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マイナポータルがあっても、お薬手帳がまだ必要な理由

「マイナポータルがあるから、お薬手帳はいらないですよね?」

最近、患者さんからそんな質問をよく受ける。
確かに、マイナポータルでも処方された薬の情報を見ることができる。

でも現場で働いていると、そう単純でもないと思うことが多い。

実際、マイナポータルも便利だ。
でも薬局の現場では、今でもお薬手帳が一番確実な情報源になることが多い。

実は、薬局のお薬手帳にも小さな世界がある。

私の薬局では、いろいろなお薬手帳を用意している。
年齢や性別によって、だいたい種類が分かれている。

とはいえ、患者さんが選べるわけではない。

いちいち「どれがいいですか?」と聞いている時間はない。

受付の流れの中で、だいたい年齢や性別を見て
こちらで渡している。

それでも薬局の中では、ひそかに
**「お薬手帳人気ランキング」**があったりする。

一番人気は、やはりキャラクターもの。

私はマイメロが好きなので、
キャラクターのお薬手帳を見ると、ついそれを渡したくなる。

年配の女性でも、キャラクターのお薬手帳をもらったらちょっと嬉しいかな、と思うからだ。

飲み合わせや重複の確認など、いろいろなシステムがあるが、
今でも一番見やすいのはお薬手帳だ。

■お薬手帳アプリ


お薬手帳の代わりに、アプリを使う人も増えてきた。
私もその一人。

お薬手帳アプリは種類がいくつもある。
薬局で渡されるQRコードを読み取るタイプもあれば、薬局とアプリが連携していて、特に操作をしなくても登録されるものもある。

紙の手帳と違って、家に忘れることもない。

また、アプリによっては
家族を登録しておくと、家族の薬の情報も一緒に管理できる。

小さい子どもや高齢の家族がいる場合には、
まとめて管理できるので便利だと思う。

■マイナポータル


一方で、最近は
「マイナポータルで見られるんですよね?」
と聞かれることもある。

確かに、マイナポータルでも処方された薬の情報を見ることができる。

ただ、マイナポータルは
開くときにマイナンバーカードと暗証番号が必要になる。

そのため、診察室や薬局の窓口で
「ちょっと確認したい」というときには、少し手間がかかる。

さらに、マイナポータルで確認できるのは
マイナンバーで受付した分の情報だけになる。

保険証で受付した場合や、
オンライン資格確認を使っていない医療機関の情報は表示されない。

また、マイナポータルの薬の情報は
リアルタイムで表示されるわけではない。
数日から数週間ほど遅れて表示されることもある。

患者さんの中には
「マイナで全部見えるんでしょ?」
と思っている人もいる。

でも現場では、
お薬手帳のほうが早く確認できることも多い。

その場で飲み合わせを確認したいときは、
やはりお薬手帳か、お薬手帳アプリのほうが早い。

紙のお薬手帳は、薬局でもらうものだけではない。
自分で作っている人もいる。

小さなノートに薬のシールを貼っている人もいれば、
少し大きめのノートに家族分のタグをつけて管理している人もいる。

見せてもらったとき、
なかなか斬新だなと思った。

紙でも、アプリでもいい。
どちらでもいいので、ひとつにまとめて持っておくことが大事。

飲み合わせを確認するとき、
それが一番役に立つ。

医療の仕組みは少しずつ変わっている。
それでも今のところ現場では、
お薬手帳はまだ現役だ。

個人的には、
お薬手帳とアプリのダブル使い、
そしてマイナンバーで受付してマイナポータルにも反映させておくのが一番いいと思う。

紙はすぐ確認できる。
アプリは忘れない。
マイナポータルには履歴が残る。

それぞれに役割がある。
全部そろっていると、
いざというときに一番安心だ。

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