見出し画像

【取材】トーハクの特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展示内容をご紹介!

こんにちは!
古典Vtuberのよろづ萩葉です。

今年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(NHK)は、
「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の活躍を描くお話です。

そこで、この春、「べらぼう」と連携した特別展が、
東京上野の東京国立博物館(トーハク)にて開催されます。

題して、特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」

タイトルからしてワクワクしますね!

↑こちらの動画で、事前にいただいた資料をもとに、この特別展の見どころをお話ししています。
ぜひ合わせてご覧くださいませ!


蔦屋重三郎とは

蔦屋重三郎は江戸時代、18世紀後半に活躍した出版業者です。
蔦重が手がけた出版物の中で特に有名なのは、喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵でしょうか。

こちらの浮世絵、教科書などで見たことありますよね?
これらの作品を世に出したのが、この蔦重なんです。

蔦重は江戸幕府公認の遊郭・吉原で生まれ育ちました。
吉原のガイドブックである『吉原細見』の出版に携わったのが、出版業の始まりだったそうです。
そして有名な作家や絵師と手を組んで、洒落本や黄表紙など多くの本を世に送り出しました。
本だけでなく、蔦重は時代そのものをつくり上げたといいます。

なんと今回の特別展では、約250点もの作品から、蔦重の全体像を知ることができるそうです。
蔦重がどのようにして江戸時代の一大ブームを起こしたのか、現代の人にとっても勉強になりそうですね。

展示内容の一部をご紹介!

「雛形若菜初模様 丁子屋内ひな鶴」

礒田湖龍斎筆 大判錦絵
安永4年(1775)頃 東京国立博物館蔵
前期展示:4/22~5/18

吉原の遊女に詳しかった蔦重が制作に携わったと考えられている作品です。
「べらぼう」にも登場しましたね。

『箱入娘面屋人魚』

山東京伝作 墨摺小本
寛政3年(1791)正月 東京国立博物館蔵
通期展示 ※会期中、頁替えを行います

蔦重の時代に流行した大人向けの絵入り小説、黄表紙
今でいう漫画のようなものです。
『箱入娘面屋人魚』の作者・山東京伝は蔦重の盟友とも言われ、取締りの対象にされながらも、二人は出版統制に立ち向かったようです。
序文には、蔦重自身が登場します。

重要文化財「エレキテル」

平賀源内作 木製彩色
江戸時代・18世紀 郵政博物館蔵
前期展示:4/22~5/18(後期は複製を展示)

蔦重は作家以外にもいろんなクリエイターたちと交流したそうで、
あの有名なマルチクリエイター・平賀源内による「エレキテル」も展示されます。
蔦重が初めて出版した『吉原細見』では、平賀源内が序文を書いています。

『画本虫撰』

宿屋飯盛撰/喜多川歌麿画 彩色摺大本
天明8年(1788)正月 千葉市美術館蔵
前期展示:4/22~5/18(後期は別本を展示)

蔦重は「蔦唐丸」という名で、江戸時代に流行した狂歌にも参入。
狂歌集や狂歌絵本を刊行します。
その中で見出した絵師が、あの喜多川歌麿

「婦女人相十品 ポッピンを吹く娘」

喜多川歌麿筆 大判錦絵
寛政4~5年(1792~93)頃 東京国立博物館蔵
前期展示:4/22~5/18

現代でも誰もが見たことのあるほどの有名な浮世絵です。

「姿見七人化粧」

喜多川歌麿筆 大判錦絵
寛政4~5年(1792~93)頃 東京国立博物館蔵
後期展示:5/20~6/15

江戸の看板娘を描いたものだそうです。

重要文化財「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」

東洲斎写楽筆 大判錦絵
寛政6年(1794) 東京国立博物館蔵
前期展示:4/22~5/18

作者は、謎の浮世絵師と言われる東洲斎写楽
これもまた知らない人はいないほどの有名な絵ですね。
ちなみに謎の絵師、と言いましたが、写楽の正体は能役者・斎藤十郎兵衛という説が有力です。
「べらぼう」ではどのように描かれるのか、楽しみですね。

喜多川歌麿と東洲斎写楽って、どちらも日本を代表する絵師ですよね。
そんな二人の才能を見出したのが蔦重なんです。

これらの作品ももちろん、今回の展示で見ることができます。
前期と後期で展示内容が変わるものもありますので、展示期間はぜひしっかり確認してください。

さらにさらに、「べらぼう」と連携して、江戸の街を再現した展示も行われるそうです!
ドラマのセットも用いた内容とのことで、江戸時代にタイムスリップしたような気分になれるんです!
これは楽しみですね!

【開催概要】

特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
●会期:2025年4月22日(火)〜6月15日(日)
 ※会期中、一部作品の展示替えがあります
●場所:東京国立博物館 平成館(上野公園)


今年は大阪万博が開催される年でもあり、4月からは関西で大規模な国宝展が開催されます。
同じ時期に、東京では、江戸の文化を堪能できる展示が開催されるんですね。
日本の文化が好きな僕としては、とても心躍る年になりそうです!

上野は江戸城の鬼門に位置し、現在の上野公園一帯は、元々は江戸の街を護るために置かれた寛永寺の境内でした。
ぜひ今年の春は、江戸時代の文化が残る上野で、「べらぼう」の世界を体感してみてください。


最後までご覧いただきありがとうございました!
よろしければスキとフォローをお願いします🖌️

いいなと思ったら応援しよう!

よろづ萩葉 よろしければご支援をお願いします! 活動の費用にあてさせていただきます🖌️