見出し画像

「書きたいこと」を仕事にするには?総勢90名の「書く人」が参加したライター忘年会レポート

「『書く』を続けて生きていく」をコンセプトにスクール・コミュニティを運営するMarble(マーブル)では、2025年12月6日(土)に東京都内「note place」にて、ライター忘年会を開催しました!

ゲストにライター・フォトグラファーとして活躍している伊佐知美さん、Marble講師/ベストセラー作家・いしかわゆき(ゆぴ)さんをお呼びして、「自分だけの『書く』仕事のつくりかた」をテーマにトークセッションを実施。

ライター、編集者など総勢90名が参加し、大盛況のイベントとなりました。2026年に向けて学びや交流を深めた会場の熱気をお届けします。

トークセッション「自分だけの『書く』仕事のつくりかた」

年に2回開催されるMarble主催のライター交流会では、これまでも豪華ゲストによるトークセッションを実施してきました。

今回は、noteで約5.7万人の読者に支持されるライター・フォトグラファーの伊佐知美さん、作家・ライターのいしかわゆき(ゆぴ)さんをゲストにお迎え。「自分だけの『書く』仕事のつくりかた」をテーマに、自分の色を出す自己発信の方法や、やってみたい仕事を獲得するコツなどについてお話しいただきました。

登壇者紹介

伊佐知美/ライター・フォトグラファー

1986年生まれ、新潟県出身。幼少期に転校が多く、最初の転校で上海に滞在したことが旅好きの原点。2度の世界一周や日本一周、4カ国の語学留学、沖縄移住など長年の放浪を経て、2023年夏に第一子を出産。現在は東京↔︎沖縄の子連れ二拠点暮らし。旅×子育ての新しいライフスタイルを模索中。著書に『移住女子』(日・韓)
𝕏 / IG / note

ゆぴ/作家・ライター

早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系卒。Webメディア「新R25」編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆するかたわら、声優やグラフィックレコーダーとしても活動中。ADHDとHSPを抱えながら、生きづらい世界をいい感じに泳ぐために発信している。
著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』は3万部超でベストセラーに。その他著書に『ポンコツなわたしで、生きていく。』『聞く習慣』など。新刊『ADHD会社員、フリーランスになる。』発売中!
𝕏 / note

1記事500円の駆け出し時代からライターとして独立するまで

現在、エッセイやコラムなどの書く仕事で幅広く活躍している伊佐さんですが、ライター1年目は、なんと1記事500円の仕事からのスタートだったそうです。

就職活動で出版社の採用試験を受け続けるもことごとく不採用に。その後、金融業界を経て派遣社員として出版社に入ったものの、書く仕事には関われなかったとのこと。

働くなかで「書く仕事をしながら旅をしたい」という気持ちが強くなった伊佐さん。ライターになる道を開拓しようと、X(旧Twitter)でライター案件をリサーチしました。

そこで見つけた日本の文化や観光情報を紹介するWebメディアの記事制作が、ライターとしての初案件だったと話します。

その後、書いた記事やSNSでの発信をポートフォリオにして、自分が書きたかった旅のメディアに応募。実績を積むにつれて徐々に報酬額を上げていくことができ、生計が立つ見込みが見えたタイミングでライターとして独立を果たしました。

駆け出しから実績を積み上げるときの工夫として、伊佐さんは「自分のクレジットが入る記名記事だけを書くと決めていた」とのこと。

ゆぴさんも「依頼主からクレジットの話がない場合は、『クレジットを付けてもいいですか?』と自分から聞くようにしている」と自身の戦略をシェアしました。

書きたいジャンルがあるなら、自分のnoteで作品例をつくる

次のトークテーマは「ライターのセルフブランディング」について。
noteの発信で自分の世界観を表現されている伊佐さん。そんな彼女が実践しているやりたい仕事を取るためのセルフブランディングについて話してくれました。

「実は、書く仕事を始めたときからエッセイストを目指していました。クライアントワークにやりがいを感じつつも、それだけでは自分がもともと書きたかったことが書けないと気づいて…。次第に自己発信に力を入れるようになりました」

自分の色を出すために始めたnoteでの旅やプライベートの発信が反響を呼び、「同じような路線でエッセイを寄稿してくれませんか?」といった依頼につながったのだそう。

自己発信が仕事につながった伊佐さんのお話を受けて、ゆぴさんからもnoteから仕事を獲得する方法についてのお話が。

駆け出しライターから「自分が好きなジャンルで記事を書くにはどうすればいいですか?」と相談されたとき、ゆぴさんは「自分の欲しい仕事に合わせてnoteを書くといいよ」とアドバイスしているそうです。

