見出し画像

CGS受験で英語に足を引っ張られるな―TOEIC L&Rで安全圏を取るための現実的な勉強法

2026.5.24:過去記事のリメイク


戦術は、進めている。
戦史も、少しずつ手をつけている。
防衛法制も、要件を整理し始めた。
論文も、ぼちぼち書き始めている。

でも––––TOEICは、見て見ぬふりをしている

スコアシートは、引き出しの奥。
最後に受けたのは、いつだったか思い出せない。

「英語は、最後にまとめてやればいい」
「最低点を越えればいいのだから」
「今は、戦術の方が大事だ」

そう自分に言い聞かせて、また今日も、英語の教材を開かない。

––––もし、この風景に心当たりがあるなら、少しだけ立ち止まって読んでください。

CGS受験で一番悔しいのは、勝負どころで負けることではありません。
勝負どころで戦える力があるのに、英語で足元をすくわれることです。

1. はじめに:他の課目ができても、英語で崩れる受験生がいる


CGS受験は、長く、きつい戦いです。
戦術、戦史、防衛法制、論文。
どれも、生半可な気持ちでは届きません。

だから、受験生はそこに時間を使います。
当たり前です。
私も、そうでした。

でも、毎年、こういう人がいます。

戦術で戦える。 論文も、まずまず書ける。 防衛法制も、人並み以上に整理できている。 ––––なのに、TOEIC IPで基準点に届かず、合格を逃す。

数値だけ見れば、わずか数十点の差。
でも、その数十点が、1年分の努力を持っていきます。

CGS受験で本当に悔しいのは、他の課目で戦える力があるのに、英語で足を引っ張られることです。

これは、英語が得意な人には起きません。
苦手な人ほど、起きる。
そして、苦手な人ほど、英語を後回しにしがちなのです。

この記事では、TOEIC満点を取るための話はしません。

CGS受験生が、英語で足を引っ張られないための、現実的な対策を整理していきます。

しかも今は、英語は試験対策としてだけでなく、将来の勤務にも関わる力になりつつあります。だからこそ、後回しにしない方がいいのです。

2. CGS受験生にとって、TOEIC L&Rは「評価にも関わる課目」である


CGS受験生の頭の中は、どうしても図戦と論文で埋まります。

それは、自然なことです。

合否を分ける主戦場は、たしかにそこにあります。

でも、ここで一度、冷静になってほしいのです。

TOEIC L&Rは、CGS試験の評価に関わる課目です。
基準点があり、点数によって足切りがあります。

他の課目の点数がいくら良くても、400点以下だとアウトです。

ここから目を背けて、合格はありません。

特に、I 幹部の方は、英語が苦手な方が多く、苦労している方を沢山見てきました。

英語が苦手な人ほど、こう考えがちです。

「最低限を越えればいい」
「ギリギリでいい」

でも、ギリギリを狙うのは、本当に危ない。

体調が崩れた日。
集中力が乗らなかった日。
時間配分をミスした日。
リスニングで1問引きずって、3問連続で落とした日。

––––TOEICのスコアは、こういう要因で簡単に数十点ぶれます。 「ギリギリ届く実力」は、本番では「ギリギリ届かない結果」になる確率が、想像以上に高い。

だから、狙うのは基準点ではありません。
多少崩れても耐えられる、安全圏です。

それに、もうひとつ。

英語に不安を残したまま受験期に入ると、他の課目を勉強している間も、心のどこかで英語のことが気になります。 「英語、どうしよう」という小さな不安が、戦術の集中力を削る。 論文を書く時間を削る。

英語は主戦場ではないかもしれません。
しかし、足をすくわれる課目にはなり得ます。

3. TOEICは受験対策だけの話ではない


ここで、もうひとつ見落としてはいけないことがあります。

それは、英語は、CGS受験のためだけに必要なのではないということです。

防衛白書を長いスパンで見ていくと、自衛隊と米軍の共同訓練は、2000年代半ばには資料編の掲載件数ベースでおおむね20件前後から30件前後の規模でした。

たとえば、平成16年度は18件、平成17年度は24件、平成19年度は32件と整理できます。

さらに、防衛省は令和5年版防衛白書のダイジェストで、2013年度24回だった主な日米共同訓練の実績が、2022年度には108回になったとされています。

少なくとも、昔と比べて共同訓練の機会が大きく増えていることは、公式資料から見ても明らかです。

しかも、増えているのは回数だけではありません。

相手も広がっています。

令和6年版・令和7年版防衛白書を見ると、陸自では、英国、フランス、インドとの二国間共同訓練が継続して行われています。つまり、これからの幹部自衛官にとっては、英語が「できれば便利」な技能ではなく、共同訓練、連絡調整、ブリーフィング、相互理解の前提として求められる場面が確実に増えているということです。

