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『ファンをつくる力 -デジタルで仕組み化できる2年で25倍増の顧客分析マーケティング-』

本noteでは、読んだ本の感想やデータ活用のヒントを発信していきます。
第2弾は、DeNA藤掛 直人氏の『ファンをつくる力 -デジタルで仕組み化できる2年で25倍増の顧客分析マーケティング-』を読んだ感想です。
書籍の見どころや学び、そしてビジネスにどう活かせるのかを解説します。ぜひ最後までお楽しみください!


こういう方におすすめ!

  • デジタルマーケティングやデータ活用を実際のビジネスに活かしたい人

  • B2C・B2B問わず、“ファン”を獲得・維持する仕組みを学びたい人

  • データを活用した新規顧客獲得や顧客体験価値向上に興味がある人


タイトル:『ファンをつくる力 -デジタルで仕組み化できる2年で25倍増の顧客分析マーケティング-』
著者:藤掛 直人


①この本を読むことになった背景

ここ最近、Bリーグ(バスケットボールリーグ)が盛り上がりを見せています。
私自身も妻がバスケ好きということもあって試合情報を追いかけているうちに、「データを活用して新たなファンを獲得し、スポーツの楽しみ方そのものを変えている」という事例に多く触れるようになりました。

そこで「Bリーグの裏にはきっと緻密なデータ活用戦略があるのでは?」という興味が湧き、関連書籍を探していたところ、本書に行き着いたというのが大きなきっかけです。

さらに、これらの”ファンづくり”ノウハウデータ活用の事例を、自社サービスの設計にも取り入れたいと考えていたため、本書を手に取ることにしました。

②この本のみどころ

1.川崎ブレイブサンダースの実例から学ぶ

本書では、Bリーグの人気チーム「川崎ブレイブサンダース」の事例を元に、どのようにデータ活用をしてファンを増やし、ビジネスとして収益化しているのか?が具体的に紹介されています。

バスケ好きでなくても、DeNAが行っているデジタルマーケティング戦略の全体像が分かりやすく描かれている点は非常に魅力的です。


2.データの活用から試作実行、そしてファンづくりまで一気通貫

単に「データを解析しましょう!」という話だで終わらず、集めたデータをデジタル施策にどのように活用するのか?、そして結果としてファンを増やし売上アップにどのように繋げていくか?のプロセスが示されています。

ファンをつくるために必要な要素も体系的に整理されており、以下のような流れが分かりやすく示されていました。


  1. 自分たちの個性を定義する

  2. 顧客の体験価値を最大化させるためにデータを整備する

  3. 顧客ニーズを深く理解し、データを活用してPDCAサイクルを回す

  4. 新規顧客獲得にもデータを活用し、リソース配分を最適化する

  5. 物理的制約(アリーナの座席数)を超えるためにYouTubeやSNSを活用する

  6. データを用いて顧客体験価値・体験人数をさらに増加させる


これはB2Cビジネスだけではなく、私たちのようなB2Bビジネスにも十分応用できる!と感じました。
最終的に”ファン”を増やすためには、どの業種であっても顧客の熱量をどう高めるか?が鍵になるからです。


③この本を読んで実践すること

1.データ活用の真の目的を明確にする

自社サービスとしてデータ活用支援を行う場合、データを分析したり可視化したりすること自体が目的になりがちです。
しかし本書で強調されているのは「データ活用はあくまでも手段であり、その先にあるストーリーやゴールを明確化すること」の重要性です。

本書では「ファンを増やして最終的に売上を上げる」というゴールがあったからこそ、YouTubeやSNSなどの施策も一貫して筋が通っているわけです。

自社でも、”データ活用の先にあるデジタル戦略”や”顧客体験価値の最大化”といった目的をはっきりさせ、そこに貢献できるコンサルやテクノロジー導入支援を進めていきたいと思いました。


2.顧客導線を踏まえた一貫したストーリー構築

本書の川崎ブレイブサンダースの事例のように、YouTubeやSNSなど様々なプラットフォームをターゲットや目的に応じて最適化して使い分けることが重要です。

今後は自社でもYouTubeは”顧客の問題解決”に焦点を当て、XやFacebookでは”コミュニティへの情報発信”など、利用者層や目的を明確に分けて運用していきます。

そしてターゲットに合わないプラットフォームにはリソースをかけない「選択と集中」をして、効果を最大化させていきたいと思いました。


3.自社の現状を徹底的に把握する

本書の著者が印象的なのは、取り組みを始める前に「スポーツビジネスの市場」、「川崎ブレイブサンダースの現状」、「親会社DeNAとの資本関係」などを包括的に把握し、あえて制約(人やお金など)を強く意識して戦略を立てている点です。

これにより無理のない形で施策を進め、成果を出しているプロセスが具体的に描かれています。
自社でもまずは現状を正しく理解し、優先度を決めてリソースを集中投下することで、より効果的なデータ活用の仕組みづくりを目指したいと思いました。


④まとめ

本書『ファンをつくる力』は、Bリーグやスポーツビジネスに興味がある人だけではなく、あらゆるビジネスに応用可能な「データ活用×デジタル戦略×ファンづくり」の実例が詰まっています。

特に印象的だったのは、「データ活用はあくまでも手段であり、ファンを増やすためのストーリーをどう描くかが肝心である」という点です。

今後も本書の学びを活かし、自社やクライアントのビジネスにおいて、データを使った価値提供や新規顧客開拓を行っていきたいと思います。


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