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ティッシュ一枚から始める「ゼロ印象戦略」――プロ講師のためのアロマ活用術

アロマテラピーは「癒しのアイテム」として知られていますが、
用途は「癒し」だけにはとどまりません。
使い方次第で、セミナー会場の空気を理想の状態に近づけることもできますし、受講生や講師のメンタルを整えることもできます。

それは「好きな香りを嗅げばなんとなく良い気持ちに…」というような
「気分の問題」ではなく、香りと神経系の関係で説明できます。

ここでは先ず、香りと脳との関係を説明し、
次に、セミナー会場の空気を整えるために最適と私が考える香りを二つ、
講師自身のメンタルを整えるために推奨する香りをひとつ 、
計三種類の、良く知られた香りをご紹介します。

もちろん香りに敏感な方や、強い香りが苦手な方にも十分配慮した使い方も、合わせてご紹介します。

そのあとで、セミナーからは少し離れて、
「こんな香りや、こんな使い方」といったアロマ関係の話題をご紹介し、

最後に、アロマを使う際のご注意 を記載いたします。

末尾にはオンラインセミナーの録画も載せました。
ご活用ください🍀


1.アロマテラピーって何?

本題に入る前に「アロマテラピー」について簡単に説明します。

・アロマテラピーとは


植物の香りを楽しみながら、その香りの成分を使って、
体や心のバランスを整える生活の知恵です。

“テラピー”ってあるけれど、治療そのものを意味してはいません。
でも“テラピー”という言葉で、薬になりそう、というイメージは強いです。

アロマテラピーでは、精油(エッセンシャルオイル)を使うのが一つのポイントです。

・精油(エッセンシャルオイル) とは

精油は植物から抽出されたものです。
だから百パーセント天然のものですが、濃縮されているので、自然の状態とはいえません。
とても濃いので必ずしも安全とは言えません。

濃いので、ほんのちょっと使うだけで香りは豊かに昇ります。
それが私たちの体にも心にも働きかけてくれます。

2.香りと脳との関係

私たちの脳には 大脳、小脳、脳幹…といった部位があります。

最も大きな大脳には、大脳新皮質と大脳旧皮質があります。
新皮質は別名「知性の座」ともいわれ、人間の脳で特に発達している部分です。思考、意思、言語などの知的な活動を支配しています。

一方の大脳旧皮質は別名「本能の座」とも呼ばれ、食欲など本能的な行動に関わるほか「快・不快」「恐怖」「怒り」などの感情も支配する、原始的な部分です。

旧皮質は情動反応とも深く関係があることが分かっています。
情動反応とは、外の情報にどんな意味があるのかを過去の記憶や経験と照合して素早く反応する動きです。

大脳の下にある小脳は身体運動や平衡感覚を支配、脳幹には 体温や血圧を調節する視床下部、ホルモン分泌を支配する脳下垂体などが集まっています。そこからのびる延髄は呼吸や循環をコントロールする中枢です。

五感のうちの嗅覚を除いた四つの感覚の刺激は、先ず大脳新皮質に伝わり、知性に処理されたうえで旧皮質に伝わります。体が反応するのはそのあとです。
ところが、五感のうちの嗅覚だけは、鼻の奥の嗅上皮を経て、新皮質を通らずに直接旧皮質に届きます

そのため人は、香りの刺激によって、考えるより先に「快・不快」を区別し、心身が反応し、感情が動くのです。

3.シーン別「お守りアロマ」三選!


今回は紹介する香りを、誰にでも親しみのある三つに絞って、シーン別にとり上げました。

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