人生の豊かさは、「何を成し遂げたか」では決まらない。
「豊かな人生」と聞くと、どんな人生を想像するでしょうか。
仕事で成功する。
大きな夢を叶える。
たくさんのお金を稼ぐ。
誰かに認められる。
もちろん、それも素晴らしいことです。
僕だって成功したいですし、お金も欲しいです。
「お金なんていらない。愛があれば十分だ。」
なんて言いながら、スーパーで値札はしっかり見ます(笑)。
でも最近思うんです。
人生の豊かさって、本当に「何を成し遂げたか」だけで決まるのだろうか、と。
むしろ、
目の前のことに、どれだけ真剣に向き合えたか。
そこに人生の豊かさがあるような気がします。
たとえば仕事でも、
「こんな小さな仕事、適当でいいや。」
と思ってやることもできます。
逆に、
「せっかくやるなら、ちゃんとやろう。」
と真正面から向き合うこともできます。
やっている仕事は同じです。
でも、その時間の濃さはまったく違う。
料理だってそうです。
ただお腹を満たすために食べれば、10分で終わります。
でも、
「これ、めちゃくちゃ美味しいな。」
と味わいながら食べれば、その10分は少し豊かになる。
散歩だって、
目的地まで歩くだけならただの移動です。
でも空を見たり、風を感じたり、
「今日ちょっと涼しいな。」
なんて思えたら、それも立派な人生の一部になる。
僕たちはつい、
「もっと大きなことをしなきゃ。」
と思ってしまいます。
でも人生のほとんどは、大きな出来事ではありません。
夢を叶える瞬間なんて、人生全体から見ればほんの一瞬。
それ以外の時間は、
仕事をしたり、
ご飯を食べたり、
誰かと話したり、
移動したり、
コーヒーを飲んだりしている。
つまり、
人生の豊かさを決めているのは、実は「何でもない時間」なのかもしれません。
成功したら幸せになる。
夢が叶ったら人生を楽しむ。
お金が増えたら余裕を持つ。
そうやって幸せを未来に置いてしまうと、人生はずっと準備期間になってしまいます。
でも本当は、
今日の仕事に真剣に向き合う。
今日のご飯を美味しく食べる。
目の前の人との会話を楽しむ。
やりたいことに夢中になる。
そんな小さな時間の積み重ねが人生です。
だから僕は、
「すごい人生」を目指すより、
「ちゃんと味わった人生」を送りたい。
成功したかどうか。
何者になれたか。
何を残せたか。
もちろん、それも大切です。
でも最後に振り返った時、
「あの時、楽しかったな。」
「一生懸命やったな。」
「いろんな人と笑ったな。」
そう思える時間がたくさんあったなら、それだけでも十分に豊かな人生なんじゃないでしょうか。
人生は、結果だけを回収するゲームではありません。
結果へ向かっている途中も、全部人生です。
だから、
成功するまで人生を楽しむのを待たなくていい。
今日を真剣に生きる。
今日をしっかり味わう。
今日という一日を堪能する。
その積み重ねの先に、
気づいたら「豊かな人生」ができあがっているのだと思います。
