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夢が叶う

鎌倉に住んでもうすぐ7年になる。

東京に2年住んで、
自分がなんだかパサパサになるような気がして、
水の気があるところに住みたいと思った。

知り合いも、
何のご縁もなく住み始めた鎌倉。

鎌倉に引っ越したのは、
2019年8月8日。

この日、引っ越しの段ボールを片付けて、
一区切りして夕方に鶴岡八幡宮にお詣りすると
ぼんぼり祭りだった。

夢みたいに綺麗だと思った。

ほの暗い参道に、
たくさんのぼんぼりが灯っていて

舞殿で
静かに美しく優雅な舞が舞われ

人はラフな姿でそっと
参拝者の邪魔にならないように
石段に三々五々と、静かに座って
舞を眺めている。

うわぁ、わたしこんな土地に住むのかと
身の引き締まる思いがした。

なんて美しいところだろうと心から思った。

そして、
いつの日か
わたしも あのぼんぼりが書きたいと思った。


その後、コロナの影響で
町の様相は一変する。

友達のできない数年を過ごした。


少しずつ、少しずつ鎌倉に馴染み
いつの間にか、ハイヒールからビーサンで過ごすようになる。
出張対応のジャージワンピースから
コットンワンピースに。

徒歩圏内にコンビニもスーパーもないけど、寺なら幾つもある。
海も山も、リスも、鳥もたくさん。


2025年2月
鎌倉郵便局150周年の小型印のご依頼をいただく。
1年間、窓口で笑い文字の消印が押される。

鎌倉の人になれたような気がした。

消印になるって、
本当に何十年ぶりのことだったそうです。

そして、昨年は
文化庁主催の東アジア文化都市2025で
鎌倉市からの
韓国、中国、マカオの市長へのプレゼントとして
ご依頼いただく。

ほんと、嬉しかったのです。

自分が住んでいて、
ほんとに大好きなこの街のために
自分ができることがあるって、とってもうれしいと思いました。

そして、
今年の夏は

ずーっと夢みたいに思っていた

あの
ぼんぼりを書かせていただくんです。

鎌倉のどなたに聞いても、
どうやったら書けるのか
全然見当もつかなかったあの最初の日のぼんぼり。

あれを書かせていただくことになりました。

「ぼんぼりを書きたいです
 私でいいと思ったら書かせてください」

八幡宮で手を合わせるときに、
いつもそう思っていました。

鶴岡八幡宮さまからお電話を頂戴したときに、
もう夢のように嬉しいと思いました。

夏至も過ぎ、
どんな言葉を書くのかも、
自分の中で決まってきました。

というか、2日前に
レイアウトまで夢を見ました。

少しずつ、少しずつ

鎌倉とご縁が深まっていく。

そのことが
とてもうれしいです。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
共感したときだけで大丈夫です。
もし何か心に残るものがあったら、
スキやひとことをいただけたらうれしいです。

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