伝わらないなんて、もう終わりにしよう。
こんにちは、藤本まりです。百貨店の公式noteを書いていたり、
経営者の頭の中を“戦略会議”で整えていたりします。
無理なく紹介され続け、売上も自然に積み上がっていく。
そんな状態を一緒に整えながら、経営の土台づくりと次の成長をサポートしています。
頑張っているのに、なぜか伝わらない。
一生懸命やっているのに、報われない気がする。
あぁ、どこまで頑張ればいいんだろう。
──そんなふうに感じたことはありませんか?
けれど、それは「実力が足りない」からではありません。
あなたの努力が、“伝わる形”になっていないだけかもしれません。
つまり見えていないのです。
伝わらなければ、存在しないのと同じです。
「察してよ」「わかってくれるはず」──そんなことはありません。
まずは、自分が“伝える努力”をしてきたかどうか、問い直してみてほしい。
「なんでわかってくれないの」と拗ねる前に、できることがあるはずです。
そう強く思うのは、きっと子どもの頃に“大切にされてきた人”だから。
周りの方(主にお母さん)が「お腹減ってない?」「寒くない?」と気を遣ってくれた体験があるのではないでしょうか。

大切にされてきた人ほど、幼少期は言わなくても誰かが察してくれました。
でも大人になってもそのままだと、周りも本人も伝わらなくて困ってしまいますよね。
──まあ、人のことは言えません。
私もいい年をしていますが、なんでと感情的になることもあるし、よく拗ねます。
そして、周りの人に気を遣わせてしまうこともしばしば。
本当に、いつもすみません。直す努力をします。
そんなわけで、このnoteは自戒を込めて、自分に向けても綴っています。書くことで、自分自身も整理ができるので、やっぱり書くということはオススメです。
話が逸れましたが、私はあなたが積み重ねてきている努力は報われてほしいと心から願っています。
今日の記事では、その努力を“伝わる形”に変える方法をお伝えします。
あなたが伝わらない理由
「お客様に寄り添います」「課題を解決します」
よく聞く言葉ですが、なぜか誰の心にも残りません。
それは、あなたの言葉が”あなたの温もり”を失っているからです。
画一的なマネキンのようなのです。

あなたは、どう感じて、どうしたいのか。なぜそうしたいのか。
世の中にマネキンのような言葉はあふれていますが、
あなたの感じたこと、積み重ねた経験、そこにある理由は、あなただけのものです。
どれだけ努力をしても、言葉が「あなたらしさ」を欠いた瞬間に、
その努力は伝わらなくなります。
伝わる言葉に変える3つの視点
では、どうすれば“温もりのある言葉”に変えられるのでしょうか。
ここでは、今日からできる3つの視点を紹介します。

① 感情を削がずに言葉にする
多くの人は、文章、メッセージなどの文字になると急に“無機質”になります。状況をただ伝える説明文のようになってしまいます。
うれしいのか、楽しいのか、苦笑いなのか掴みづらいのです。
今日から、感じたことを正直に伝えてみませんか、きっと相手と感情の繋がりを生み出します。
たとえば、
Before
「今日は彼に会いました」
↓
After
「会いたくて、会いたくて、震えました」
──そう、西野カナです。
でも、この差こそが“伝わる言葉”の本質なんです。
もう10年以上前の曲ですが、一向に色褪せませんね。口ずさむとその言葉選びにいまだにプルプルとしてしまいます。
前者はただの報告。I met him today. 中学生英語に出てきそうですね。
後者には、「どんな気持ちで」「どんな表情で」その瞬間を迎えたのかが伝わります。

