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【北欧旅行記】フィンランド編🇫🇮#3 アートな街、首都「ヘルシンキ」と世界遺産の海上要塞

Hello World! 世界遺産マイスターのマサムネです!

2024/8/30〜2024/9/14に「北欧5カ国+バルト3国+フェロー諸島」を旅しました!今回からはフィンランド編、第三弾!今回はフィンランドの首都『ヘルシンキ』をまわり、世界遺産『スオメンリンナ要塞』へ、バルト三国のひとつ「エストニア」へ!

↓前回の記事はこちら↓


1. フィンランドのシンボル『ヘルシンキ大聖堂』

9:20、『ロヴァニエミ』から寝台列車で揺られること12時間、フィンランドの首都『ヘルシンキ』に到着。シャワー付きの部屋を選んでいたため、心身ともに快適な朝を迎える。

寝台列車は静かでよく眠ることができた。
昨日に引き続きこの日も快晴で気持ちの良い朝。

ここまでの北欧旅ではレンタカーで移動することが多かったが、この日からはしばらく都市観光の予定。『ヘルシンキ』の駅に到着後、まずは駅のロッカールームにキャリーを預ける。

『ヘルシンキ』駅構内は広かったが、ロッカールームの場所はわかりやすくすぐ見つけられた。
ロッカーの使用料金は大型サイズで9時間利用する場合は9.9ユーロ(約1,600円)

9:45、『ヘルシンキ』駅を出発。荷物を預けて身軽になり、外に出ると青空が広がっていた。駅前には石畳が広がっておりヨーロッパの都市らしい雰囲気を感じることができる。

駅前にある広場、『Railway Square』はかなり開けた景色。
写真の赤い屋根の建物は劇場らしい。

駅から出るや否や、ピンク色の派手な服を着た女性に「写真を撮ってください」と言われ応じると、一枚だけかと思いきや石畳に座り出しポーズを何度も変えての撮影会が始まった。しばらく撮影した後、逃げるように退散。

駅前にはトラム(路面電車)が走っていた。
トラムの色は落ち着いており景観に馴染んでいるように感じた。

10:00、駅から15分ほど歩き『ヘルシンキ大聖堂』に到着。『ヘルシンキ』のシンボルらしく、朝から立派な銅像の周りに人だかりができていた。

この時は大規模な改修を行なっており、一瞬見間違うほど精巧な張りぼてにおおわれていた…。

この日は日曜日だったため、ミサが行われており午前中は中に入ることができなかった。キリスト教会などの建物内を見学する場合は日曜日を避けることを忘れてはならない。(何度かこのミスを経験している…。)

↓ミサのため入ることができなかったオタワの『ノートルダム大聖堂』↓

『ヘルシンキ大聖堂』の階段を上り、振り返ると広がる広場。
ツアーの団体もいくつか見られた。

中に入ることをあきらめて、大聖堂の向かいにあった地元感あふれる老舗カフェで朝ごはんを食べることに。日曜の朝ということもあり、閉まっているお店も散見された。

『ヘルシンキ大聖堂』の目の前にある「Cafe Engel」。
朝食どきのためか人が少し並んでおり、日本人も数名いた。
「ENGELIN AAMIAINEN」(17.80ユーロ、約2,700円)
味付けはシンプルでヘルシー、フルーツにスイカがあったことが印象的。

2. 海上要塞『スオメンリンナ要塞』へ上陸

11:00、世界遺産『スオメンリンナ要塞』へ向かう。『スオメンリンナ要塞』は海上にあるため陸路で行くことはできず『ヘルシンキ』からフェリーに乗る必要がある。

『スオメンリンナ要塞』は戦略的に海上に作られているため島に配置されている。

『ヘルシンキ大聖堂』から10分ほど歩いた先にフェリー乗り場があるので向かう。フェリー乗り場の目の前には賑わっているマーケットがあった。

フェリー乗り場の近くにある『カウッパトリ(Kauppatori)』というマーケット。
屋外で食べる用のベンチや机も用意されており賑わっていた。
マーケットで売られていた、色とりどりの果物たち。
オレンジの屋根の下にはスモモやベリーが売られており、北欧らしい雰囲気が漂っている。

11:00、フェリー出発。フェリーは約20分間隔で運航しているらしく、到着した時にちょうど出航しようとしていたため乗船。人が多いためかチケットを全員分確認している様子はなかった。

100人ほど乗れそうな、『スオメンリンナ島』行きの船。
料金は片道2.95ユーロ(約480円)。
フェリーは自由席で屋内席とデッキ席と二種類。
9月の2階席はかなり日差しが強いためサングラスがあるとよい。

11:15、『スオメンリンナ島(Suomenlinna)』に到着。島は上から見ると五稜郭のような特徴的な形をしている。『スオメンリンナ要塞』に入るのには入場無料(博物館など一部施設は有料)。

到着すると、ユネスコの世界遺産の目印がお出迎え。
「SUOMENLINNA」はフィンランド語、「Sveaborg」はスェーデン語でそれぞれ「要塞」を意味する。

元々『スオメンリンナ要塞』は18世紀にスウェーデンによって建設されたため「スヴェアボリ(Sveaborg)」 という名前で呼ばれていたが、その後フィンランドが独立し、フィンランド語の「スオメンリンナ(Suomenlinna)」に改名されたが、当時の名残として表記が残っているらしい。

