京都の鴨川は、世界有数のベンチスポット
いいベンチがあるまち、京都
大学時代、京都に10年ほど住んでいた夫のメモリアル旅行で、京都市に行ってきた。
歴史があり、文化があり、ローカル感があり、オーバーツーリズム気味ではあったけど、魅力あふれるまちだった。ここで大学生活を過ごせた夫がうらやましい。
そして、グッとくる「ベンチのある風景」に何度も出会った。
やっぱり、私がいいなと思うまちには必ずいいベンチあるなあ。

とくに感激したのは、鴨川の風景。まちの中心部にありながら、自然を感じられる憩いの場だ。

鴨川とセーヌ川は似ている

川に向かって座る人たちを見て、パリのセーヌ川を思い出した。

川に向かって座りたくなるのは、どうやら世界共通らしい。
川の流れがゆったりしていること、ほどよい広さの歩道があること、繁華街が近くにあること、歴史があることなども、鴨川とセーヌ川の共通点だ。
鴨川名物 “等間隔に座るカップル”
ただし、鴨川にはセーヌ川にはない特徴がある。
それが、鴨川名物 「等間隔に座るカップル」。


なぜこれほど絶妙に距離をとれるのか。これが京都人、日本人らしさなのだろうか。
それにしても、ため息が出るほど情緒的で美しい風景・・・。
川沿いの店々が軒先の席を淡い光で照らし、それが水面に反射して消えない花火のように光る。酒もおいしく飲めそうだ。
鴨川を、ベンチを横目にチャリで駆け抜ける
鴨川沿いの遊歩道には、やっぱりベンチがたくさんあり、座っている人もたくさん。自転車で見ていこう!

(前を走っているのは夫)






次は橋の上から見下ろしてみる。

(手前の青年2人はたぶん野鳥を撮っている)

それぞれが、ほどよい距離を保ちながら、好きなように居る。自由でありながら、思いやりのような秩序も感じられる。なんて素敵な空間。
清掃ボランティアの存在
そういえば、写真は撮らなかったけど、鴨川でたくさんの人が清掃している姿を見かけた。
鴨川では、ゴミを置いていく人が後を絶たない一方で、そのゴミを拾い景観を守り続ける市民がいる。清掃ボランティアの存在は、鴨川が地元に人に愛着をもたれていることを物語っている。いまふうに言うと「シビックプライド」というやつか。
その美しさといい、居心地のよさといい、市民との絆といい、鴨川は唯一無二のベンチスポットだった。
