強迫性障害との付き合い方<恋愛編>|パートナーと良い関係でいるには?
はじめに:強迫性障害と恋愛の壁
彼氏との待ち合わせ。
そろそろ家を出ないと間に合わない。
それなのに、どうしても外に出られない。
ガスコンロ、消えてるよね?
…ガスコンロ、消えてるよね?
……ガスコンロ、消えてるよね??
そして大遅刻。
彼には本当のことが言えない。
最初のうちは許してくれても、何度も続けば呆れられる。
「ガスコンロをずっと見てて遅れた」
これを言えたらどれほど楽だったでしょう。
私の恋愛には、強迫性障害(OCD)という大きな試練がありました。
「もしこの症状がなければ、恋愛がもっとスムーズに進んだかもしれない」
そんなふうに、何度悔やんだかわかりません。
強迫性障害の症状と日常生活
強迫性障害は以下のような症状が典型です:
鍵やガスコンロを何度も確認する
汚れていないのに手を何度も洗う
私もこの「確認行為(儀式)」を数え切れないくらいしてきました。
「こんなこと、キモい。」
そう自分を責めながら、延々とドアノブを回してしまう。
精神的・肉体的に苦痛でしたが、それ以上に辛かったのは
「普通の彼女になれない」ということでした。
同棲中に強迫性障害を告白:一人暮らしとの違い
同棲生活が始まると、一人暮らしの時とは違うストレスが押し寄せました。
儀式をしたいタイミングで、常に彼がそばにいるからです。
一人暮らしでは自由にできていた儀式も、二人暮らしでは思うようにできません。
「火の元確認してもらえる?」
「コンセント確認してもらえる?」
これは、強迫性障害に特有の巻き込み行為。
直接儀式を見られないよう、あえて遠回しに確認する「間接的な儀式」を繰り返しました。
やがて私は限界を迎えます。
思うように儀式ができない
変に思われていないか不安
これ以上、儀式を隠すのは辛い
そしてついに、彼に告白しました。
「私、強迫性障害かもしれない」
打ち明けた先にあったもの
彼は仕事柄、強迫性障害という病気を知っていました。
しかし、私にその気があるとはまったく気づかなかったそうです。
強迫性障害の当事者は、症状を必死で隠そうとするため、周囲に気づかれにくいのです。
彼の驚きも、自然な反応だったのだと思います。
その後、彼の後押しもあって精神科を受診。
やはり強迫性障害の診断を受けました。
診断結果を伝えると、彼はこう言ってくれました。
「分かってよかった、俺もサポートするよ」
その言葉に、長年背負っていた重荷が少し軽くなった気がしました。
「最悪の事態」と向き合う:恋愛に潜む不安
強迫性障害は、根拠のない不安に振り回される病気 です。
例えばこんな連想が一瞬で頭を支配します。
コンセントから出火するかも
家が火事になる
家族が危険にさらされる
一人暮らしの時も、コンセントやガスの確認行為を繰り返していました。
そして私にとって、恋愛における「最悪の事態」は 別れや死別(離婚リスク) でした。
この強烈な不安にどう向き合うか。それは恋愛や結婚生活において大きなテーマとなりました。
正直に言うと、
強迫性障害を抱えながらの恋愛、かなり苦しい。
相手を好きなのに、
相手を守りたいのに、
その気持ちがそのまま「恐怖」に変わってしまうからです。
私の場合、
「彼に死なれたくない」という想いが、
料理すらできない恐怖に変わりました。
そして気づいたのは、
これが愛情ではなく、不安の暴走だということ。
この先では、
恐怖がどこまで日常を壊したか
精神科で何を言われ、何が変わったか
パートナーと続けるために“やめたこと”
を具体的に書いています。
「このままだと、恋愛が壊れるかもしれない」
そう感じたことがある人には、
きっと他人事ではない内容です。
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