"いいおじさん"に出会う
最近とある人から、こんな教えをいただいた。
「30歳までにいいおじさんに出会え。30歳を超えたら次はあなたがいいおじさんにならなければいけない」
細かい会話の内容は省いてるが、おおよそこの内容の通りだ。僕は先月(2025年2月)26歳になったところである。その人が言うには、あと4年で出会えたら及第点、理想はあと2年以内、とのこと。
この数字に具体的な根拠があるのかどうかはわからない。今振り返ると「なぜ40歳までじゃだめなんだ?」とも思う。しかし、これまで生き急いできた僕にはちょうどいい。
この話を受けて、僕はいいおじさん探しの旅に出てみた。
"いいおじさん"とは
そもそも"いいおじさん"とは何だろうか?僕にこの助言をくれた方の解説を要約する。
"いいおじさん"は優秀かどうかでは測れない。優秀なおじさんは、「Googleマップのように目的地までの最短経路」を教えてくれる。"いいおじさん"は、あなたの価値観をざっくり把握して、「この道とかを通りながら行けばいいんじゃない?」と提案してくれる。
確かに僕は、これまで優秀なおじさんには会ってきた。それこそお金を稼ごうと思い、優秀な方々にアドバイスを乞うてきた。実際、年数千万とはいかないが、僕と妻が生活するには困らない充分な収入がある。
しかし、これ以上お金を求めるのは何だかなぁ、と思うようになってきていたのも事実。僕の行きたい方向は経済的な豊かさじゃなくて、人間関係の豊かさとそれに耐えうる経済力である。そうなると、ただ単にお金を追うのも違う。しかし、全くお金を負わないかと言えば、それも違う。
これは優秀なおじさんではなく、"いいおじさん"と出会わなければいけない、そう感じた。
その後、1ヶ月ぐらいに渡って、自分がアドバイスを貰いたい"いいおじさん"はどこにいるか探し続けた。
"いいおじさん"と出会える場所
結論、"いいおじさん"達は意外とどこにでもいるんじゃないか、と思う。しかし、できれば職場以外で見つけることをおすすめしたい。
理由を話そう。
いろんなおじさんと話して気づいたことがある。"いいおじさん"は、いい意味での二面性を持っていると思う。職場では見れない顔を持っている。それは趣味かもしれないし、あるいはそこに向き合うスタンスや価値観だったりする。
そして、その二面に対して都度本気で向き合っている。そういう人と対面するとき、人間としての深みを感じざるを得ない。
仕事、家族、趣味、地域コミュニティ、宗教
人によっては2つだけじゃなく、3つ以上抱えてる人もいる。もちろん、それぞれに対して真剣に取り組んでいる。本人は遊びや趣味のつもりかもしれないが、その姿は外から見ると変態的だと思う。
複数守るものがある人は、それ自体を良しとしている。人は多面的でいろんな欲求があることを知っているから、人の価値観を否定しない。僕の「経済力も人間関係も、どちらもバランスを取りたい」という話を真摯に聞いてくれる。
職場にも"いいおじさん"はいると思うが、見つける難易度が高すぎる。なぜなら、職場では仕事の話で終始することが多いからだ。家族との向き合い方やオタッキーな趣味の話をしてくれるステキな上司がいるなら本当に恵まれていると思う。
僕は転職したばかりなので、もしかしたらこれからいい出会いがあるかもしれないが。
しかし、多くの"いいおじさん"との出会いは、職場以外の顔を見れる場所の方が容易い。だから僕はこれからも飲み屋でいろんな"いいおじさん"と話そうと思う。
きっと彼らは真摯に話を聞いてくれる。僕の価値観を否定せず、しかし本当にダメなことは指摘してくれる。
そして、4年後には誰かにとっての"いいおじさん"でありたい。
