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ベソ活!〈別荘購入活動記〉エピソード0 ~ 義実家の別荘が売却される

私たち夫婦は秋には紅葉狩りを楽しみ、今年の春もお花見で義実家の別荘を利用して、食わず嫌いがウソのように別荘地のメリットを実感するようになっていました。

高原なので真夏でも涼しくてクーラーを必要とせず、朝起きると聞こえる鳥のさえずり、森に面したテラスでいただくコーヒーが何とも美味しくて、都会育ちゆえに自然を愛する私はすっかりハマっていた。

何より気に入ったのは現地の水で、一帯には贅沢にも天然水が流れており、多少の塩素で消毒された私設の水道が敷かれている。

その水が美味しいのは勿論のこと、お風呂にすると不思議なことに温泉効果が得られ、お肌はスベスベ、身体は芯まで温まる。

普段から水にこだわる私にとって、天然水が飲めるというのは大きなメリットで、後に別荘を買うことになった決め手が「水」でした。

「今年の夏も楽しみだね(笑)1週間じゃ短いから2週間は滞在しようね」
「ちょっと足を延ばして〇〇行ってみない? 前から行ってみたかったんだよ。。。そうそう、高原ビールが飲み放題のレストランも行こう!」


「まりあ。。。残念な知らせだよ? 実家の別荘、売ることになりそうだ」
「えっ、どういうこと? 私たちにくれるって言ってなかったっけ?」

「隣のオヤジさんがさ、建物ごと売ってくれって言ってきたらしい。。。なんでも、高齢のお父さんを隣に住まわせたいんだって」
「え、そうなの。。。? だったら仕方ないかなぁ 、残念だけど」

「隣のオヤっさん、実家が近くにあるらしいんだけど、お父さんがクーラー苦手で涼しいとこに住まわせたいんだって」
「あぁ、わかる~。私もクーラー苦手だもん。。。けど、あの別荘、朽ちかけてるじゃない? あんな建物にお爺さんを1人で住まわせて大丈夫かな」

別荘の隣人は当初、老いた父親を住まわせたいから義実家の物件を売ってくれと持ち掛けてきたのですが、後にそれが口実だったことが分かります。


「別荘が売却されたらどうする? 私たちの夏の逃げ場がなくなっちゃう。。。その話、もう決まってるの?」
「あんたたちが相続するなら、あげるわよってオカンは言ってるけど、もらう気ないしな~ (苦笑)」

「え、そうなの。。。? うちが相続して建て直すんじゃなかったの?」
「いや、あの土地じゃない方がよくない? どうせなら、もっといい土地買って建てたくない?」
「たしかに。。。あんまり広い土地じゃないし、周りに家がたくさん建っちゃって別荘感には欠けるよね」

「それにさ、あの別荘、手放すチャンスだと思うんだ。。。誰も相続しないなら残されても困るじゃん? あんな古い別荘、買ってくれる人がいるなら御の字だよ」
「それもそうだね。。。仕方ない、私たちはいずれ別の土地を探そうか」


その後、義実家の別荘売却の話がトントン拍子にまとまって、9月には引き渡すと義母から聞かされました。

やり手の義母は相場の倍近い価格で話をまとめ、よくあんな朽ちかけた物件を高値で売り抜けたな~と感心している。

それなら手放すのが賢明だと私も思いましたが、雨戸が錆びついて床が腐っているような建物に高齢者を住まわせて大丈夫かなと。

隣人は商売をしていて羽振りが良さそうなので、きっとリフォームするんだろうと思っていたのですが、後に別の意図で買い取ったと知ることになる。

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