自分が思うより少しだけ愛されている。
まさ:人と話した後って、あとで「あの時の返し、まずかったかな」ってなること、あるよね?
エミ:わかるわかる!
まさ:一人反省会、始まるよね。
エミ:布団の中で急に始まるやつ。
まさ:「あの沈黙、気まずかったよな…」とか。
エミ:「変な返しして、引かれたかも…」とか。
真沙美:それ、実は気にしすぎなことが多いのよ。
📖 真沙美の解説
①「ライキング・ギャップ」というのがある
自分が思っているより、相手は自分に好意的だった、という心理現象があるの。「嫌われたかも」と思っても、実際はそこまで悪い印象を持たれてないことが多いのよ。
②2018年の研究で分かったこと
Erica J. Boothbyらの研究で、初対面同士の会話のあと、自分は相手にどれくらい好かれたと思うかを聞くと、実際の評価より低く見積もる人が多かったの。
③自分の失敗ばかり、思い返しちゃうから
「あの言い方まずかったな」「沈黙あったな」って、自分のミスばかり気にしちゃうのよね。でも相手は、そこまで細かく気にしてないことが多いの。
まさ:気にしなくていいのか!エミも真沙美も好意的なんだな!ありがとう!
エミ:え?
真沙美:ライキング・ギャップは初対面や接触回数が少ない場面でよく見られる現象なのよ。
まさ:ん?
エミ:付き合いが長くなると、ごまかしは効かなくなるのよ。
まさ:どういう意味だよ!
🖋真沙美のあとがき
初対面の後の「嫌われたかも」は、たいてい気にしすぎなのよね。ただ、これは平均すると、人は自分が思うより少しだけ好意的に受け止められていることが多い、という傾向の話なの。人の認知には、逆に「自分は結構イケてる」って過大評価する場面もあるのよね。だから、一回の会話で自分をジャッジしすぎなくていいの。何度か会っていくうちに、お互いの本当のところは、自然と見えてくるものだから。
📚 参考文献
Erica J. Boothby et al.(エリカ・J・ブースビー他)"The Liking Gap in Conversations: Do People Like Us More Than We Think?" (2018):初対面の会話後、参加者が実際より自分への好意度を低く見積もる傾向があることを示した研究。

