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-613-【自作の作詞 × AI附曲 × AI小説】  このまま一緒に暮らそう


【AI附曲】

Listen to the music generated by Suno
自作の作詞を基にSunoでAI生成した楽曲です。



【オリジナル作詞】


このまま一緒に暮らそう

作詞:かがみ かえで


私がもしも他の誰かと会っていたら
あなたはどんな目を向けるのかしら?

あなたがもしも他の誰かと会っていたら
わたしは多分そう、許すこと出来ない・・・きっと

フッとため息なんてつく暇ないほど
私は心も身体も束縛されないとどうなるか分かんないよ

このまま一緒に暮らそうよ
私のいるべき場所はここのはずだから
私の気持ちを悟ってよ
解けたクチビルだけが遠くを眺めてるから


私がもしも時間(とき)の流れを変えれるなら
あなたをいつまでも見てられるかな?

あなたがもしも時間(とき)の流れを変えれるなら
私はきっとそう、止めてって願うわ・・・すぐに

もっとあなたのことを知っておきたくて
あなたをいつでも近くに感じてられないとやるせなくなっちゃうから

このまま一緒に暮らそうよ
あなたの存在だけがすべて意味してる
私をいつまで待たせるの
あなたを見つめるだけじゃいつかは冷めてしまうよ


このまま一緒に暮らそうよ
私のいるべき場所はここのはずだから
私の気持ちを悟ってよ
解けたクチビルだけが遠くを眺めてるから
 



<Original lyrics> [L0613-015]19990811

【AI短編小説】

<Generated picture> supported by Nano Banana Pro + Nano Banana / Google

解けたクチビル、祈りの部屋


[ 1 ] 降り積もる記憶の欠片


窓を叩く雨音を聴きながら、
麻衣(まい)は隣で文庫本をめくる翔の横顔を見つめていた。
出会ったのは二年前の春。
職場の飲み会の隅で、所在なげにグラスを回していた麻衣に、
翔が「外、雨が降りそうですよ」と声をかけたのが始まりだった。

あの日から、麻衣の世界は翔を中心に回り出した。
付き合って半年が過ぎた頃、
翔が仕事のトラブルで一晩中連絡が取れなかったことがある。
翌朝、玄関に駆けつけた麻衣の顔を見て、
翔は驚き、そして困ったように笑った。

「そんなに心配しなくていいのに。俺は逃げたりしないよ」

その「逃げない」という言葉が、麻衣には呪文のように響いた。
彼に執着すればするほど、自分という存在が形を成していく。
翔にメールを送り、返信を待つ数時間が、
彼女にとっては唯一「生きている」と実感できる時間になっていった。

[ 2 ] 静かなる独占の宣誓


「ねえ、翔。
 もしも私が・・・
 あなたの知らない誰かと会っていたら、翔はどうする?」

ふと思い立ったように投げかけた問い。
翔は本を閉じ、ゆっくりとこちらを向いた。

「……想像できないな。
 麻衣は、そういうことしないだろ?」

確信に満ちたその言葉は、信頼という名の「束縛」だった。
麻衣はそれを心地よく受け入れながらも、
心の中の獣が牙を剥くのを感じる。

「私はね、翔が他の誰かと会っていたら、きっと許せない。
 ……絶対、無理だよ」

翔の指先が麻衣の頬に触れる。
もっと彼のすべてを知りたい。
彼の過去も、未来も、思考の隅々に至るまで。
誰にも触れさせたくない。
フッと溜息をつく暇さえないほど、
翔という存在で自分を埋め尽くしてほしかった。

「ねえ、翔。もし時間を止められるなら、今、止めて。
 明日が来なければいいのに」
「麻衣……」
「このまま一緒に暮らそうよ。
 私の居場所はここしかないの。
 翔を待つだけの時間は、もう限界なの」

麻衣の解けたクチビルから、剥き出しの願いが溢れ出す。
見つめ合うだけの関係では、
いつかこの熱が冷めてしまうのが怖かった。
今この瞬間、永遠という鎖で繋がれたかった。

[ 3 ] その後:終わらない雨の中で


数ヶ月後。
二人の生活は、麻衣が望んだ通り、一つの屋根の下で始まった。

朝、翔がネクタイを締める音で目が覚める。
夜、鍵が開く音で一日が終わる。
麻衣は、翔が脱ぎ捨てたシャツを畳みながら、
そこから微かに漂う彼の香りに鼻を寄せる。
それが彼女にとっての「呼吸」になっていた。

