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アジサイ(紫陽花)Hydrangea macrophylla

初夏の爽やかな青空に映える、しっとりとした気品をまとった水の花。

渡独した2007年当時はお目にかかれなかった多様な品種が、いまやドイツの街角でも手軽に出会えるようになりました。

切り花よりも愛おしい鉢植えは、日々の水やりとともに毎年大きく育ち、いけばなの世界を豊かに彩ってくれます。

梅雨のない異国の地にあっても、瑞々しく咲き誇る姿は、見る人の心に涼やかで清々しい景色を運んでくれます。




花写真



花の基本情報

和名:アジサイ(紫陽花)
別名・通称:ハイドランジア、七変化(しちへんげ)、刺繍花(ししゅうばな)
学名:Hydrangea macrophylla
独語名:Garten-Hortensie
英語名:Hydrangea / French hydrangea
科属:アジサイ科(ユキノシタ科) アジサイ属
分類:落葉低木
原産地:日本(自生種はガクアジサイ)
開花期:5月から7月
花色:青、紫、ピンク、白、赤
背丈:1〜2m
花言葉:「移り気」「冷淡」「辛抱強い愛情」「一家団欒」

特徴

アジサイの最大の特徴は、私たちが「花」として楽しんでいる部分が、実は花びらではなく「装飾花(そうしょくか)」と呼ばれる発達した「萼(がく)」である点です。本当の花(両性花)は、装飾花の奥に小さくひっそりと咲いています。

また、土壌のpH(酸度)によって花色が変わる性質があります。

土が酸性なら「青色」、アルカリ性なら「ピンク色」に傾きます。これは土中のアルミニウムが吸収される度合いによるものです。近年は品種改良が非常に盛んで、手まり型に大きく咲くものから、額縁のように周囲だけが咲くガクアジサイ、アンティーク調の色合いに変化する秋色アジサイまで、多彩な表情が魅力です。

育て方

1. 栽培環境

  • 置き場所: 半日陰(午前中に日が当たり、午後は日陰になる場所)を好みます。強い西日や直射日光に当たると、葉焼けを起こしたり、乾燥で株が弱ったりするため注意が必要です。

  • 土質: 水はけが良く、かつ適度な保水性のある土を好みます。花色を青くしたい場合は酸性土壌(鹿沼土など多め)、ピンクにしたい場合は緩効性の有機質肥料や苦土石灰を混ぜてpHを調整します。

2. 水やり・肥料

  • 水やり: 水分を非常に好む植物です。地植えの場合は根付いた後は雨水で十分ですが、乾燥が続く日はたっぷりと与えます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまで旺盛に水やりをしてください。特に開花期は水切れを起こしやすいので要注意です。

  • 肥料: 冬の休眠期(1月〜2月)に寒肥として有機質肥料を与え、花後(7月〜8月)に株を回復させるためのお礼肥(おれいごえ)を与えます。

3. お手入れ(剪定・植え替え)

  • 剪定: 最も重要な作業です。花が終わった直後の7月中旬〜下旬までに、花から2節ほど下の芽の上で切り落とします。アジサイは夏以降に翌年の花芽を形成するため、秋以降に深く剪定すると翌年花が咲かなくなります。

  • 植え替え: 鉢植えの場合、根詰まりを防ぐため1〜2年に1回、花後または落葉期(11月〜2月)に一回り大きな鉢に植え替えます。

育て方は、あくまで私自身の栽培記録(覚え書き)として残しています。


いけばな

いけばな花材としての特徴と扱い方

  • 「塊(マッス)」としての強い存在感
    丸く集まった装飾花は強い量感を持ち、作品の主軸(しゅじく)や重心として据えることで、圧倒的な安定感と華やかさを生み出します。

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「センス」よりも、必要なのは「理由」でした。 いけばなを通じて、自分を見つけるコミュニティ。 ◆ い…

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