「たとえばサウナ系の記事を書きたい場合、プライベートでサウナに行ったときにレポートを書いてしまえば、その記事を使ってメディアに営業ができますよね。そうやって実績をつくっていくのはどうでしょうか?」

実績が少ないうちから実践しやすいアクションとして、多くの参加者が真剣にメモを取っていました。

「自分は何ができる人なのか」をアピールする。これからの時代を生きるライターに必要な、自己発信と商品づくり

続いてのトピックは、「ライターが自分の商品を持つこと」について

伊佐さんは、出産を機にクライアントワークの割合を減らし、ZINE制作やオンラインコミュニティの立ち上げなど、商品づくりに注力していると言います。

伊佐さんはこの決断に至った理由として「子育てをしながらクライアントワークを続けていたら、自分の次の未来を耕す時間がないと思ったから」と話しました。

誰かが人生をかけて取り組んでいることを、文章を通して多くの人に広められるライターの仕事に誇りを持っているという伊佐さん。だからこそ依頼を受ければ全力投球してしまい、自由に使える時間を確保できなかったそう。

そこで思い切って継続案件を大幅に減らし、自分の商品づくりに時間を割ける状況を整えたと話してくれました。

そんな伊佐さんが今年新たに立ち上げたのが「Hearth Port(ハースポート) -旅と写真と文章と-」というオンラインコミュニティ。「ママになっても、もっと自由に。」をコンセプトに、写真や文章などのスキルアップや仲間づくりができる場所として運営しているとのことです。

伊佐さんの商品づくりのお話に対し、ゆぴさんは「私の周りでもクライアントワークの割合を減らして、自分のコンテンツ制作に時間を充てる人が増えているなと感じていて。やはり今の時代はライターも自分の商品やサービスを持っておいたほうがいいですよね」とコメント。

伊佐さんも頷き、「私が自分の自己発信や商品づくりに力を入れているのは、この先もできるだけ長くライターとして生きていけるようにするため」と語りました。

「文章を書く仕事が減っていくと予想されるなか、ライターとして生き残るには、自分はどんなことが書けるのかアピールできるものを持っておくといい。『○○といえばこの人』と認識されることで、仕事の依頼につながっていくはず」

そう語る伊佐さんの表情からは、参加者にもそれぞれ自分らしい「書く」キャリアを実現してほしいという想いが見て取れました。

その後の質問タイムでは「伊佐さんがnoteのフォロワー5万人を達成した秘訣は?」「動画メディアが台頭し、Web記事のPVが減少しているなか、ライターの仕事は今後どうなっていくと思いますか?」などの質問があり、2026年の書くキャリアに向けて会場一体となって盛り上がりました。

今回のトークセッションを通して見えてきたのが、「自分だけの書く仕事をつくるためには、ブランディングを意識した戦略的な情報発信が大事」ということ。

noteなどを活用して「自分はどのジャンルの執筆が得意なのか」「どのテーマに詳しいライターなのか」を発信する。それが自身のブランディングにつながり、自分が興味のある案件が舞い込むようになるポイントだと学びました。

業界の有名人から駆け出しライターまで!あたたかな雰囲気のなかでつながりが生まれた交流会

トークセッションのあとは、軽食を囲んでの交流会を行いました。

業界でも有名なライターや編集者だけでなく、「これからライターに挑戦したい」といった、書く仕事が未経験の方も参加。

「SNSでは交流がありましたが、直接お会いするのは初めてですね」「ライターの仕事を始めたきっかけは何ですか?」などの会話がたくさん飛び交っていました。

イベント後、Xには参加者から多くの感想が投稿されました。学びあり交流あり、それぞれにとって実りの多い夜となったようです。

Marbleスクール7期生募集中!

取材・編集・広報スキルが身に付くMarbleスクールは、現在7期生を募集しています(申込受付は、2026年1月29日(木)まで)。

ライターとして「書く」仕事の幅を広げたい方、Marbleスクールで新たな一歩を踏み出してみませんか?

下記のリンクより公式LINEに登録して、ぜひ最新情報をチェックしてみてください!

▼Marbleスクール公式サイト

■募集期間:2025年12月8日(月)~2026年1月29日(木)
■開催期間:2026年2月7日(土)~5月30日(土)

▼お申し込み・問い合わせはLINEまで

〈執筆=ろぼ(@robowebwriter)/写真=水元琴美(@cotsu_ghn)/編集=まりしゅん(@bubbly_free)/監修=えるも(@chanmoexx)〉


いいなと思ったら応援しよう!