【北欧旅行記】フェロー諸島編#2🇫🇴 旅の終わり、動物達に誘われて
Hello World! 世界遺産マイスターのマサムネです!
2024/8/30〜2024/9/14に「北欧5カ国+バルト3国+フェロー諸島」を旅しました!今回は『フェロー諸島』編、第二弾!ついに、北欧旅行記、最終回完結編です!最終日は天然港や『サクスン教会』を目指し、最終的に帰国予定!
↓前回の記事はこちら↓
1. 自然が織りなす天然港
7:30、「ギョグ(Gjógv)」の宿にて起床。ここは「ギョグ」にある唯一の宿舎だが、観光客もそれほど多くなくとても静かな場所。しかしながら、朝ごはんのビュッフェはかなり豪華で食べ応え抜群。

脂がしっかり乗っていて美味。

8:20、「ギョグ」の街を少し散策する。「ギョグ」は30人ほどが定住している小さな村。首都の『トースハウン』からは車で1時間ほどと少し離れている。

この写真の奥にトレイル可能なコースがあったが天候が怪しかったため今回は断念。

草が茂った屋根の建物や、黒塗りの木造建築が目立っている。
最終日の天気は嵐のような天気。『フェロー諸島』は島のため天気は変わりやすい。この街は海に近いこともありかなりの強風。ホテルから少し歩いて海岸沿いに進んでみる。

羊も強風の中で居場所を求めてウロウロしていた。
雨のため足元がぬかるんでいた。道なき道を進むと、景色が広がりビーチらしきものが見え始めてきた。この時間帯、この場所ということもあり人はまったく外におらず羊に支配された空間である。

ベンチがこの辺りにあるらしいが見通しが悪く見つけられなかった。

海から少し離れて歩くと、『ギョグ天然港(Gjógv Natural Harbour)』が見えてくる。町の名前にもなっている「Gjógv(ギョグ)」 はフェロー語で「峡谷」を表しており、言葉どおりの長さ約200メートルの峡谷がある。

明るい緑で覆われた断崖と、その間に流れる海とのコントラストがとても美しい。

波の影響を受けにくく、かつては漁船の避難港、出漁港として活躍したらしい。

すべて自然に任せるフェロースタイル。
2. 自然に溶け込んだ動物達に誘われて
9:00、『ギョグ天然港』を後にし、『サクスン教会』に向けて出発。さらに天候が崩れてきており、『フェロー諸島』の豪雨は半端ではなかった。

ものすごい水量の滝が道路脇に発生していた。

『フェロー諸島』は岩肌に沿って道が作られているため真っ直ぐの道は少ない。
途中には前回も見た「フェローシープ(Faroese Sheep)」がドライブを彩ってくれる。車も少ないためか道路脇まで出てきており、かなり近づいて観察することができる。

こちらに興味があるのか、じっとこちらを見つめている。

その様子は圧倒的強者の風格を帯びていた。

警戒心もないため非常にのんびりと歩いている。

羊界にもトレンドがあるのだろうか。

どんな環境でも生きるという生命力を感じる。

ゾロゾロと足並みを揃えて飛ぶことなく歩行。

故郷に想いを馳せているのだろうか。
3. 神秘的な白の教会『サクスン教会』
10:00、『サクスン教会(Saksun Church)』に到着。駐車場はかなり広いが他に車はなかった。『サクスン教会』は、1858年に建てられた小さな草屋根の教会で現在も使われている現役の教会。

うっすら霧がかっているのもまた神秘的である。

白い外壁と草の生えた屋根が特徴。

白い壁と対照的にドアは黒い。

見たところウッドデッキの席しかなさそうだったので仕方がない。
「サクスン」には、村の他に『ドゥヴガルザル農場(Dúvugarðar)』というフェローの伝統を受け継いでいる農場もあった。フェロー最大級の農場のひとつらしく、広々とした放牧が行われていた。

農業の継続が厳しいため150 DKK(約3,000円)を納めて欲しいという内容。

日本にいる牛ような模様のホルスタイン種。

全体的な見通しの悪さがサイレントヒルのような世界観を感じる。
10:00、「サクスン」を後にし、『フェロー諸島』唯一の空港である『ヴォーアル空港』を目指す。この後14時半にアイスランドの「レイキャビク」経由で「ニューヨーク」へ戻る。時間的にギリギリだったため少し急ぐ。

トンネルの料金はレンタカー返却時に自動で精算されるシステム。


133DKK(約2,900円)と比較的安めのガソリン。
4. 涙の欠航『ヴォーアル空港』
12:30、『ヴォーアル空港』に到着。ここからアイスランド「レイキャビク」経由で「ニューヨーク」へ戻る。しかし空港へつくや否や、なにやら騒がしい様子。どうやら到着予定の飛行機が来ておらず欠航との知らせが書いてあった…。

「この日は島から出られないかも」ということもあり、現場は大混乱。
インフォメーションセンターでは、ホテルを追加で手配している人や、なんとかならないかと抗議している人もいた。自分は仕事の関係で、どうしても明後日には戻る必要があったため、この日はなんとしても『フェロー諸島』を脱出する必要があった。