昔は、英語が少しできるだけでも重宝された、という感覚はたしかにあったと思います。

でも、いまは違います。

少しできるだけでは足りない。
必要なときに、実務で使えることが求められる。

そういう時代に、すでに入っています。

だからこそ、CGS受験を目指す陸上自衛官にとって、英語は「最後に余裕があればやる課目」ではありません。

受験のためにも、将来の勤務のためにも、早めに向き合っておくべき力なのです。

4. 英語が苦手な人ほど、TOEIC対策を後回しにしてはいけない


正直に言うと、英語が苦手な人の気持ちは、よく分かります。

私自身、最初は得意ではありませんでした。 TOEICの問題を見ると、目が滑る。 リスニングは、何を言っているか分からないまま終わる。 Part 7にたどり着く頃には、頭が真っ白になっている。

だから、できれば後回しにしたい。 戦術の方が、まだ手応えがある。 論文の方が、まだ前に進んでいる気がする。 英語は、もう少し落ち着いてから––––。

その気持ちは、本当によく分かります。

でも、ひとつだけ、お伝えしておきたいことがあります。

TOEIC L&Rは、直前の詰め込みでは、伸ばしにくい試験です。

リスニングの耳は、1〜2週間では仕上がりません。 リーディングの処理速度も、短期で上がる種類のものではない。 頻出語彙も、ある程度の量を、時間をかけて頭に入れる必要があります。 試験形式への慣れは、何度も解いた人にしか身につかない。

これらは全部、毎日の積み上げが前提の能力です。

戦術や論文は、得意な人なら、ある程度短期で伸びることもあります。 でも、英語は、苦手な人ほど時間がかかる。 だからこそ、英語が苦手な人ほど、英語を後回しにしてはいけません。

順番が、逆なのです。 得意な課目から後回しにして、苦手な英語こそ、早めに少しずつ手をつける。 これが、合格していく人たちが共通してやっていることです。

5. 目標はまず500〜600点を安定して取れる状態


ここで、はっきりさせておきます。

この記事は、TOEIC満点を目指す記事ではありません。
CGS受験生が、英語で足を引っ張られないための記事です。

すでに700点、800点を安定して取れている人には、この記事は必要ないかもしれません。 そういう方は、戦術や論文に時間を回した方が合理的です。

この記事の対象は、こういう方です。

  • 英語が、昔から苦手だった。

  • TOEICを最近受けていない。

  • 受けていたとしても、点数に自信がない。

  • CGS受験の中で、英語が一番怖い。

そういう方が、まず目指すべきは、500〜600点を安定して取れる状態です。

なぜ、安定が大事なのか。 1回だけ届いた点数は、本番で再現できない可能性があるからです。 2回、3回と受けて、毎回その水準に届く。 これが「安定して取れる」ということ。

そして、CGS受験では、英語だけに時間を注ぎ込むことはできません。 戦術がある。論文がある。防衛法制がある。 だから、効率的に、必要な水準まで持ち上げる。 それ以上の高得点は、余裕がある人だけが目指せばいい。

「英語で足を引っ張られない」 この最低限のラインを、確実に確保する。 これが、忙しい現役幹部にとって、もっとも現実的な戦略です。

6. 私も最初から英語が得意だったわけではない


少しだけ、自分の話をさせてください。

私の幹部候補生学校入校時のTOEIC IPは、500点ほどでした。
正直、平凡です。
特別、英語ができるわけではありませんでした。

そこから、いくつかの転機がありました。

POE課程で、英語に集中して触れる時間を持てた。
米陸軍留学で、英語の中で生活せざるを得ない期間があった。
その後、英語を使う勤務にも、機会をいただいた。

それぞれの場所で、苦しみながら、必死で英語にしがみついてきました。
CGS学生の時、最終的に、TOEICで960点まで届くようになりました。

––––だから、私には、両方の気持ちが分かります。

英語が苦手で、TOEICのスコアシートを開くのが怖い気持ち。
英語が分からなくて、リスニングの音声がただの雑音に聞こえる感覚。
それらを、自分自身が経験してきました。

