Yahoo広告アカウント停止から復旧できない理由|実務で多いケース|却下され続ける本当の理由
対象:
Yahoo!広告
Googleと比較して「相談の余地がある」と言われるYahoo広告ですが、
それでも復旧できないケースは確実に存在します。
ポイントは、
違反内容よりも“運用姿勢”が見られていること。
■ 前提:Yahoo広告の停止には2種類ある
①復旧可能アカウント停止
②復旧不可 アカウント停止
①の状態から復旧しても、繰り返し停止が続きますと
②の状態となり、復旧ができなくなります。
■ 復旧困難ケース①:回避行為が疑われた場合
Yahoo広告でも近年は回避検知が強化されています。
具体例:
停止後に別アカウント作成
同一ドメインで再出稿
別名義決済で再申請
同一IP管理
特に
支払い情報
管理者メール
ドメイン
会社情報
の整合性はチェック対象。
回避認定されると、
異議申し立ての通過率は大幅に下がります。
■ 復旧困難ケース②:虚偽・誤認表示が悪質と判断された場合
Yahoo広告は日本法準拠色が強い媒体です。
以下は重く見られやすい:
医療資格の誤認
「必ず稼げる」など断定表現
架空実績
公的機関を想起させる表現
虚偽報告
特に景表法・薬機法関連は慎重です。
その他にも検索広告の場合、広告文を作成する際、
「商標の使用制限」がされている場合があります。
これは商標権者が自社のブランド毀損を防ぐために広告文での商標の使用を制限する申請をされている状態であり、
使用許諾をもらっている企業以外、制限されている商標を使うことはできません。
その際、「どうしても制限されている商標を使いたい」となる場合もあり、
「商標に真似た文言」で広告文を作成しようすると、
虚偽報告に該当し、アカウント停止になる場合があります。
【例題】
・ブランド名「カルティエ」
→「力(漢字の「ちから」)ルティエ」や「カルティ工(漢字の「コウ」)」など
上記のような例題などをされた場合、単なる文言修正では済まず、
ビジネス自体の信頼性審査に入る場合もあります。
■ 復旧困難ケース③:高リスク商材で繰り返し否認
例:
投資副業
美容医療
ダイエット商材
サプリメント
民間療法系
単発否認は問題ありません。
しかし
否認
↓
文言変更のみ
↓
再否認
↓
再出稿
これを繰り返すと
「改善意思なし」と判断されます。
■ 復旧困難ケース④:本人確認ができない
Yahoo広告のアカウント停止理由の1つに「本人確認書類の提出」が求められるケースがあります。
これはアカウントを初めて作成した直後に求められることが多く、
理由は以下の状態の場合がほとんどです。
確認用URL内に主体者情報が記載されていない
URLに主体者情報は記載されているが、登録した企業情報と異なる
他にも企業情報(社名や住所)が変わってしまし、
サイト内やアカウントの企業情報を編集をしていない場合は、
本人確認書類の提出を求められ、その間はアカウントが停止状態となります。
法人で申し込みをした場合は必ず「登記簿」と「公共料金の領収書」などの提出、
個人事業主で申し込みされた場合は「運転免許書」などの個人を特定する書類と「公共料金の領収書」などの提出が求められます。
※その他にも納税証明書や社会保険料の領収書などでも代用できます。
この理由は「広告を出したいサイトの所有権を持っている、または代理で運用しているのか」や
「会社情報を虚偽報告していないか」などを
複数の書類を提出していただくことで確認しています。
そのため、「レンタルスペースのため公共料金の領収書がない」や
「最近企業登録をしたばかりのため、登記簿がまだ手元にない」などの状況になっている場合でも、「必要書類を提出するまではアカウント再開不可」となります。
※広告取扱基本規定にもYahoo!側の求めるタイミングで書類の提出する必要があると記載されており、
基本規定に同意の上、利用を始めるとチェックして利用を開始しているため、
書類の準備はできないは通じないことなります。
これらを回避するためには、最初の企業情報やサイト内の主体者情報をしっかりと記載していれば、書類の提出を求められることはありませんので、
法人の場合は登記簿の登録通りの企業情報を申し込み時に記載し、
サイト内にも主体者情報を記載しましょう。
個人事業主の場合もサイトと申し込み時の個人情報が一致するように、
しっかりとサイト内の情報を記載しましょう。
■ 復旧できるケースとの違い
復旧できるケース:
✔ 初回違反
✔ 違反内容の修正
✔ 表現全面見直し
✔本人確認書類の提出
復旧できないケース:
✖ 過去複数違反
✖ 言い訳中心の申立
✖ 回避疑い
✖ 改善が表面だけ
Yahoo広告は「説明力」を見ます。
■ 却下され続ける異議申し立ての特徴
よくあるNGパターン:
「なぜ違反か分かりません」
「他社もやっている」
「売上に影響が出ています」
「必要書類の準備ができない」
「数日前までは配信出来ていたのに急に止まったので再開してほしい」
感情的文章
審査は感情では動きません。
アカウント停止の場合は会社として信用ができないと判断されているため、
信用を取り戻す努力をする必要があります。
基本的にアカウント停止になった場合、再開が可能な場合は
具体的な解決策を広告主に提示しており、
不明点があればサポート窓口で確認することもできます。
■ それでも復旧できないケース
以下は非常に厳しい:
不正決済履歴
悪質誤認判定
回避履歴あり
同一法人で繰り返し停止
この場合は
法人変更
ドメイン変更
事業再設計
レベルが必要になることもあります。
Yahoo広告側でもアカウント停止になった企業の情報は管理しているため、
基本的に再開不可と判断された場合は、同じ法人や個人事業主としては
今後Yahoo広告は利用できないと思ったほうが良いです。
■ 結論
Yahoo広告は
「相談できる媒体」ではあります。
しかし、
✔ 信頼が残っている場合のみ
です。
停止から復旧できないのは
ポリシーの問題というより
“信用を失ったかどうか”。
日々の出稿姿勢が、
停止後の未来を決めます。
