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ひとりで読むだけが読書じゃない!—— 「縁読(エンドク)」という新しい読書のカタチ

ひとりで読むだけが読書じゃない!

こんにちは、読みびとのまさきです。

今回は、この4月からスタートさせた「縁読(エンドク)」について書いてみたいと思います。

「縁読(エンドク)」は新しい読書のカタチとしての私なりの提案です。

想いをそのまままっすぐに書いてますのでちょっと長いですが、どうか最後までお付き合いください🙏


■本について気軽に話す場を自分でつくれないか?

常々、日常的に本について話す場所があったらいいなと思っていました。

以前「話せる本屋がない──本屋探訪して気づいたこと」という記事を書きましたが、これまでのnoteの中で、もっともスキが多かった記事でした。もしかすると同じことを思っている人が多いのかもしれません🤔

上の記事では、「話す」期待を本屋に向けていたのですが、本屋のことをよくよく知るうちに、「話すこと」を本屋に期待するのは難しいと感じています。

本屋はすでに私たちに本を提供するという大事な役目を果たしてくれています。

それでは、本について気軽に話せる場を、自分がつくることはできないだろうか?

私が次に持った問いでした。

本屋ではないとしたら、私設図書館か?ブックカフェか?それとも読書会なのか?

さまざまな実践例を見ながら、自分がやるならどんな形式が良いかを探っていきました。

そんな中、読書会を一緒にやってる仲間と、オンラインで一緒に本を読む時間を持ちました。私たちにとっては、読書会の中でもよくやっている読書のオプションでした。

その時はたまたま参加していたのが3人という少人数で、じっくり本を読んだあと、それぞれの話を深く聴き合うことができました。私にとっては、それはいつも以上にとびきり豊かな時間に感じられました。

翌日もその余韻が残っていて、「こういう時間でいいんだよなぁ」と考えていると、ふと「そうか、これなんだ!」と降りてきたのです。

その時の私のメモはこちらです。

・自分の読書を共有する
・予約制で一緒に本を読む
・いつでも本について話せる
→それが新しい読書習慣になる

例えば、私設図書館などを開いて、自身が所有する本を共有する方向性をずっと考えていたのですが、むしろ私が分かち合えるのは「自分の読書時間」ではないかと思い至ったのです。

勢いを得た私は、さっそく実現可能なやり方とコンセプトを練り上げていきました。そんな私を後押しすべくヒントをくれたのが、本棚に積読されていた、藤原辰史『縁食論――孤食と共食のあいだ』(ミシマ社)でした。

「そうか、"共" ではなく "縁" だ!」

大袈裟ではなく、私にとって読書は食事ぐらい大切なもの。一緒に食べる食事と、一緒に過ごす読書の豊かさは似ているかもしれない。ともに "縁" がもたらす共空間ではないか、と。

これが「縁読(エンドク)」が生まれた瞬間でした。

■「縁読(エンドク)」とは何か

では、衝動的に始めた「縁読(エンドク)」についてお話しさせてください。

「縁読(エンドク)」は予約するオンライン読書時間です。

縁読の特徴は大きく3つ。

「予約する時間」であること、「誰かと一緒に読書する」こと、そして、「読んだ後に話す」ことの3つです。

まず1つ目の「予約する時間」についてです。

「本を読みたいのに、時間がない」
「気づいたら積読ばかり増えている」
「家にいるとついスマホを見てしまう…」

そんな人はどうしたら読書できるでしょうか。読書は、重要だけど緊急度が低いものと思われがちです。だからこそ、読書のために前もって時間を確保することが重要であり、その仕組みを作ればいいのではないか。

読書できていない自分に危機感や不満を持っている人は、きっと「予約する」という行為を大切だと感じてくれる気がしたのです。

2つ目は、「誰かと一緒に読書する」こと。

これは実際にやってみて、その効果を深く実感しているところです。

思っている以上に、多くの人が、読書に集中できないことに悩んでいます。確かに私もそうです。日常は誘惑に溢れていますし、思考は緊急度の高い仕事や家事に向きがちです。私たちの読書は、悪気なく簡単に邪魔されてしまうのです。

そんなとき、「誰かと一緒に読書する」という行為は、読書にとどまる動機づけになります

そして、最後3つ目の、「読んだ後に話す」。

これは私がずっとこだわっていたことです。読書のあとすぐに誰かと話せる機会って、実はあまりないと思います。私は本について話すことが新しい読書文化になることを期待しています。

さらに、縁読は、私含め最大3名の少人数制にしています。理由は一人ずつたっぷり話せることを大切にしたいからです。ただ読んで終わりではなく、話すことで、本とのつながりがさらに深まること間違いなしです。