そして、同時に、こうも言えます。

英語は、正しい環境と継続があれば、確実に伸びます。

才能の話ではありません。

500点だった人間が、続けることで900点台まで来られる。
ということは、500点台で苦しんでいるあなたも、500〜600点を安定させることは、十分可能だということです。

7. TOEIC L&Rは、英語力だけでなく「形式慣れ」と「時間配分」で伸びる


ここから、対策の話に入ります。

TOEIC L&Rを語る上で、絶対に外せない事実があります。
それは、TOEICが「形式の決まった試験」だということです。

ListeningとReading。 Part 1からPart 7まで。
出題形式、問題数、制限時間、すべて固定されています。

これは、何を意味するか。
試験形式に慣れているかどうかで、同じ英語力でも点数が変わるということです。

たとえば。

Part 3、4は、設問を先に読んでから音声を聴く方が圧倒的に有利。
Part 5は、分からない問題に時間をかけずに、即座に切り捨てる判断が必要。
Part 7は、最後まで読み切る処理速度がないと、未回答が並ぶ。

これらは、英語力の問題ではありません。

試験技術の問題です。

しかも、Readingは時間との戦いです。
TOEICのReadingは、英語ネイティブですら時間が足りないと言われるほどの分量。 時間配分を知らないまま本番に行くと、Part 7の後半で、ほぼ答えられないまま終わります。

TOEIC L&Rは、英語力だけでなく、形式慣れと時間配分で点数が変わります。

逆に言えば、ここを押さえるだけで、英語力が同じでも点数は上がる余地があります。 これが、忙しいCGS受験生にとっては、貴重な突破口になります。

8. CGS受験生が最初にやるべき3つのこと


英語対策を始める前に、やってほしいことが3つあります。

順番が大事です。

1). まず現在地を知る

ここを飛ばしてはいけません。

最近TOEICを受けていない人は、まず自分の現在地を見ます。
公式問題集を1セット、本番と同じ条件で解く。
あるいは、思い切って一度、TOEICを受けてしまう。

「点数を見るのが怖い」という気持ちは、よく分かります。
私もそうでした。

でも、現在地が分からないまま対策を立てるのは、地図を見ないで山に入るのと同じです。
今、自分が何点なのか。
どのPartが、特に弱いのか。
ここを把握してから、初めて作戦が立てられます。

2). 目標スコアを決める

高得点ではなく、まず安全圏を決めます。
500〜600点を安定して取れる状態。 これを最低ラインに置きます。

英語が得意な方や、すでに700点を超えている方は、もう少し上を目指してもいいでしょう。

ただ、苦手な方は、いきなり800点を目指さない。
まず、足を引っ張られない地点まで、確実に持ち上げる。
高得点は、その後でいい。

3). 教材を絞る

TOEIC教材は、書店に行くと、棚に並びきらないほどあります。
あれもこれも、と買いたくなります。

––––これが、罠です。

CGS受験生は、英語だけを勉強しているわけではありません。
教材を増やすほど、1冊あたりの定着率は下がります。

そして、戦術や論文の時間が削られます。

公式問題集、頻出単語帳、必要に応じた文法書、直前対策本、アプリ。
これだけで十分です。
むしろ、これだけに絞ってください。

英語が苦手な人ほど、まず現在地を見てください。
見たくない現実を見ないままでは、対策は始まりません。

9. リスニング対策:Part 1〜4で落としすぎない


リスニングは、苦手な人にとっては鬼門です。

でも、コツがあります。

Part 1とPart 2は、得点源にしたい場所です。

Part 1は写真描写。比較的やさしい。
Part 2は応答問題。冒頭の疑問詞を聴き逃さないことが、すべてです。 「Where」で始まる質問に「Yes」では答えない。 こういうパターンを覚えるだけで、Part 2の正答率は確実に上がります。

Part 3、4が、本当の勝負です。
ここで一番大事なのは、設問の先読み
音声が流れる前に、設問とできれば選択肢の一部に目を通しておく。
これだけで、聴くべきポイントが絞れます。

