岡本太郎との出会い
川崎市岡本太郎美術館に行ってきた。岡本太郎の幼少期から晩年に渡っての人生、数々の名言、作品、生き様を知れる。ただ、先に断っておくがこの記事は岡本太郎の美術館の詳しい解説を紹介するものではない。それなら、他を当たってくれ。この記事はあくまでも、ど素人からみた岡本太郎、岡本太郎を知らない人間が岡本太郎美術館に行った時に感じたことを述べているだけだ。書籍だって読んだことないし、岡本太郎が太陽の塔を作ったってことくらいしか俺は知らない。そんな俺と同じ岡本太郎初心者が美術館に行けば、どうなるか。まず、ありきたりなことだが、岡本太郎=太陽の塔というイメージを持っている人が行けばいい意味でそのイメージをぶち壊されるだろう。岡本太郎はただの凄い彫刻家なんかじゃなかった。岡本太郎をよく知らない私にとって、彼は人生を隅から隅まで味わい尽くし、生命を燃やし人生を生き尽くした人間のように映った。岡本太郎を彫刻家や画家だと思っている人が多いかもしれないのでその誤りから正す。彼は、本も書いているし写真やラジオ、何ならスキーだってやっている。記者から何が本職なのですか?と聞かれた際、岡本太郎はこう答えた。
「本職?人間だ。」
私はこの言葉を読んだ時、衝撃を受けた。職能なんかに捉われず、自分の生きたいようにやりたいように表現したいように表現する。岡本太郎にとって、書くことや作ることなどはただの手段であって全力で人生を生きている中で己から滲み出てきたものをただただ出し残し伝えることが本来の目的だと、ただ人間として人間らしく限りある命を懸命に生きているんだと言っているように俺は感じた。
「将来、何になろうかなぁ。作家かなぁ。絵描きかなぁ。映画監督かなぁ。どっちがかっこいいかなぁ。俺が満足するかなぁ。何が楽しいかなぁ。」
職業に捉われ、浅くて小さいことでウジウジ悩んでた俺はスタートラインにも立てていなかったんだと知る。
己の人生を生き、命を燃やしていくと決めた。
