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【読書録177】大学院生最後の日に「人材開発・組織開発コンサルティング」最終章を読み返す

   2026年3月に立教大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 リーダーシップ開発コース(LDC)を無事に修了した。
 学生証は、修了式に返還したが、本日、3月31日は、「大学院生」としての最終日と言えるだろう。

    そんな最終日の今日は、中原淳「人材開発・組織開発コンサルティング」の最終章である「第6章 よりよい課題解決のために」について書いていきたい。


学生最後の日、第6章を読み返す

 LDCのプログラムは、1月末に最後の口頭試問を終えた。しかしその後も、謝恩会、修了式とばたばたと一気に行事が過ぎていった。そして、今日3月31日で、立教アカウントのメールアドレス、共有フォルダの利用が終了する。
 本当に「大学院生」としての生活が終わることになるのだ。
 
 共有フォルダなどのデータの整理をしていると、引っ越しの際に、昔のアルバムを見たくなるかのように、自分が授業後に書いた振り返りやそれに対するフィードバックなどを読みたくなる。
 その中で、1年次の冬に開催された「グループプロセス入門」の振り返りに対する講師のコメントについても久々に読み返した。

 その中で、本書の最終章である第6章について触れたコメントが目に入った。具体的な内容については、差し控えるが、このコメントから、改めてこの「第6章 よりよい課題解決者になるために」を読み返してみると、まさにLDCを修了するわたしに向いて書かれたかのように感じた。

自らをアップデートし続ける

 そこには、「自らをアップデートし続ける」ことの重要性が書かれている。

人や組織に「学べ」「変化せよ」と働きかけるわたしたちは、自分自身が学び、アップデートし続けなければなりません。

そして具体的には、以下の4項目が記載されている。
  (1)経験学習とアンラーニング
  (2)セルフアウェアネス
  (3)プロフェショナルとして学び続ける
  (4)倫理を大切にする
 
その中で、大学院を修了しシャバにでる、今の私が大切にしたいと思ったことについて書いていきたい。

自分にフィットする「形」を生み出せ

自ら人材開発・組織開発コンサルティングを実践・経験し、様々な人々からのフィードバックを得て、課題開発を積み重ねていただきたいと思います。経験を蓄積し、最終的には、読者の皆さん自身で、自分にフィットした「形」を生み出していってください。

 修士論文にあたるリーダーシップ・ファイナル・プロジェクト(LFP)のプロジェクト報告書は、大変であったが、一事例である。
 元々、事業会社のマネジメント職で、コンサルタントでも何でもないので、修了後のこれからもっともっと事例を積み重ねていきたいと思っている。

 ここが終わりではなくスタートなのだ。

 まずは、自社内でLFPで取り上げなかった現業部門を対象に、新たなプロジェクトを行っていこうと思っている。

自分を映し出す他者という鏡を保つ

 組織開発・人材開発の仕事は、「他者に影響力を行使する仕事」であると同時に、「他者のまなざし」に晒されている(P.437)と述べ、セルフアウェアネスの重要性が語られている。

 コンサルタントという仕事だけではなく、「他者への影響力」であるリーダーシップを発揮する場面でも同様に、「他者のまなざし」に晒されていると言えるだろう。
 私たちが、どれくらいリーダーシップを発揮できるかは、「私自身がどういう人として、他者から見られているか」によると言える。

 人は、人のちょっとした言動からも大きく影響を受ける。そしてその影響の受け方、捉え方も人それぞれだ。
 コンサルタントにしても、組織のリーダーにしても、「自分の影響力」を武器にするということは、多種多様で複雑な人を相手にするということであり、この影響力の怖さを認識しないといけない。

 セルフアウェアネスを高めること、自分という人間が他者からどう見えているのかについてのフィードバックを受けること、これは、私が、今後、リーダーシップを発揮する上で、また、プロフェショナルとして活動していく上で忘れては行けない視点だと思っており、大学院最終日の今日、改めて強く心に刻みたい。

「学習資源」を確保する

 プロフェショナルとして学び続けるということ

他者に「学び」を促す「学びのプロフェショナル」として自分が学んでいないのに、他者に対して「学べ」というと言うことはできません。
また自分が振り返っていないのに、他者に対して「振り返れ」ということもできません。自らの学びを自分でデザインできる人だけが、他者の学びをデザインすることができるのです。

 学ぶためにまず重要なこととして「意図を持って学習時間を確保すること」と述べている。
 大学院生という学びが設計された立場から、流されやすいシャバに出る以上、自分で意図して時間を確保する必要がある。
 意識して行動しない限り、元に戻るのは簡単である。

そして、大学院で体感した「他者とともに学ぶ」ことの価値。これも意図して設計していこう。これもとても大切な学習資源である。改めてそう思った。

これからのわたしにとって大切な本

 修了式の時に、本書の著者である中原淳先生に、本書にサインしてもらった。
 在学中に一番よく読んだ本だからであり深い意味はなかった。

 しかし、改めて修了式後に本書の第6章を読むことで、サインもらった時は意図していなかったが、これからのわたしにとって大切になり続ける本にサインしていただいたんだと感慨深さを感じている。

 明日から新年度。上司も変わり、大学の兼任講師など新たな役割も増える。

 さあ頑張ろう!!

 その前に、立教アカウント、整理しないとな・・・


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