そして、もうひとつ。
聴き取れなかった問題に固執しない

これが意外と難しい。

「あれ、今のなんて言った?」と引きずると、次の問題の音声が始まっていて、また聴き逃す。 これでまた引きずる。

負の連鎖です。

落とした問題は、即座に手放す。
次の音声に、全力で耳を向け直す。
気持ちの切り替えも、リスニングのスキルの一部です。

そして、教材は公式問題集の音声を中心に、何度も聴き込む。
通勤の車内、移動中、待ち時間。
完璧に聞き取れなくても構いません。
話の方向性をつかむ訓練を、繰り返してください。

リスニングは、気合いで聞き取るものではありません。
耳を慣らし、解き方に慣れるものです。

10. リーディング対策:Part 5〜7は時間配分が命


Readingで一番怖いのは、英語が分からないことではありません。
最後までたどり着けないことです。

CGS受験生の英語力なら、解ける問題は、本来かなりあります。
でも、時間切れで未回答のまま終わると、解けるはずの問題まで、塗りつぶしの当てずっぽうになる。

これが、Readingで点が伸びない最大の原因です。

Part 5は、文法と語彙の短文問題。
ここで時間をかけすぎてはいけません。
1問あたり、20〜30秒が目安。
分からない問題は、即座に切り捨てて、次に行く。

Part 6は、文脈と文法の混合。
文章の流れを意識しないと、選択肢を絞れません。

Part 7は、長文読解。
ここに、Readingの全時間の半分以上を使う必要があります。
そのために、Part 5、6を高速で抜けることが、Part 7に時間を残す唯一の方法です。

公式問題集を解くときは、必ず時間を測ってください。
時間を測らずに解くのは、本番の感覚を作る上で、もったいない練習です。

Readingは、分かるかどうかだけでなく、時間内に処理できるかどうかの勝負です。

解ける問題に時間を使う。
難問に引っ張られて、本来取れる問題を落とさない。
この姿勢を、毎回の演習で染み込ませてください。

11. おすすめ教材・アプリは絞る。手を広げすぎない


教材は、目的別に整理します。
全部やる必要はありません。

1). 中心教材:公式問題集

これが、すべての中心です。
公式問題集は、本番と同じ作問チームが作っています。
だから、形式・難度・出題傾向が、本番に最も近い。

何度も繰り返してください。
1冊を3〜5周回す方が、5冊を1周ずつ解くより、確実に点数が伸びます。
間違えた問題は、必ず復習する。
出てきた単語、表現、文法は、その場で覚える。

大学受験で赤本を回したように、TOEIC受験生は公式問題集を回す。
これが、王道です。

2). 語彙対策:金のフレーズなど頻出単語帳

TOEICには、出やすい語彙の傾向があります。
頻出単語帳を1冊、決めて回します。
意味だけでなく、音声も活用してください。
発音と意味をセットで覚えると、リスニングにも効きます。
通勤、待ち時間、スキマ時間に、何度も触れる。

3). 文法対策:分かりやすい初心者向け文法書

英語が苦手な方は、文法を放置しないでください。
Part 5、6で、文法は直接得点に効きます。
難しい文法書ではなく、分かりやすい入門〜中級レベルの本を1冊。
これを丁寧に通すだけで、Part 5の正答率が変わります。

4). 直前対策:解き方・時間配分を学ぶ本

これは、私自身の経験からも、強くおすすめします。
私もかつて、解き方を変えただけで、スコアが大きく上がった経験があります。
「英語力は変わっていないのに、点数が上がる」という体験は、解き方を学んだ人にしか起きません。
直前期に、問題への向き合い方、捨て方、時間配分を学ぶ価値は、十分にあります。

5). アプリ:スキマ時間と継続用

スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コース、TOEIC公式アプリなど。
通勤、移動、待ち時間に、毎日少しずつ。
アプリは、メイン教材ではなく、継続と復習の補助として使ってください。 アプリだけで仕上げようとすると、本番の紙の試験で時間配分を崩します。

