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神戸西元町「喫茶 純」| 2026年3月

時刻は午後2時を回った頃。
西元町の交差点で、「喫茶 純」の扉を開いた。
「ランチもうないよー」と、ママさんの威勢のいい声に不意打ちを食らう。「コーヒーだけでもいいですか?」 「もちろん」と、その笑顔に釣られて 私は奥の席へと進んだ。
店内には懐かしい歌謡曲が流れ、動かないテーブルゲームが、かつての熱狂を沈黙で物語っている。

運ばれてきたのは、可愛い斜めにカットされたグラス。
コーヒーフロートの白と黒が、三月の光の中で瑞々しく現像されていた。

お店を出ると、ママさんが背後ですぐに「クローズ」の看板を出した。
3時で終わりだったのね。言ってよーー。

〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通4丁目4−1

この景色を覚えておくように。
消えゆく街の記憶と、春を予感させる神戸散策。

また行こう。
しばしの別れ。
では、失敬。

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