-549-【自作の作詞 × AI附曲 × AI小説】 こんなにそばにいたのに
【AI附曲】
Listen to the music generated by Suno
自作の作詞を基にSunoでAI生成した楽曲です。
【オリジナル作詞】
こんなにそばにいたのに
作詞:かがみ かえで
ちっちゃな赤い傘に隠れるようにして
抱き合ってキスしていたのはどうして君だったんだろう
何だかやるせなくて電話を前にして
ひとりきり飲みつぶれたまま迎えた朝日に電話が鳴ってるよ
きっと君からだろう
だけど僕はとらないよ
君の声聞いたらどうしたらいいか分からないから
こんなにそばにいたのに
こんなに遠くになるなんて考えたこともなかったよ
こんなにそばにいたいのに
こんなに離れてたいなんて悲しくて悔しくて切ないよ
しつこい電話取れば
かけてきた電話の回数しっかり数えているんだね
あんまりうるさすぎて昨日の君のこと
一息に話し上げてすぐ耳から離した受話器が冷たいよ
これでさよならだろう
だけど電話切れないよ
君をまだどこかで信じてるなんて馬鹿らしいけど
こんなにそばにいたのに
こんなに遠くになることを気付けずにずっといたなんて
こんなにそばにいたいのに
こんなに話したくもなくて辛すぎて苦しくて眠れない
こんなにそばにいたのに
こんなに遠くになるなんて考えたこともなかったよ
こんなにそばにいたいのに
こんなに離れてたいなんて悲しくて悔しくて切ないよ

【AI短編小説】

赤い傘の残像
第一章:昨日の雨、小さな嘘
その日は、予報にない霧雨が降っていた。
仕事帰りの駅前、人混みの中で僕は「それ」を見つけた。
見間違えるはずのない、僕が誕生日に贈ったちっちゃな赤い傘。
彼女のお気に入りだった。
けれど、その傘の下にいたのは僕ではなかった。
街灯の鈍い光に照らされて、
彼女は知らない男の胸にすっぽりと収まっていた。
隠れるように、でも逃げ出さないように、
二人は深く抱き合い、そして唇を重ねていた。
「……どうして、君なんだよ」
声にはならなかった。
ただ、胸の奥で何かが静かに、
決定的な音を立てて崩れ落ちるのが分かった。
追いかける勇気も、問い詰める気力もない。
僕はただ、傘を持たないまま、
冷たい雨に打たれながらその場を立ち去るしかなかった。
第二章:朝日と、数えられた沈黙
部屋に戻り、僕は泥をすするように酒を飲んだ。
テーブルの上には、彼女との写真。
数日前まで笑い合っていたはずの記憶が、毒のように全身を回る。
意識を失うように眠り、ふと気づくと、
カーテンの隙間から残酷なほど明るい朝日が差し込んでいた。
ジリリリ、ジリリリ……。
枕元でスマートフォンが狂ったように震えている。
ディスプレイには、見たくもない、
けれど愛おしい名前が表示されていた。
「きっと君からだろう。だけど僕はとらないよ」
今の僕の声は、きっと君を傷つけるか、
あるいは惨めに縋ってしまうかのどちらかだ。
受話器越しに彼女の嘘を聞くのも、
昨日の光景をなぞるのも、
今の僕には耐えられそうにない。
「こんなにそばにいたのに……」
物理的な距離は数キロ。
心の距離は、昨日までは数ミリだったはずだ。
それが一晩で、宇宙の果てよりも遠くなってしまった。
そばにいたいと願う心と、
今すぐ消えてしまいたいと願う心が、
胸の中でぐちゃぐちゃに混ざり合っていた。
第三章:冷たい受話器
電話は止まなかった。
一度、二度、十度……。
そのしつこさに、僕は吐き気にも似た苛立ちを覚えた。
何を言いたいんだろう。
言い訳だろうか。
それとも、何事もなかったかのように
「おはよう」とでも言うつもりだろうか。
僕は震える手で通話ボタンを押し、耳に当てた。
『……もしもし? やっと出てくれた。
ねえ、なんで出ないの? 心配したんだよ?』
甘えるような、少し責めるような、いつもの彼女の声。
その「いつも通り」が、
僕の喉元までせり上がっていた感情を爆発させた。
「君さ、何回かけてきたか自分で分かってる?
……しっかり数えてるんだね。律儀なことだ」
僕の声は、自分でも驚くほど冷えていた。
『え……? 何、急に。どうしたの?』
「昨日、駅前にいたよね。赤い傘を差して」
受話器の向こうで、呼吸が止まる音がした。
「一息に話し上げて、僕は受話器を耳から離した」
彼女が何かを言いかける前に、僕は全ての言葉を吐き出した。
見たこと、感じたこと、そして今の絶望。
熱くなった耳元とは対照的に、
手元の受話器は氷のように冷たくなっていた。
第四章:さよならの距離
これで終わりだ。
そう思っても、指は「切断」のボタンを押せずにいた。
どこかで彼女が「あれは間違いだった」と言ってくれるのを、
まだ信じようとしている自分がいる。
馬鹿らしい。
本当に、救いようがないほど馬鹿だ。
「こんなにそばにいたのに、
こんなに遠くなるなんて気付けなかった」
幸せに浸っている人間は、
いつだって足元の落とし穴に無頓着だ。
あんなに話したかった声も、今は一秒だって聞きたくない。
結局、電話を切ったのは僕の方だった。
画面が暗くなり、部屋に静寂が戻る。
眠りたいのに、まぶたの裏にはあの赤い傘と、
朝日が反射する彼女の嘘が焼き付いて離れない。
「悲しくて、悔しくて、切ないよ」
僕は、二度と鳴ることのないスマートフォンを放り出し、
まだ明るすぎる朝日の中で、一人、顔を覆った。
(完)
<Generated fiction> supported by Gemini / Google