CGS受験生は、英語教材を増やしすぎてはいけません。
英語だけを勉強しているわけではないからです。

12. 英語が苦手な人ほど、早めに受験して現在地を知る


ここは、何度でも繰り返します。

英語が苦手な人ほど、TOEICを受けるのが怖い。
低い点数を、見たくない。
受けないでいる間は、なんとなく「まだ大丈夫」と思える。

––––でも、その気持ちが一番、合格を遠ざけます。

CGS本番の直前に、初めて受ける。 これが、最悪のパターンです。
そこで初めて点数を知って、「足りない」と気づいても、もう打つ手がありません。

だから、お願いがあります。

早めに、一度受けてください。
そして、定期的に受けてください。
3〜4か月に1回でいい。
点数の推移を、自分で確認できる状態を作ってください。

模試や公式問題集での演習も、もちろん大事です。
でも、本番受験でしか得られないものがあります。
会場の緊張感、隣の人の音、時間制限のリアルなプレッシャー
これに慣れておくことは、本番のスコアを安定させるうえで、想像以上に効きます。

英語が苦手な人ほど、点数を見るのが怖いと思います。
でも、見ないままでは何も変わりません。

現実を早く見た人ほど、対策を修正できます。
そして、修正できた人ほど、本番で安全圏に届きます。

13. POE課程に行けるなら、英語が苦手な人には大きなチャンス


これは、誰でも行けるわけではありません。
だから、軽々しく勧められる話ではない。
それは、承知の上で書きます。

もし、POE課程に行ける機会があるなら––––英語が苦手な人にとって、これは極めて大きなチャンスです。

約5か月間、英語に集中的に触れる。
英語漬けの環境に入る。
これは、普通の勤務をしながら独学でTOEICを伸ばす場合と比べて、伸び方の桁が違います。

しかも、TOEICだけの話ではありません。
将来の勤務、配置の選択肢、留学の機会。
英語ができることで開ける扉は、思っているよりずっと多い。

そしてCGS受験という観点でも、効果は大きい。
英語への不安が消えると、CGS受験では他課目に集中できる余裕が生まれます。

英語の重荷が一つ取れるだけで、戦術も論文も、別の景色に見えてきます。 機会があるなら、ためらわずに掴みにいってほしい。
英語が苦手な人ほど、その機会を、自分から逃がさないでください。

14. それでも、何から始めればよいか分からない方へ


ここまで読んで、TOEIC対策の全体像が、少し見えてきたでしょうか。

もし、「やる方向は分かったけれど、CGS受験全体の中で、英語にどれくらい時間を割けばいいのか」「他の課目との兼ね合いをどう設計すればいいのか」と悩む方もいるかもしれません。

その場合は、CGS受験全体のロードマップから整理する必要があります。

私はnoteで、CGS受験の全体像、学習の順序、各課目への時間配分の考え方、論文対策、暗記と復習の方法などを書いています。 有料の記事もありますが、すべて、私自身がつまずいた場所を後輩のために残したものです。

ただ、ひとつだけお伝えしておきます。

私の記事や教材も、単に情報を増やすためではなく、CGS受験で何を、どの順番で、どう進めればよいかを見えるようにするために作っています。

ただし、教材は地図です。
実際にTOEICの問題を解くのも、英単語を覚えるのも、あなた自身です。

地図を眺めるだけでは、点数は1点も上がりません。
歩くのは、自分。
解くのも、自分。

必要なときに、必要な分だけ、覗いてみてください。

15. 最後に:英語はCGS受験の主戦場ではない。でも、落とし穴にはなる


最後に、伝えたいことを整理します。

CGS受験の主戦場は、戦術、戦史、防衛法制、論文かもしれません。
そこで戦える力をつけることが、合格への本筋です。

でも、その本筋とは別に、足元には穴があります。

英語という、地味だけれど確実な落とし穴です。

ここに落ちると、他の課目で戦える力があっても、合格は遠ざかる。
1年分の努力が、TOEIC IPの数十点で持っていかれる。
これが、毎年、誰かの身に起きています。

そうならないために、やることは、それほど複雑ではありません。

早めに、一度受けて現在地を知る。
教材を増やしすぎず、公式問題集を中心に絞る。
頻出語彙を、毎日少しずつ。
時間配分の感覚を、本番と同じ条件で身につける。
500〜600点を安定して取れる状態を、丁寧に作る。

