小顔vs美白—タイと日本の美意識の違い
「顔が小さくてかわいいね。」
エレベーターに乗り合わせた日本人の方が娘にかけてくれた言葉だ。紛れもなく、誉め言葉のつもりで声をかけてくれたのであろう。
その場にいたタイ人の夫は日本語がわからない。
「娘は顔が小さくてかわいいね、だって。」
と訳して伝えたところ、一瞬困惑する夫。
そう、タイだとあまり耳にしない誉め言葉だからだ。
日本では、小顔への熱がすごい。
小顔マッサージ、小顔に見えるメイク術、芸能人の〇〇さんが超小顔etc…かなり重要視されている。
顔が小さい=美、かわいい
そんなニュアンスだろう。
褒め言葉として日常的に使われ、ポジティブな意味合いしか持ち合わせていない。
娘は定期的に「小顔だね」と声をかけられる。
今のところ、その全員が日本人だ。
では娘は、タイ人からはどんな誉め言葉を真っ先にかけられるのか。
それは「肌」へのこんな言及。
「肌が白くてかわいい。」
そう、タイでは美白命。一に美白、二に美白、三に…以下省略。顔の造形美よりも、肌の白さが優先されると言ってもいい。※もちろん、タイにも多様な価値観があり全員がそうとは限りません。
実際、美白クリームやサプリメント、美白医療施術で溢れている。美白至上主義、そんな価値観が根強い。
顔のサイズ感よりも、肌の明るさに注目がいく。
そんな娘だったが、最近では外遊びが増えてすっかり日焼けし、「肌が白い」という誉め言葉をかけられなくなった。
代わりに(?)、
「目が大きいね」と声をかけられるようになった。
これは日本人からもよく言われるフレーズだ。
…なるほど、「目が大きい」という子供への声掛けはタイと日本で共通しているということか。興味深い。
娘が第一声でどんな誉め言葉をかけられるか。
それを比べてみたら、日本とタイの美意識の違いが見えた。
国が変われば、美の感覚も変わる。
これだから文化の違いは面白い。
mari.
あとがき もとい おしゃべり
美的感覚って、成長のどの段階で刷り込まれるものなのでしょう?思春期にはもうある程度は固まっていますよね。
私は思春期は日本で過ごしたから美意識は日本に近い、という仮説は自分的に納得がいくな。
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