猫に負けて、スコーンを焼いた。
ある日曜日。
ベランダの窓ガラスを洗い終えた私は、次に中毛のキャンディをお風呂へ入れようとした。
ところが、
「イヤ~~~~‼️」
「キャ~~~~‼️」
と、それはもう大騒ぎ。
近所に虐待を疑われそうな勢いで抵抗され、今日のシャンプーはあっさり断念した。

仕方がない。
今日はキャンディに勝てなかった。
気持ちを切り替えて、キッチンへ向かう。
せっかくの日曜日だし、何か焼こう。
そう思って作ったのが、スコーンだった。

名付けて、「チョコはみ出し豪快スコーン」。
見よ、この豪快さ。
チョコがはみ出している。
…わざとだ。わざと。

外はサクッ。
中はしっとり。
はみ出したチョコは、カリッと焼けたころと、とろっとしたところがあって、どちらもおいしい。
結果的に、キャンディはお風呂を回避し、私は焼きたてのスコーンを食べることになった。
どちらも満足そうだった。
予定どおりにはいかなかったけれと、悪くない日曜日だった。
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