンド自体が新しいジャンルだ!」とまで言ってくれました。俺は正直にうれしかったです。新しいジャンルとまで言ってくれた!これは最上級の誉め言葉です。様々なコンテストでも賞をもらったり、いろんなオファーが来ますが、ここでも例のアマチュアリズムが発揮されます。
「フュージョンの上にハードコアが乗ってる」これに反応するベーシスト!
ファンクと言われないと嫌だ!がどんどん加速していきます。ファンクをやりたいんだ!フュージョン?ハードコア?そんなこと言われたくない。
さらに標的がバンド内に少なくなったのでハードコアの原因をつくっているのはこの俺なので俺を標的にしてきました。バカなのか?リーダーがやる気を失ったらバンドは消滅するし、自分が演奏できる機会がなくなるってことまで頭が回らないのか?この人は自営業を営んでいて他人と一緒に仕事をしたことがないので、そういった部分ではコミュ障に近いところがあります。
あまりバンド内でメンバーの悪口を言わないでほしいとお願いしたら、ネットに愚痴を書くようになりました。
それもやめてほしいと言ったらアカウントを削除していました。
どうしたら普通になってくれるのか本当に悩みました。
俺はそれでもこのベースがバンドの武器だとまだ信じていましたから、自らギターをおろし、アルトサックスを担当楽器に変える決意をします。そこからアルトサックスを入手するには様々な物語があるのですが、それはまた別の機会にします。
なぜファンクにならない???
あ、こりゃダメだ!ファンクなんぞ遠い先の目標だ!!!(´;ω;`)
紆余曲折があってなんとかアルトサックスを入手しました。このときバンドはトロンボーンが辞めていったので、アルトサックス2管、テナーサックス1管、バリトンサックス1管というサックスが4人という構成になりました。これにトランペットが加わりホーンセクションだけで5人いることになります。ドラム、ベース、ギター、女性ボーカル、男性ボーカルもいます。総勢10名以上は常時いることになり、加入、脱退を繰り返してこのバンドに関わったミュージシャンはそれまでの間に述べ30名を超えることになります。そりゃ知名度も上がりますね。
それでもベーシストのファンクへの思いは不動のものでした。フュージョンとかハードコアは払拭しないと納得しないのでひたすらこのベーシストの意見に従うのみでした。ホーンセクションへの「跳ねたグルーブ」への注文もすさまじいものになってきました。俺はアルトサックスに転向しましたが、まるで素人です。まったく演奏なんてできませんからステージでは当てぶりです。音を出していません。そんなのミュージシャンといえるでしょうか?俺はボーカルも担当していましたが、そのボーカルも男女ボーカルが加入したことによってその役もありません。ただバンド内外での存在感だけの人になっていました。でもこのメンバーが形になってくれればそれでもいいと思っていました。
でも少しは音を出さないとミュージシャンとして自分が嫌だとおもって必死に練習したのですが、そもそもサックスという楽器はメロディー楽器であってリズム楽器ではないためにそんなに厳しく16ビート裏意識跳ねたグルーヴなんてのはかなり特殊な奏法になり、実際やってる人がちゃんといるのでできるはずなんですが、そんなわずかな時間でマスターできるもんじゃありません。俺は半分諦めていました。別にいいじゃん、このままでも!
そんな中で最高ドラマー(仮にMさんとします)Mさんが意見を言ってきました。それも当時まだ新しい伝達手段だったLINEでかなりの長文でした。
俺もこのドラマーは先輩だしこのあたりでは最高のドラマーだと尊敬もしていましたのでこの方の意見だったら聞くしかないのですが・・・。
誰のために音楽をやっているの?
20年近く経ってようやく気が付いた俺はもう取り返しのつかないことになっていませんか・・・・???
その先輩尊敬ドラマーの長文ラインには要約するとこんな内容でした。
「ファンク、ファンク言ってるけどそもそも君はファンクが本当に好きなの?」
「なんでギターをやめてサックスにしたの?それじゃ後退するのわかってるでしょ?」
「ずっとメンバーの言いなりになってるけど誰のために音楽をやってるの?」
「サックスになるならギターよりもうまくないと!もっとサックスを好きになって、基礎練習を徹底的にやってください!」
こんな内容だったと記憶しています。記憶違いもあるかもしれないけど自分にはひたすら耳が痛い内容でした。いやラインで読んでるから目が痛いが正しい言い方になるのかしらん?
とにかく「誰のために音楽をやっているのか?」の問いには答えははっきりしていました。
そもそもこのバンドを結成したのは「勿体ないお化けが出る」という発想から始まっています。もう最初から他のメンバーのために作ったバンドです。他のメンバーはもともとファンク的なバンドをやっていたから俺よりファンクに詳しいのは当たり前です。俺はこのバンドの知名度が上がるにつれ俺の名前も売れていきました。ただしもうこんなことを繰り返して20年が経過していました。いまさら・・・どうしたらいいのさ?
