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私にとってお金は"変化に必要なもの"だった|ハッピーライティングマラソン#45

こんにちは。

ちょうど本田健さんの
『スイス人銀行家の教え』を読んで、
お金について改めて向き合った記事を
書こうとしていたところでした。

そんな中、
今週のハッピーライティングマラソン#45のお題が
「あなたにとってお金を一言で表すなら、どんな存在?」

ということで、
これはタイミングだなと思い、
便乗して書いてみようと思います。


お金が、怖かった。

正確に言うと、

お金そのものが怖かったわけじゃない。

お金によって、
何かが変わってしまうことが、怖かった。

そのことに気づいたのは、
ある本の一節に立ち止まったときでした。


本田健さんの
『スイス人銀行家の教え』の中に、
こんな問いがあります。

「あなたにとって、お金とは何ですか?」

この問いに、私はすぐに答えられませんでした。

お金についての本は、たくさん読んできたのに。
増やし方も、守り方も、使い方も、
社会との関係も、
ある程度わかっているつもりだったのに。

「自分はお金をどう思っているのか」

その答えを、私は持っていなかった。

少し驚きました。

だから今回、ChatGPTを使いながら、
自分のお金との歴史を掘り下げてみることにしました。
いわば、「お金の履歴書」を作るような作業です。

そうしてようやく見えてきたのが、
ずっと心の底に沈んでいた言葉でした。


お金の本を、たくさん読んできた

これまで私は、
お金についていろんな本を読んできました。

有名なものも、マニアックなものも、
気になったものは
片っ端から手に取ってきたと思います。

たくさん読んできたけれど、
読むたびに、そのときの自分が
違う受け取り方をしている。
それだけ、お金というテーマが、
人生のステージによって見え方が
変わるということなのかもしれません。

そしてそれだけ読んできたのに、
『スイス人銀行員の教え』の中の
「あなたにとってお金とは何ですか?」
という問いに、
私はすぐ答えられなかった。

お金の仕組み、守り方、使い方、
社会との関係、夢とのつながり。

いろんな角度から理解してきたつもりでした。

でも、どこか足りなかった。

それが何なのか、長いことわからなかった。


私にとって、お金とは「変化に必要なもの」だった

言葉にしてみると、こんなふうになりました。

お金は、
・自由になれるもの。
・選択肢を広げてくれるもの。
・安心できるもの。
・誰かを助けるためのもの。

でも同時に、
・持ちすぎてはいけないもの。
・人を変えてしまうもの。
・家族を壊すもの。
・孤独にするもの。

同じお金なのに、
真逆のイメージを持っていました。

でもその二つに共通しているのは、
どちらも「何かを変える力」だということ。

私にとって、
お金とは「変化に必要なもの」
なんだと思います。

人生の岐路には、
いつもお金が関わっていました。
進学も、就職も、結婚も、子育ても、引っ越しも。
余裕があるのか、ギリギリなのか。
それだけで、選べる選択肢が
まったく変わってくる。

そして今、子どもを育てていて、
それをより強く感じています。

出産も、子育ても、教育費も、
子どもとの時間や経験も、
全部お金が関わっている。

将来の選択肢、視野の広さ、
どんな経験ができるか。
それもすべて、お金の余裕によって変わってくる。

お金が怖かったのは、
その変化の力が怖かったからだと思います。

でも考えてみれば、
私自身の人生も、ずっとそうでした。


私を作ってきたもの

私が育った環境、通った学校、積んできた経験。

振り返ると、そのすべてに
お金が関わっていました。
同時にお金と向き合うことで
父との関係から目を逸らすことは
できない現実がありました。

ずっと私は母に影響されてきたと
思っていましたが、
この課題に向き合えば向き合うほど
父の存在が大きく出てきました。

私の父は、
男のロマンの塊のような人
でした。

会社を経営し、
自分の欲求を所有物で満たすタイプ
で、

自分が欲しいと思ったものは、
手に入れる人
でした。

子どもの頃の私は、
「お金があるって、すごいことなんだ」
と思っていました。
もちろん生活に困ることは一度もなかったし、
欲しいものが手に入らないことも
ほとんどなかった。

周りから見たら、
恵まれている家庭だったと思います。

でも、どこかずっと違和感がありました。

家族で出かける場所は、
いつも「父が楽しめる場所」でした。
クルーザーで海に出ることもありました。
周りから見たら、
きっと特別な体験だったと思います。

でも私は、砂浜で遊びたかった

貝殻を拾ったり、波に足をつけたり、
ただ家族で笑っていたかった。

どこか気を遣っていて、
どこか父の機嫌を見ていて、
「家族みんなで楽しむ時間」というよりは、
「父を中心に回っている時間」だった気がします。

そして父は、家族を裏切ったこともありました。
平日も休日もほぼ家にいませんでした。

子どもながらに、
その空気は感じていました。
「我が家は普通の家庭ではない」のだと。

母は、経済的には恵まれていたと思います。
でも、精神的にはとても大変だったはずです。
表では普通に過ごしていても、
見えないところでたくさん我慢していたはずです。

