【サカナクション】同じうつ病を戦ってきた元弁護士が、NHK『山口一郎 “うつ”と生きる紅白完結編』を見た感想(エッセイ・うつ)
今回は、同じうつ病を戦ってきた元弁護士が、NHK『山口一郎 “うつ”と生きる紅白完結編』を見た感想です。
こんにちは。はじめまして!
元弁護士で元微笑みうつ病のまーぼーと申します(「微笑みうつ病」とは何かについては後述します。プロフィール記事も参考にしていただけると嬉しいです)。
さて。
今更ですが、NHK『山口一郎 “うつ”と生きる紅白完結編』を見ました。
NHK『山口一郎 “うつ”と生きる紅白完結編』は、サカナクションの山口一郎さんがうつ病を発症し、2年間の活動休止を経て、大ヒット曲怪獣を生み出すまでの姿を赤裸々に描いたドキュメントです。
しかし、同じ病気を戦って来た者として、思うところが多すぎてなかなか感想がまとまりません。
そこで、思いつくままに、今の想いを書き残しておきたいと思います。
なお、期せずして、私がこのnoteで言いたいことがこの記事に含まれています。そこで、名刺がわりに固定記事としました。
この記事から読んで頂けると嬉しいです。
どんな番組だったか知りたい人はこちら👇
最後にNHKの見逃し配信リンクも貼ってあります。
ありのままをさらけ出す姿勢への感謝
まずは、本来であれば「人に見せたくないであろう姿」を包み隠さずカメラの前でさらけ出し、「うつ病への理解を広げようとしてくれたこと」に感謝です。「強い想い」がなければできないことです。山口一郎という人間の強さを感じました。
自力で何とかしようとしてしまいがちであること
山口さんは当初、医者を信じることができず、薬を飲んでいない時期があったそうです。自分で何とかできるだろうと思ってしまう。私もそうでした。これは、「うつ病あるある」だと思います。ただ、私の場合は、その期間が約20年と非常に長く続いてしまいましたが…。
うつ病を隠して外では明るく振る舞ってしまうことを「微笑みうつ病」といいます。このブログのキーワードです。
山口さんが比較的早く薬を服用しようと決断できたことはよかったと思いました。マネージャーさんを含め、周囲の助けも大きかったと思います。
見逃してはいけない、身体が出すSOSのサイン
うつ病になる前には、必ず身体に何らかのサインが出ます。山口さんの場合は、「不眠」でした。私の場合は、「心臓の痛み、手のしびれ、身体の火照り」でした。この時点で異変に気付けるかどうかが、その後の人生を大きく左右します。しかし、アドレナリンが出る系のお仕事をしていると、どうしてもこのサインを見逃してしまいます。山口さんは15周年のライブツアーを無理に乗り切ってしまったことが、症状を悪化させる原因となってしまったと思います。身体の出すSOSのサインをどうか無視しないで。虫歯を放置する百倍危険です❗❗
「大きな責任を飛ばす」ことがうつ病の受容のきっかけになる
山口さんはうつ病により全国ツアーを飛ばすことになりました。実はこのことがうつ病を受け入れる大きなきっかけになったのではないかと思っています。私の場合は、弁護士会の役職を飛ばしたことでした。何か大きな責任を「飛ばす」ことが、うつ病を受け入れるきっかけになり得るのだと思います。もちろん、それで周囲に多大な迷惑を掛けてしまうのですが…。それでも、本人にとってはよかったと思います。それくらい、うつ病を「受容する」ということは難しいことだと感じています。
病を抱えながらの創作活動
うつ病を抱えながら作品を生み出すことは、本当に難しいことだと思います。頭がまったくまとまらないからです。そんな中、「怪獣」を完成させたことは本当に驚きました。ただ、今後は以前と同じやり方で創作を続けるのは難しいのではないかと思います。山口さんの手法はあまりに自分を追い込むやり方だからです。今後、山口さんが「作品作り」と「うつ病」とをどう折り合いをつけていくのか、関心があります。追い込み過ぎないやり方を見付けてほしいですね。
メンバーとの絆
復活ライブの途中、ドラムの江島さんが泣いていました。山口さんは、その姿を見て、「自分だけが戦ってきたつもりだったけど、メンバーも戦ってくれていたんだなって。」と語っていました。
私はこの言葉を聞いて、ハッとしました。私もなんか自分だけが被害者のような、どこか主人公ぶったところがあった気がしました。反省です。周りもいっぱい考えて、悩んでくれているんですよね。
ただ、うつ病との試練を通じて、サカナクションが「高校時代のバンド仲間」のような関係に戻れたことは、結果としてはよかったのではないかとも思いました。その絆は何物にも代えがたいものだからです。
同郷であること
ちなみに、山口さん(他のメンバーも?)は小樽の出身です。私も北海道出身なので、勝手ながら、親近感を持って見ていました。
お互いうつ病が完治することはないと思います。今後も共に、うつと戦っていきたいですね。
皆さんはどう見ましたか。
皆さんの感想も教えてくれるとうれしいです。
NHK ONEで見逃し配信をしています👇
詩もあわせて読んで頂けるとうれしいです👇

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