そんなときに右目が白内障を患います。手術することになりました。
バンドどころではないため、毎週やっていたスタジオ練習はしばらくお休みとなりました。その時、バンドから離れていろんなことを考えました。
白内障手術を終えて通常の生活ができるくらいになったころから
とにかくサックスをマスターしよう、とりあえずレッスンに通うことは経済的にできない時期だったのでひたすらYOU TUBE等のレッスン動画を見て独学でなんとかしようとしていましがそれが限界を迎え、やむを得ず高校の吹奏楽の先生に聞いたりして習得していきました。アンブシュアが固定され、まるで合ってなかったピッチは整えられ、基礎練習のたまものかグルーヴもファンクとまではいかないけど普通の音楽なら通用するレベルには達したと思えるレベル、リードやマウスピースも研究した結果、音色もそれなりになってきました。
そのままバンドのスタジオ手配をやめてしまいました。つまり俺の白内障手術以降はバンドはとまったままです。
誰かなにか言ってくるかと思ったのですが、さすがアマチュアの鏡!誰もいつまでたっても何も言ってきません。それならそのまま自然消滅させてしまえと・・・(笑)解散宣言などしないままそのバンドは分解しました。
サックスソロへの転向・・・ソロアーチストMANQの誕生
トラックを使ったライブへの葛藤・・・
幼少期にわずかにピアノを習った経験から鍵盤に向かうのは抵抗はありませんでした。ファンク時代にドラムやベースもやってみないとファンクのグルーヴが理解できないと思い、それらも多少はたしなんでおり、MTR等の機材も持っていたので「一人で演奏してバックトラックを作る!」と心に誓い、スタジオを8時間も借りてドラム素材を録音し、自宅に持ち帰りマルチトラックの多重録音でベースやギター、キーボード、ピアノ、シンセをつかって曲をつくりあげました。カンタンに書きましたが曲によっては半年かかっているものもあります。しかしながらあまりにもその苦労が大きいために打ち込みに手法を変えて多少は作業が楽になりました。この打ち込みの手法も独自なもので、ここでは明かさないですが、他人とはちがったやり方でオリジナルを作っていました。
普通バンドマンがソロに転向するとアコギの弾き語りを選択することが多いと思います。でもそれまでの経験でアコギの弾き語り人口の多さは嫌というほど知っています。そこに埋没するのは本意ではないので、とにかくせっかくサックスをやっているんだから、自分で作ったバックトラックを流してサックスを吹けばソロアーチストとして成り立つのではないかと考えました。いろんな先輩ミュージシャンにも相談したのですが「それじゃカラオケと一緒じゃん」「バンドでやりなよ」「自分で作ってるならいいんじゃない?」「打ち込みだとそれだけで嫌悪するやついるぜ」「面白そうじゃん!やってみなよ」いろんな意見がありましたがやらずに後悔するくらいならやって失敗して後悔するのうがまだマシだ!と思い、自作のバックトラックとサックスを持ってソロのライブをやる決意をしました。
MANQ SAX SOLO LIVE VOL.1
それは小さな一歩だが、我が人生にとっては大きな一歩だ!(アームストロング船長(笑))
バンド時代から手配をしてきたのでライブハウスと交渉はお手の物です。でも最初のサックスソロライブは初めて出演するライブハウスにしたいと考えて、まだ交渉したことのないハコをわざと選びました。
そしてバンド時代の友人全部を集客したのですが、お初のハコでちゃんとキャパを確認しないで集客したので客が入りきれない状態になってしまいまして・・・(-_-;)
うれしい悲鳴なんですが、数人は入れなかったです。
ライブは・・・はっきりいって成功とは言い切れなかったです。まずバックトラックをサブミキサーに通したのが失敗でした。お店のメインミキサーではトラックの音量をコントロールできなくなってしまいました。
自分はサックスを吹いているので音量のバランスがサブミキサーでコントロールできず、アンバランスな状態での演奏となり、それが演奏にも影響してサックスもミスが多く、満席のお客様の圧力もあって緊張がすさまじく・・・
終わってから放心状態でしたが、バンドでは得られない到達感がそこにはありました。そして上述したようなミスはそこまでお客様は気にならなかったし、とてもよかったとみんな言ってくれました。ハコの外では「出待ち」までいました!!
それまでの努力が実ったような気になって涙を流してよろこびました。
そこから10年以上ソロで活動することになります。ずっと試行錯誤しています。現在も・・・。
たまにバンドに誘われてサポートサックスやゲストサックスで呼ばれることもあります。そこで悪く言われたことはありません。みんな喜んでくれます。
あの時、あれだけこだわっていたバンドより、自分のための音楽をやる方向を選んだことが現在に繋がっています。現在ではサックスソロとしてのオリジナル曲は数百曲に及びます。その中から厳選してアルバムを4枚リリースしています。ファーストアルバムはJAZZ配信チャートで日本で6位まで行った月もありました。自分はJAZZをやってるつもりはないのですが・・・(笑)
オリジナルばかりでなくカバー曲もやります。
ツアーも検討しましたが10代のころのバンドのツアーがあまりにもきつかったので宿泊しない距離に限定してかならず自宅にもどることができる距離に活動範囲は限定しています。
俺のライブをみたいといって遠方からわざわざ来てくれる人もいます。
最低限のこだわりは必要・・・だけど過度のこだわりは不要!!!
バンドや複数の人間で何かをやり遂げる場合は、誰かひとりのエゴのために全体がダメになる可能性がある!!!
この経験で学んだことは上の大見出しの通りです。なにもこだわりがないのはダメですが、人間相手に一緒にことをすすめるときにあまりにも過度なこだわりを提示するといつか誰かが爆発するでしょう。力関係や組織のヒエラルキーがはっきり契約として確立しているプロの現場ならそれでもいいですが、アマチュアリズム全開の人たちがそのエゴを通そうとしても、相手も同じアマチュアですから通りません。自分がどこまでこだわりをもつかはそれぞれ自由ですが、こだわりをいつまでもこだわっていても進歩はありません。それより努力してこだわりを違う形に変えるほうが賢しい選択かと考えます。おしまい!
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