きっと、少し眉間に皺を寄せながら、それでも会いたい気持ちを抑えきれない──そんな情景まで浮かびます。
同じ出来事でも、言葉に宿る“温度”はまったく違うのです。
② 意図を共有できれば、誤解は減る
仕事の場でよくあることですが、
“何をするか”は伝わっていても、“なぜそれをするのか”が共有されていない、というケースは意外と多いものです。
たとえば、スタッフに「働き方のアンケートを取っといて」と伝えたとします。
あなたの頭の中では「アンケートを取ることで、どんな働き方をしたいのか自分で考えてほしい」という意図があっても、
それを言葉にしなければ、相手は「忙しいのにさらに仕事増やされても困る。適当に答えておこう」と思ってしまうかもしれません。
目的を共有していなければ、ベクトルがまったく違う方向になってしまうかもしれません。

意図を伝えることは、相手をコントロールすることではありません。
むしろ、「あなたを信頼しているから、背景まで共有するね」というサインです。
理由が腹落ちすれば、人は自然と納得し、動き方も変わります。
意図が理解できていれば、一から十まで指示しなくても、サッと動いてくれるもの。
でも、そこが伝わっていないと──
思っていたのと違うあらぬ方向へ進んでしまい、お互いにモヤモヤする結果に。
ほんの少しの「伝える努力」を惜しまないだけで、コミュニケーションの質は驚くほど変わります。
③ 相手の立場を想像して、言葉を選ぶ

たとえば、相手の業種や立場によって、
同じ言葉でも“定義”や“受け取り方”はまったく違います。
きっちりした士業や専門職の方なら、
日頃から「ミスが一ミリも許されない」環境で働いている。
だからこそ、他人のミスにもすぐ気が付くし厳しくなってしまうかもしれません。それほどまでに“正確さ”を大切にしているのです。
そういえば先日、異業種の方々と一緒にセミナーを受けたときのことです。
講師から「白紙に3×5のマスを、フリーハンドで描いてください」と言われました。

すると、建築関係の方の紙には、定規を使ったかのようにピシッと整った3×5のマスが並んでいました。
線の太さも、間隔も、測ったかのように整っています。
一方の私は──なぜか3×4のマス。
しかも、言われるまでそのミスに気づかず、
「あらら……」と慌ててもう一本線を引く始末。
もちろんマスの大きさは同じものはなくバラバラで、苦笑でした。
また、普段から人に気を遣う職業の方もいます。
そういう方は、自分が楽しむよりも、人を楽しませたい。
いつも相手を立て、場の空気を整えてくれるような方です(尊い)。

だからこそ、こちらが過度に気を遣わせないよう、
「素直にその場を楽しむ」ことが大事だなと思います。

あるいは、未就園児、小中学生のお子さんがいる方なら、
平日の突然の学校行事や夏休み、春休みに、インフルエンザが流行ったりとスケジュール調整だけでも一苦労かもしれません(私のことですね。働くお母さんたち、お互いエールを贈りましょう)。
そうした背景を想像するだけで、言葉の選び方や連絡のタイミングが変わってきます。思いやりは、想像力。
思いを馳せると、温度は上がる。

相手の“状況”や“背景”を想像して、
「この言葉をどう受け取るだろう?」
「どんな意図でこう言ったのだろう?」
──そんなふうに一呼吸おく。
それだけで、言葉の温度は確実に変わります。
相手の大事にしているものを、想像して、尊重する。
“慮(おもんぱか)る”ことができているだろうか、と自分に問い掛けたい。
「伝わらないなんて、もう終わりにしよう。」のまとめ
伝わる言葉を選ぶということは、相手を思いやること。
「どう言えば響くか」ではなく、「どうすれば伝わるか」を考えることです。
感情を削がずに、意図を共有し、相手の背景を想像して言葉を選ぶ。
この3つの視点を持つだけで、あなたの言葉の温もりは確実に変わります。
言葉には、人を動かす力があります。
その力を、相手を傷つけるためではなく、支えるために使う。
頑張る人たちが、それぞれの“小さな経済圏”を育てていくために。
いまこそ大切なのは、“伝わる努力”だと思います。

そして──
あなたの努力は、必ず誰かの心に届いている。
言葉が、その橋渡しになる。
今日のnoteが何かのヒントや参考になりましたら幸いです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。今日は3,000字を超えてしまいました(短くしようと思ったのに!)。
藤本まり