「レイキャビク」は完全にアウトなので、「コペンハーゲン」にすべてを賭ける。
「コペンハーゲン」への便は時間によっては、『フェロー諸島』に着く可能性があるとのことで、急遽フライトを変更。用意したSIMカードは『フェロー諸島』では電波が通じず、アイスランドの便はキャンセルできなかったため、返金はされなかった…。

小さな空港のためすることもなく、とりあえずご飯を食べる。
途方に暮れていると、日本人の方が1人話しかけてきてくれた。1週間ぐらいいたそうで、ドローンでの空撮映像や、キャンプの様子などを見せていただいた。今回こちらは24時間ほどしか『フェロー諸島』に滞在をしていないが写真を見せてもらう限り、24時間だとあまり満足に回れていなかったことに気付かされた。

時間はたくさんあったのでのんびり食べる、胃もたれ。

これで脱出することができそうである。
16:30、『ヴォーアル空港』を出発し、再度「コペンハーゲン」を目指す。本来は「レイキャビク」へ到着し『ブルーラグーン』という温泉に入って、この日中に「ニューヨーク」へ向かう予定ではあったが、「コペンハーゲン」へ戻ることになったためもう一泊である…。

「コペンハーゲン」に戻る場合は宿を追加でとる必要があったが後で考えよう。

飛行機も小さいため風に揺られやすいのだろう、島の強風をなめては行けない。
5. 二度目の「コペンハーゲン」、旅の終わり
19:00、『コペンハーゲン国際空港』に到着。「コペンハーゲン」は比較的大きな空港のため、「ニューヨーク」への直行便に乗って帰る。

遅めの到着のため、とくに観光はせずそのまま休む。
土曜日の夜ということもあり宿がまったく見つからない上に、とても高額。時間も遅くなってしまっていたことから、前回宿泊した「コンフォートホテル」に泊まった。1泊300ドル(約44,000円)という予定になかった出費…。
↓「コペンハーゲン」を散策した時の記事はこちら↓

2週間にわたる北欧旅最後の晩餐は、チップスとチョコレートムース。
9:00、フライト以外予定がないためのんびりとした起床。当初の計画になかった幻の1日の始まりである。「コペンハーゲン」から「ニューヨーク」へ戻る。

昨日の『フェロー諸島』の嵐を忘れさせてくれるかのような快晴。

クロワッサンがサクサクでとても美味。
11:30、『コペンハーゲン空港』にチェックイン。フライト時間は少し長く、8時間ほどかけて「ニューヨーク」へと進む。航空会社は信頼と実績のSASで、機内はとても大きく快適。

レゴランドには行っていないが、日本のレゴランドよりは恐らく盛り上がっているのか…。

さようならヨーロッパ。
13:30、「ニューヨーク」に到着。時差は6時間あり、到着しても昼である。無事に帰還したことに安堵。とても長い旅の終わり最後まで色々あったが、なんとか旅程を完遂。これにておしまい。

戻ってきたという安心感と、時差により急な眠気。
6. 2週間の北欧旅を終えて(あとがき)
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。2週間の北欧旅行記、無事完走することができました!
まだすべて読めていないという方にも、お好きな場所に旅をしていただけるように、今回の北欧旅のまとめとなる【総集編】も作りました!全16回分と少しボリュームがありますが、是非とも気になる場所を見つけていただけたら幸いです。
↓総集編 はこちら↓
さて、改めて書き終えてみて自分としては随分と長い時間旅をしたな、という気分です。旅の最中は時間が勝手に流れていくのであっという間に感じたのですが、いざ書き起こしてみるとその場その場で色んなことを考えていたなと、時間と感覚のズレに驚かされます。
今回の旅は、バルト三国、北欧5ヶ国とフェロー諸島、というヨーロッパの中でも少しクセのある国々を一気に回ってみました。世界遺産という軸で各国を見て回ってみましたが、当時の時間を共有できるような体験は現地に行かないと味わえないということを強く感じました。
キレイな景色はもちろんですが、大変な経験をした場所ほど記憶に残っているもので、アイスランドの『カトラ火山』、ノルウェーの『ロフォーテン諸島』や『ノールカップ』、『フェロー諸島』などなど、強烈に残っている印象です。「短い人生の中で、しなくてもよい面倒なことをいくつしてきたか」、が人生にほんの少し彩を与えてくれるのでは、なんて考える旅でした。面倒なことと、ロマンを求めることは表裏一体なのかもしれません。
インターネットで調べれば高画質な観光動画や、プロのフォトグラファーの方が撮影した写真はたくさん出てきます。もちろん現地に行って撮影できる写真だけを切り取れば同じような写真は撮影出来るかもしれませんが、空気感、体験、過程は中々複製出来るものではなく、唯一無二のものとして残っていくのではないかと思います。
今後ともよろしくお願いします。それではまた!
