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AI時代でも「書く仕事」を続けるには?90名が集まったライター交流会レポート

「『書く』を続けて生きていく」をコンセプトにスクール・コミュニティを運営する「Marble」では、2025年5月24日(土)に都内「note place」にて「ライター交流会」を開催しました!

ゲストにWebライターラボ主催・中村昌弘さん、Marble講師/ベストセラー作家・いしかわゆき(ゆぴ)さんをお呼びして、「AI時代のライター生存戦略」をテーマにトークセッションを実施。

ライター、編集者など、約90名の「書く」仕事に携わる方が参加し、大盛況のイベントとなりました。

AI時代を生きるライター必聴のトーク内容をレポートにまとめましたので、ぜひお読みください。

トークセッション「AI時代のライター生存戦略」

年に2回開催されるMarble主催のライター交流会では、これまでも豪華ゲストによるトークセッションを実施してきました。

今回は、約1500名が所属するWebライターラボ主催の中村昌弘さん、Marbleスクール講師であり、作家・ライターのいしかわゆき(ゆぴ)さんをゲストにお迎え。「AI時代のライター生存戦略をテーマに、これからの時代、ライターに求められるマインドや仕事術についてお話しいただきました。

登壇者紹介

中村昌弘/ライター

株式会社なかむら編集室代表。1985年生まれ、埼玉県出身。2016年にWebライターとして独立し、現在は取材、執筆、ブックライティングや書籍の編集、Webメディアのコンサルティング、法人向けの文章講義など、幅広く活動している。著書は『ライターとして生きていく』『Webライターフリーランス入門講座』。約1500名のメンバーが在籍するライターコミュニティ「Webライターラボ」を運営中。
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ゆぴ/作家・ライター

Webメディア「新R25」編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆するかたわら、声優やグラフィックレコーダーとしても活動中。ADHDとHSPを抱えながら、生きづらい世界をいい感じに泳ぐために発信している。著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』が3万部超でベストセラーに。新刊『がんばれない私のゆる時間術〜やりたいことがすぐできる余白のつくり方〜』発売中。
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“編集者視点”を身につけてAIを使いこなす。AI時代のライターに必要なスキルとは

「AI時代のライターに求められるスキル」というテーマで、最初にゆぴさんから挙がったのは「記事の目的を理解して書く“編集者視点”」でした。

AIが一通りの文章を書けるようになった今、ゆぴさんのもとには「初稿をAIに書かせてみたが、パッとしないから編集してほしい」という依頼が多くなってきたそうです。

AIは指示された通りに出力できるとはいえ、まだまだプロのライターのように文章で読み手の心を動かすことは難しいのが現状。「読まれる記事」に仕上げるためには、スキルのあるライターが手を加える必要があるのです。

このように「AIが初稿を書き、人間が編集する」仕事が増えた状況で求められるのが、「記事の目的を理解して推敲する力」だとゆぴさんは言います。

与えられた執筆業務をこなすだけでなく、記事の向こう側の読者を意識して「どうすれば記事のメッセージが伝わるか」を考える。そんな編集力が大切だというお話でした。

一方、中村さんは、他のライターによるAI活用の実態に触れながら「SEOライターはAIを使って執筆をする能力が必須になっている」と説明。

AIは、SEO記事の執筆に必要な、インターネット上の情報を抽出する作業に長けています。ライターには、AIをうまく活用し、記事制作を効率化する力が求められているとのことでした。

AIに任せられる部分は任せつつ、人間の目線で企画の意図やメッセージを深く読み取り、伝わる形に仕上げていく。そのバランス感覚こそが、AI時代のライターに求められるスキルだと言います。

AIを使った推敲でよりよい原稿に。これからのライターが実践したいトレーニング方法

編集力が必要だと話したゆぴさんに対して、中村さんから「編集力はどう鍛えればよいのか?」と質問が挙がりました。

ゆぴさんは、「編集者からのフィードバックを吸収し、自分の中に編集者視点を育てること」が大切であると回答。赤入れを見ながら「なぜその修正が入ったのか」を考えて、次の執筆に活かす習慣が必須とのことでした。

ゆぴさんの意見を受けて、中村さんからは「フィードバックをもらえない環境では、書いた原稿をAIに編集してもらうのがおすすめ」とお話がありました。

自分で推敲するだけでは、思い込みによる見逃しが発生することもあります。AIに見てもらうことで、客観的視点から改善ポイントが見つかるとともに、自分の文章力アップにもつながるのです。

また、 AIがまだ人間に追いつかない「ゼロからコンテンツを生み出す力」をつける方法として、ゆぴさんから「メディア分析を通して行うことで企画力を鍛えるといい」というお話がありました。

企画をゼロイチから作ることで、記事が世に出る目的を見る力が養われます。メディア分析で「読者ターゲットは誰なのか」「次に載せるならどんな記事が良いか」を考えることで、与えられた記事を書くだけのライターからステップアップできるのです。

「体験」と「内省」で自分なりの言葉を見つける。AIに書けない文章を書くために

「正確な情報をまとめる」だけでは、AIとの差別化は難しい時代。では、今後、人間のライターが発揮すべき強みとは何なのでしょうか?

ゆぴさんは、「従来のライターには、個性を消して黒子になることが求められていたが、AIの台頭によって逆に個性が求められるようになった」と話しました。

スマホ一つで高性能なAIが使えるようになった現代、AIに聞けばわかる情報には希少性がなく、なかなか目に止まりません。

結論に辿り着くまでの根拠を、データではなく経験から語れるのが人間の強みであり、AIと差別化ができるポイントなのです。

その話を受けて中村さんは「個性を出せるようになるには、内省の習慣をつけて自己理解を深めておくことが大切。日ごろからnoteの執筆などを通して思考の言語化を続けることがおすすめ」と言いました。

内省のコツは、自分の感情が大きく動いた瞬間にフォーカスすること。「なぜそう思ったのか?」の深掘りをしていくことで、自己理解が深まり、自分の個性を活かした言語化ができるようになるとのことです。

今回のトークセッションを通して見えてきたのは、「AI時代だからこそ、人間にしかできない個性を活かした表現がますます大切になる」ということでした。

AIを使って生産性を高めつつ、自分ならではの思考や体験を届ける力を磨く。そのような積み重ねが、これからのライターに求められる新たな生存戦略なのだと、多くの参加者が実感しました。

90人の「書く」仲間が一堂に。新たな出会いが生まれた交流会

トークセッションのあとは、軽食を囲んでの交流会を行いました。

ライター・編集・広報など現役で「書く」仕事に関わる人だけでなく「まだnoteを書き始めたばかりなんです」といった駆け出しの人まで。

「SNSでまたつながりましょう!」「ぜひ一緒にお仕事しましょう!」といった声が飛び交い、あっという間に過ぎた1時間。参加者それぞれが、新たな刺激とつながりを胸に帰路につきました。

Xでは「学びになった!」「楽しかった!」といった感想がたくさん。学びと交流、どちらも楽しみ、有意義で充実した1日になったようです。

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Marbleスクールは、インタビュー・編集・広報を中心に「書く」+αのスキルを身につけ持続的なフリーランスライフを実現するスクールです。2025年8月に6期の開講が決定。現在、受講生を募集中です(申込受付は、7月24日(木)まで)。

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■募集期間:2025年5月26日(月)~7月24日(木)
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〈執筆=れじちょ(@rezityan)/写真=水元琴美(@cotsu_ghn)・朝川真帆(@mapo_foodweb)/編集=まりしゅん(@bubbly_free)/監修=えるも(@chanmoexx)〉


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