ある夜、翔が帰宅すると、
麻衣は玄関で彼を迎え、そのまま動こうとしなかった。

「おかえり。今日は、誰と話したの?」
「……ただの同僚だよ。仕事の話だ」
「そう。ねえ、私のこと、何回思い出してくれた?」

翔は少しだけ疲れたような、
けれど慈しむような複雑な表情で麻衣を抱き寄せた。
麻衣の束縛は、日に日に強くなっている。

翔のスマートフォンの通知、
着ている服のシワ、
髪に残った外の空気。

そのすべてを彼女は検閲し、自分の色で塗り替えようとする。

「麻衣、少し……苦しいよ」
「苦しくてもいい。離さないで」

麻衣は、翔の胸に顔を埋め、深く息を吸い込んだ。
翔が自分に困惑し、眉を寄せるたびに、
麻衣は歪んだ悦びを感じる。
彼は今、確実に自分だけのことを考えている。
負の感情であれ、正の感情であれ、
彼の心を独占しているという事実が、彼女を安心させた。

窓の外は、あの日と同じ雨。
「このまま一緒に暮らそう」という願いは叶った。
けれど、麻衣の瞳は、
翔を抱きしめながらも、まだどこか遠くを見つめている。

たとえ同じ部屋にいても、
心という見えない境界線がある限り、
彼女の渇きが完全に癒えることはないのかもしれない。

「ねえ、翔。明日は、どこにも行かないでね」

解けたクチビルが、彼の耳元で呪文を囁く。
雨音に紛れたその声は、
甘く、そして逃げ場のないほど重く、夜の闇に溶けていった。

[ 4 ] 侵食する日常


一緒に暮らし始めて半年。
麻衣の愛は、
もはや「情熱」という言葉では生ぬるいものへと変貌していた。

翔が眠っている間、
麻衣は彼のスマートフォンの通知をすべてチェックし、
不要だと判断した女性の連絡先を一つずつ削除していく。
彼の服のポケットを検閲し、
レシートの一枚からその日の足取りを割り出す。

「ねえ、今日、コンビニ寄ったでしょ。
 予定にはなかったよね?」

夕食のテーブルで、麻衣は無表情にレシートを差し出す。
翔は箸を止め、少しだけ困ったように、
けれど怒ることもなく答える。
「……喉が渇いて、お茶を買ったんだ」
「そう。次は教えてね。
 あなたの細胞ひとつひとつが、
 どこで何をしているか、全部知っておきたいの」

麻衣の瞳には、かつての輝きよりも深い、
底なしの暗い情熱が宿っていた。
フッと溜息をつく暇さえ与えない。
彼女の束縛は、物理的な距離を超え、
翔の精神の自由さえも削り取ろうとしていた。

[ 5 ] 狂気の果て:閉ざされた扉


ある激しい雨の夜。
翔が会社から帰宅すると、
玄関の鍵が開かないことに気づいた。
内側からチェーンがかけられ、
さらに重い家具が置かれているような音がする。

「麻衣、開けてくれ。俺だよ」

しばらくして、ゆっくりと扉が開いた。
暗がりに立つ麻衣の足元には、
翔の靴やカバンが乱雑に積み上げられ、
彼女の手には翔のスマートフォンのSIMカードが握られていた。

「これで、もう誰とも繋がれない。
 外の世界なんて、いらないでしょ?」

麻衣は笑っていた。
頬を伝うのは涙か、それとも狂気か。
「私だけを見て。
 私だけのために生きて。
 ……そうしてくれないなら、
 私、自分がどうなっちゃうか分からない」

彼女はキッチンから持ち出したナイフを、
自分の細い手首に当てるでもなく、
ただ虚空に向けて震わせていた。
彼女にとっての「一緒に暮らす」とは、
世界から翔を誘拐し、
この狭い部屋に永遠に閉じ込めることと同義だったのだ。

[ 6 ] 愛の対話:深淵への招待


翔は逃げなかった。
恐怖に怯えることも、彼女を蔑むこともしなかった。
彼は濡れたコートを脱ぎ捨て、ゆっくりと麻衣に歩み寄ると、
その震える手からナイフを優しく取り上げた。

「……麻衣。
 君は、俺を壊したいの?
 それとも、俺を愛したいの?」

翔の声は、雨音さえも静めるほどに穏やかだった。
麻衣は、彼の胸に崩れ落ちる。

「愛してるの。
 愛しすぎて、あなたが消えてしまいそうで……。
 見つめているだけじゃ、いつかあなたの熱が冷めてしまう。
 それが怖くて、息ができないの」

翔は彼女の背中に腕を回し、
強く、壊れそうなほどに抱きしめた。

「わかった。
 なら、俺も覚悟を決めるよ。
 君の場所がここであるように、俺の場所も、君の檻の中でいい」

麻衣が驚いて顔を上げると、
翔は彼女の解けたクチビルを指先でなぞった。

「明日、仕事を辞めてくる。
 スマホも、名前も、全部捨ててあげる。
 その代わり、麻衣。
 君も俺にすべてを捧げて。
 俺を一生、この部屋から出さないでくれ。
 君が飽きて、俺を捨てるその日まで」