中には、話すのが苦手という方もいるかもしれません。話したいことがあれば話してくれればいいですし、私もコーチングや場づくりの仕事をしているので、安心して話せる場になるよう意識したいと思っています。

読む本のジャンルは自由です。小説、エッセイ、人文書、ビジネス書など、その時の気分に合わせて自由に本を選んでもらいます。悩んだのですが、一旦漫画や雑誌は除外にしてます。比較的スキマ時間に読みやすいものですし、予約してまで読まなくていいのではないかと思ったからです。

開催は基本的に、オンラインです。もちろんリアルでやるのも楽しいと思ったのですが、いかんせん私にはいつでも使える場所が自分の部屋しかありません笑 いや、むしろ私は本棚がある自分の部屋が好きです。だったら、ここからつなぐ方が自然かもしれない。そう思えたのも大きかったです。(ちなみにリアルも不定期でやってみようかと思っており、現在企画中です🌲)

さらに、当面は無料にしました。最初は有料でやることも考えていたのですが、「縁読(エンドク)」という名前が生まれてからは、むしろお金ではないつながりが生まれた方が自然ではないかと思うようになり、無料にしてみることにしました。これについては持続性の観点から考え直す可能性もありますが、まずは気軽に参加してみてほしいと思っております。

予約できる時間はカレンダーで公開しており、その中であればどこを予約しても構いません。自分にとって無理のない範囲で、時間を分かち合っていければと思います。

それ以外にもこだわっているところはあるのですが、とりあえずこれまでのところを押さえておいてもらえると嬉しいです。
(縁読の詳細リンクは最後にご案内しています📚)

■「みんなと一緒に本を読む」は世界のトレンド

さも自分が発明したことのように興奮して記事にしていますが、実はこのような「みんなと一緒に本を読む」取り組みは世界でトレンドになってきているようです。

例えば、先日縁読に参加してくれた友人が教えてくれたのが、インドで広がっている「silent reading」。

友人が教えてくれた記事(英文)はこちら👇

本と敷きマットを手に、時間を決めて公園に集まり、静かに本を読む時間を一緒に過ごす。インドでは国内各所にこのような読書コミュニティが生まれているようです。

芝生の上で、それぞれが思い思いに本を読んでいる。その光景を思い浮かべるだけで心が踊ります😆

その様子はInstagramでも公開されていていて、写真を見ると、ものすごく多くの人が参加していて驚きます。(さすがインド✨🇮🇳)表情も笑顔に満ちていて、この場に加わりたいと思わせてくれます。
(例えばこちら👉 https://www.instagram.com/lodhireads/

この取り組みはいまはヨーロッパにも広がり静かなムーブメントとなっているようです。

日本でも読書会はすでにたくさんありますし、おそらくこういった「一緒に読む」イベントもどんどん増えてくるのではないでしょうか。

■「縁読(エンドク)」を新しい読書文化にしたい

縁読は、4月から始めて、すでに3回開催しました。

以下、実際にもらった感想です。

「一緒に読書している支え感。一人だったら寝落ちしたり他のことに気を取られて継続できないところ、この時間はみんなと読書する!と、とどまれた」

「自己完結できる行為だからって、読書を孤独にしなきゃいけないわけじゃない。むしろ別々の本を読んでいるのに、一緒に時間を過ごすってある意味豊かな体験」

「読書をしたいのに、いつもはやり残しの家事やテレビやYouTubeに流されています。子どもの並行遊びのように、それぞれでいながら一人ではない安心感がありました。本を一緒に読み、話ができる場にいられるのは、幸せですね。」

まず予想以上に、「誰かと一緒に読書する」ことに効果を感じてくれた印象です。集中力、安心感、協働性など、一緒に読むことが、一定時間読み続けられる要因となっていることは間違いなさそうです。

またその時間に集まった人と本によって生まれた "縁" が生み出す対話は、その瞬間だけのかけがえのない時間に感じられました✨

「また出たい」「今度はリアルで集まろう」といった声も出て、すでに手ごたえを感じています。

私は、読書とは、「自分のペース」で読むことで落ち着きを取り戻し、「他者の思考」に触れることで世界が広がり、そして大切なものを受け取る、受贈行為である、と思っています。

読書の意義は人それぞれ。「読書とは何か」という問いを一緒に囲みながら、無限にある本を少しでも協力して読めるような、そんなつながりが生まれたら楽しいなと思っています。

「縁読(エンドク)」は、まだ始まったばかりの小さな試みです。

けれど、一人で読むだけではない読書のカタチが、
誰かの時間にそっと寄り添い、
ふとしたきっかけになるような、そんな場にできたら嬉しいです。

よかったら、あなたもこの新しい読書文化に、一歩足を踏み入れてみませんか?

本を片手に、お待ちしています📚☕️

▶︎縁読(エンドク)の詳細&お申し込みはこちら👇

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