「こんな人生にはしたくない」

そう思いながら、育ちました。

しかし、母がいたおかげで
何事もなく兄弟擦れることなく
普通に幸せに成長できました。


今になって、少しだけ思うこと

でも今になって、
少し見え方が変わっていることもあります。

ある意味父中心の家庭だったし、
父はいないものとして生活が成り立っていました。
子どもの頃は寂しいと感じることも多かった。

それでも、父は父なりに、
私たちにできることをしてくれていたんだと思います。

少し不器用だったのかもしれない。
自分がしてもらって嬉しかったこと、
自分が良いと思っていることを、
そのまま私たちに与えてくれていたのかもしれない。

それは、自分が親になってみて、
初めてわかることでした。

完璧な親なんていない。
いつも正解を選べるわけでもない。

「これでいいのかな」と思いながら、
それでも精一杯で子どもに向き合っている。
きっと父も、同じだったんだと思います。

ただ当時の私は、
父の姿をそのまま見ていたわけではありませんでした。

父は仕事で忙しくしていて、
日常の中で一番近くにいたのは、でした。
だから私は、母の感じていること、
母の見ている父の姿を通して、
父を見ていた部分が大きかったんだと思います。

それだけが、父のすべてではなかった

今なら、少しだけそう思えます。

私はずっと、
父とはどこかで割り切った関係
だと思っていました。

父は父の人生。
私は私の人生。
価値観も、正義も、きっと違う。

でも、やっぱり親子なんだと思います。

どれだけ距離を取ろうとしても、
完全には切り離せない。
良くも悪くも、
自分の中に父の一部がある。

だから私は、受け取るものと手放すものを、
自分で選ぶこと
にしました。


それでも、感謝している

ここまで整理して、
ひとつの気持ちに行き着きました。

父に不満を持っていた部分がある。
欠けていると感じていた部分もある。

でも、

私自身の人生に、
我慢をせずに自由に選択できたことは、
本当に感謝しています。

行きたい学校に行けた。
経験したいことができた。
選べた、ということ。

それは、
お金があったからこそ、
選択肢があったからこそ、

のことでした。

「お金が変化に必要なもの」だとするなら、
私はその恩恵を、ちゃんと受けてきていた。

そのことを、素直に認めることができました。

だからこそ今、
子どもたちに同じことを
してあげたいと思っています。

出産も、子育ても、教育費も、子どもとの時間も、
全部お金が関わってくる。
将来の選択肢、視野の広さ、
どんな経験ができるか。
それは、私たち親の選択にかかっている部分がある。

お金をどれだけ持つかじゃなくて、
どう使うか。
何のために稼ぐか。
誰のための豊かさなのか。

その問いを間違えたとき、
お金は人を不幸にする。

でも、ちゃんと向き合えば、
お金は人の人生を動かす力になる。


私にとっての豊かさ

だから私は考えました。

私にとっての豊かさって、なんだろう。

思い浮かんだのは、シンプルな光景でした。

緑のあるテラスで、
ゆっくりコーヒーを飲む時間。
家族でテニスをして笑い合う時間。
犬と浜辺を散歩する時間。
キャンプをして外でごはんを食べる時間。
カフェでモーニングを楽しむ、
なんでもない朝。

特別じゃなくていい。
豪華じゃなくていい。

ただ、自分で選べること。

夫が自分の夢を追えること。
子どもたちがそれぞれの道を選べること。
世間体じゃなく、常識じゃなく、自分の意志で。

誰かを傷つけず、誰かを蹴落とさず、
まっすぐに自由に。

それが、私にとっての豊かさでした。


最後に

お金は、変化に必要なもの。

どんな変化にするかは、自分で選べる。

私はこれから、
お金に振り回される人生ではなく、
お金を使って人生を選べる人になりたい。

そして、家族みんなが
それぞれの人生を自由に楽しめるように。
そんな「ちょうどいい豊かさ」を、
これから作っていきたいと思っています。

今も、正解はわからない。

ただ、あの問いにちゃんと
向き合えたことで、
ずっと言えていなかった言葉が、
出てきた気がします。

お父さん、ありがとう。

いろいろあったけど、
選択肢をくれたことは、
感謝しています。

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