英語が苦手な人ほど、早く、小さく、始める。
これが、忙しい現役幹部にとって、最も現実的な戦略です。

英語は、CGS受験の主戦場ではないかもしれません。
しかし、英語で足を引っ張られたら、そこで合格可能性を大きく削られます。

そして今は、それだけではありません。

共同訓練や各国軍との連携の機会が増える中で、英語は試験のためだけに片づけられる力ではなく、幹部としての実務能力にも近づいています

戦術や論文と同じくらい、英語を真剣に扱ってあげてください。
扱った分だけ、英語は確実に応えてくれます。

16. 最後にひとつだけ


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

最後に、ひとつだけ聞かせてください。

あなたが最後にTOEICを受けたのは、いつですか。
そして、今、自分のスコアを答えられますか。

スコアが古い方は、まず公式問題集を1冊、書店で手に取るところから始めてみてください。

そして今週末、1セットだけでいいので、時間を測って解いてみてください。

そこに出た数字が、あなたのCGS英語対策の、本当のスタート地点です。

コメントで、現在地や目標を共有していただければ、同じ受験生の励みにもなります。

一緒に、英語を「合格の足を引っ張る課目」から外していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Mr.K


CGS受験について、さらに学びたい方へ:

この記事では、CGS受験に関する考え方の一部をお伝えしました。

ただ、CGS受験は、1つの記事だけで全体像をつかむのが難しい試験です。

1次試験、2次試験対策、そして学習を最後まで継続する力など、考えるべきことは多くあります。

そのため、CGS受験についてさらに整理したい方は、以下の記事・教材も参考にしてください。

–––––––––––––––––

◆ 初めてこのnoteに来られた方へ

まずは、こちらの固定記事で、このnote全体の活用方法を整理しています。

▼ Mr.Kのnote活用ガイドはこちら
https://note.com/marine1515jp/n/n9328b03d7d46

–––––––––––––––––

◆ 本気でCGS合格を目指す方へ

自己流で遠回りしたくない方、CGS1次試験・2次試験の全体像を体系的に整理したい方には、CGS試験対策の完全教材を用意しています。

無料記事では、CGS受験に向けた考え方や悩みの整理を中心にお伝えしています。

一方で、有料教材では、CGS1次試験・2次試験に向けて、どのように、何を学ぶのかを体系的に整理しています。
また、効率的に学習を進めるための高品質な教材も提供しています。

本気でCGS合格を目指す方は、こちらも参考にしてください。

▼ CGS1次・2次試験対策の完全教材はこちら
https://note.com/marine1515jp/n/nfe103d74fea7

–––––––––––––––––

◆ CGS受験を最後まで継続したい方へ

CGS受験では、知識だけでなく、最後まで継続する力も問われます。

「分かっているのに続かない」
「仕事や家庭の都合で計画が崩れてしまう」
「不安になるたびに勉強法を変えてしまう」
「やる気はあるのに、学習習慣が安定しない」

そのような方には、CGS受験を最後まで継続するための思考改革プログラムも用意しています。

これは、知識を増やすための教材ではありません。
継続、思考、行動設計を整えるためのプログラムです。

▼CGS受験を最後まで継続するための思考改革プログラムはこちら
https://note.com/marine1515jp/n/n4041aefdd18b

–––––––––––––––––

◆ 努力の方向性を一度確認したい方へ

「今の勉強法で合っているのか不安」
「学習計画を一度見てほしい」
「努力の方向性がズレていないか確認したい」
「自分の場合、何から始めればよいか相談したい」

そのような方には、個別相談も受け付けています。

単発相談だけでも問題ありません。
無理に継続支援をおすすめすることはありませんので、必要な方が、必要なタイミングでご相談ください。

個別相談・お仕事依頼についてはこちら
https://note.com/marine1515jp/n/nfe63ec0d3bc5

すぐに相談内容を送る方はこちら



いいなと思ったら応援しよう!

🇯🇵元3等陸佐Mr.K | 初級/中級幹部のキャリアサポーター 貴重な時間を割いて私の記事をお読みいただき、心から感謝しております。 私の記事が少しでも皆様のお役に立てたら嬉しく思います。 もし、今後の創作活動をサポートしていただけると、さらに質の高いコンテンツを提供する糧となります。皆様のご支援が、私の次の一歩となります。