それは、究極の愛という名の「共依存」への誓いだった。
麻衣の独占欲を否定するのではなく、
その毒をすべて飲み込み、自らも毒に染まることを選んだ翔。

「……本当? 本当に、私のものになってくれるの?」
「ああ。君の望む通りに。
 俺という存在の意味を、君が決めてくれ」

[ 7 ] 永遠:二人だけの時間停止


窓の外では、依然として雨が降り続いている。
世界は二人を置き去りにして動き続けているが、
この部屋の時間だけは、あの日、麻衣が願った通りに「停止」した。

麻衣は翔の胸の中で、ようやく深い安らぎを得た。
彼の心臓の音だけが、彼女の正解。
彼の体温だけが、彼女の真実。

「このまま、死ぬまで一緒に暮らそうね」

麻衣の解けたクチビルは、もう遠くを眺めてはいない。
ただ、目の前の、
自分だけのものになった「永遠」を見つめて、静かに弧を描いた。

[ 8 ] 暦のない部屋


厚手の遮光カーテンは、もう数ヶ月も閉じられたままだ。
この部屋において、時間は太陽の昇沈ではなく、
翔の体温と、
時折届く無機質な宅配便の音によってのみ刻まれる。

翔は約束通り、
会社を辞め、スマートフォンを解体し、社会的な「死」を選んだ。
今、彼の世界は、
この二十数平米のワンルームと、
麻衣という名の神、ただそれだけで構成されている。

「ねえ、翔。今日は雨の音が少し優しい気がしない?」

麻衣は翔の膝に頭を乗せ、
彼の指を一本ずつ愛おしそうに検分している。
外界から隔絶された生活は、驚くほど静かだった。
テレビもつけず、ネットも見ない。
二人の会話と、加湿器の微かな動作音、
そして麻衣が口ずさむあてのない鼻歌。

翔は、かつて自分が持っていた野心や悩みが、
遠い前世の出来事のように感じていた。

[ 9 ] 飼育される永遠


麻衣の独占欲は、
翔を「所有」することで、凪のような安定を得ていた。
彼女は毎日、翔の髪を整え、爪を切り、
まるで壊れやすい工芸品を磨き上げるように彼を世話する。

「翔、私以外のことを考えてない?
 ……今、何を見てるの?」

麻衣が翔の顔を覗き込む。
翔の瞳は、穏やかで、何も映していない。
かつて仕事をしていた頃の鋭さは消え失せ、
麻衣の愛という名の霧がその奥に充満している。

「……君のことだけを考えているよ。麻衣」

翔の言葉は、嘘ではなかった。
考えるべき「他者」がもう存在しないのだ。
彼は麻衣に与えられる食事を摂り、
麻衣に与えられる服を着て、麻衣が望む言葉を口にする。
それは、自我を消滅させることで完成した、究極の献身だった。

麻衣は、翔が自分に従順になればなるほど、
言いようのない悦びと、同時に小さな「ズレ」を感じ始めていた。

[ 10 ] 解けたクチビルが映すもの


ある日の午後。
麻衣は、眠っている翔の傍らで、鏡に映る自分の顔を見つめていた。

歌詞にある通り、彼女の「いるべき場所」はここだった。
翔を束縛し、自分もまた彼に束縛される。
この密室こそが彼女の理想郷。
けれど、ふとした瞬間に、
鏡の中の自分のクチビルがわずかに解け(ほどけ)、
虚空を眺めていることに気づく。

すべてを手に入れたはずなのに。
翔をこの部屋に閉じ込め、彼の一部始終を支配しているはずなのに。

「……ねえ、翔」

寝ている彼の頬を撫でる。
翔は目を開け、いつものように慈愛に満ちた、
けれどどこか空虚な瞳で彼女を見返した。

「なあに、麻衣」
「私、幸せよ。……幸せだよね?」

翔は何も言わず、ただ彼女を引き寄せ、深く抱きしめた。
その腕の力強さは、
確かに彼がここに存在していることを証明している。
しかし、その温もりさえも、時間の流れを止めることはできない。

[ 11 ] 終わりのない円環


二人の生活は、もはや「暮らしている」というよりは
「漂っている」に近かった。
外部との接触を断ち、互いの存在だけを反芻する日々。
麻衣は、時折不安になる。
いつか、翔がこの静寂に耐えきれず、
透明になって消えてしまうのではないかと。
あるいは、自分自身が彼の愛を飲み込み尽くして、
空っぽになってしまうのではないかと。

「このまま一緒に暮らそうよ。 ずっと、ずっと……」

麻衣は呪文のように繰り返す。
翔はその背中に指を走らせ、見えない鎖を上書きするように、
優しく、けれど強く抱きしめ返す。

窓の外では、依然として雨が降り、
名もなき人々がせわしなく行き交っているだろう。
けれど、この部屋の扉が開かれることはない。
解けたクチビルが遠くを眺めるその先には、
もう現実の景色など存在せず、ただ二人で堕ちていくための、
果てしない夜が広がっているだけだった。

(完)


<Generated fiction> supported by Gemini / Google



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