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mahora(まほら)ノートができるまで


書くことにやさしさを。
ノート屋の女将きっここと大栗佳代子です。

今日は、自社製品「mahora(まほら)」ノートが生まれるまでのお話をお届けします。




1.まほらノート誕生のきっかけ



あるセミナーをきっかけにご縁をいただき、
私たちは初めて自社製品のノートをつくることになりました。

それまでの私たちは、OEMとして
“依頼されたノートをつくる”仕事を続けてきました。

だからこそ、
「自分たちでノートをつくる」というのは、まったくの手探りでした。


2.当事者の声との出会い



セミナー講師の先生のご紹介で、
発達障害の当事者の自助グループの方とお会いしました。

そこで初めて、
ノートに対する“使いづらさ”の声を直接聞くことになります。


3.「使いづらさ」から見えてきた課題



最初にお聞きして、驚いたのはこの言葉でした。

「白い紙はまぶしくて、書けないことがあるんです」

多くのノートが白い紙で作られている中、
その“当たり前”が使いづらさになっていることに衝撃を受けました。

さらに、

・日付欄やNo.表記がしんどい
・デザインが多いと情報が多すぎて疲れる
・糸とじの糸が気になって集中できない
・罫線以外の情報はいらない

そんな声が次々に寄せられました。


4.アンケートで広がった気づき



もっと多くの声を知りたいと思い、
自助グループのネットワークを通じてアンケートを実施しました。

約100名の方にご協力いただき、

・紙の色(13色から選択)
・罫線の幅
・罫線の濃さ
・紙の質感や厚み
・表紙のデザイン

など、9つの質問を用意しました。

その結果、
ノートづくりに必要なヒントがたくさん集まりました。


アンケート


5.試作と改良のくり返し



集まった声をもとに、試作品を作成。

そして、

「使っていただく → ご意見をいただく → 改良する」

この流れを何度も繰り返しました。

少しずつ、少しずつ、
“使いやすいノート”に近づいていきました。

試作品を見て検討しているようす


6.まほらノートのかたち



こうして完成したのが、mahora(まほら)ノートです。

特徴はとてもシンプルです。

・紙の色はレモンとラベンダー
・罫線は2種類のみ
 - 太細交互横罫
 - あみかけ横罫
・余計な情報を削ぎ落とした構成
・表紙もシンプルに

「見やすく、書きやすく、疲れにくい」

そんなノートを目指しました。


7.名前に込めた想い



「まほら」という名前は、
「まほろば」の語源になった大和言葉です。

意味は、
“素晴らしい場所”“心地よい場所”。

このノートが、
使う人にとって心地よい場所になりますように。

そんな願いを込めました。

また「mahora」とアルファベット表記にしたのは、
いつかは世界へと羽ばたいてほしい…
という願いを込めているからです。


8.完成したときの喜び



約8ヶ月かけて完成したとき、
本当に胸がいっぱいになりました。

開発に関わってくださった当事者の方も大変喜んでくださり、

「自分たちの思いが形になった」

そんな言葉をいただきました。

完成したmahora(まほら)ノート



9.これからのまほらノート



私たちは、こう思っています。

困りごとから生まれたものは、
結果的に多くの人にやさしい。

当事者の方と一緒につくったまほらノートは、
きっと多くの方にとって使いやすいノートになる。

そう信じています。

そして何より、
このノートは私たちにとって、とてもいとおしい存在です。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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