要塞の入り口にはとぼけた表情のカモメもお出迎え。
この島では鳥だけでなく、現在も実際に住民が暮らしている。

『スオメンリンナ要塞』は、1991年にユネスコ世界遺産に登録された。世界的に珍しい「海上要塞」である点や、18世紀当時のヨーロッパにおける優れた軍事建築技術を取り入れた部分などが評価されている。

島のマップは日本語にも対応していた。
「ブルールート」という回り方が全体的に見ることができそうなルート。
要塞という名だけあって、島には日本のお城にあるような城壁が張り巡らされていた。
風景を切り取れば、日本ではないかと間違うような雰囲気があった。

島の散策を開始。この要塞は歩いて内部を回れるようになっている。幸いこの日は快晴のためとても観光日和だったが、屋根などは基本的にはなく、雨だと少し歩きにくそうな印象。

要塞内に入るとすぐ見える『スオメンリンナ教会』、現在も灯台として稼働しているらしい。
この日は入ることはできず、外から眺めるのみ。

要塞の中はところどころ木が生えており、公園のような作り。『スオメンリンナ島』はいくつかの島から成っており、スオメンリンナ橋を渡り、メインの島へ。

このような城壁を何度かくぐり、深部へと進んでいく。
石でできた壁の中には、さらに道ができており、まさに要塞という感じ。

メインの島へ入ると「グレート・コートヤード(Great Courtyard)」と呼ばれる開けた広場がまずあった。ここは、行政や軍事の拠点としてかつて使用されていた場所らしい。

中央部分にある記念碑はお墓らしいが、子供たちが元気よく上に登って写真を撮っていた。
『スオメンリンナ要塞』を設計した「オーガスティン・エーレンスヴァルド(Augustin Ehrensvärd)」という軍人で建築家の墓。

天気も良かったためか、広場には観光客が多く、ベビーカーを押しているファミリー層から、高齢の方まで幅広い年齢層がいた。

「乾(ドライ)ドック」とよばれる船着き場のようなもの。
世界最古のものの一つらしいが、現在も船の修理やメンテナンスで使われているらしい。
草地にたくさんいた「シジュウカラガン(Barnacle Goose)」という鳥。
広々した芝生の上でのびのびと生活している。

さらに進むと海が見えきた。ここまでは開けた土地にポツポツと人がいる雰囲気であったが、ようやく観光地らしく人だかりができていた。

「スオメンリンナ・ビーチ(Suomenlinnan uimaranta)」。
海岸沿いには景色を眺めながらご飯を食べている人もいた。

海岸線に沿ってしばらく歩いていくと、大砲が姿を現す。この辺りから水辺に近いからか、虫がかなり多く観光客が手で払いながら進んでいた。

「クスタンミエッカの大砲」。
当時使われていた大砲がそのまま残っている。
道がもこもこしているのは要塞の防御構造(土塁)によるもの。
当時は敵からの大砲の攻撃を吸収するために、このような作りで防御していたらしい。

そのまま海岸沿いを進むと、色のついた石造りの高い壁が出現する。ここをある程度進んだところでゴールのため、そのまま要塞を後にし、フェリーにて『ヘルシンキ』本土へ戻る。

この壁の高さが要塞としての崩しにくさを物語っている。

3. 首都『ヘルシンキ』でアートをたしなむ

玉ねぎ型ドームが特徴的な『ウスペンスキー大聖堂』

13:30、本土へ戻り、『ウスペンスキー大聖堂(Uspenski Cathedral)』へ向かう。フェリー乗り場から徒歩10分ほどで、街を一望できる高台に建っていた。

「ロシア正教会」特有の玉ねぎ型の屋根。
赤煉レンガ作りの建物が青空にとても映えている。

聖堂の名前「ウスペンスキー」は、ロシア語で「聖母就寝(ウスペンスキー)」を意味するらしく、フィンランドがスウェーデンからロシア帝国の支配下に入った際に建てられたものらしい。

内部は開放的な空間で豪華な装飾があり煌びやかな様子。
この日はミサのためか祭り事が行われていたのか、かなり賑わっていた。

本当はお得な『ヘルシンキカード』

14:00、ここで「ヘルシンキカード」というカードを購入していたことを思い出す。「ヘルシンキカード」は、使用するその日のトラムやバスが乗り放題となったり、観光施設への入場料が含まれているというカード。

『ヘルシンキ』のカラフルな街並み。
教会付近の街は坂が多い。

オンラインで事前購入していたものの使用するには、Apple Payのような電子カードではなく物理的なカードが必要でここまで使用することができていなかった。「STOCKMANN」というデパートにて物理的なカード受け取れるらしく向かってみる。

「STOCKMANN」、フィンランドの老舗デパート。
大きめのデパートなら「ヘルシンキカード」を入手可能らしい。

無事にカードを受け取れたものの、すでに時計は14時を回っていた。この日は19時頃発のフェリーでエストニアに向かう必要があったため、滞在時間は残り5時間ほどしかない。

無事に受け取ることができた「ヘルシンキカード」。
24時間有効で大人1人49ユーロ、約8,000円

「ヘルシンキカード」は1日観光するための料金だけあって、公共交通機関を5時間乗りまわしているだけでは元を取れず赤字である。そこで、時間の許す限り、入場料の高い(=カード代の元が取れそうな)美術館も訪れてみることに。

街中を走るトラム。乗車賃は一回あたり2.95ユーロ、約470円。
トラムは一度乗ると一定時間(80分ほど)乗り放題となる(時間運賃制)。

北欧デザインを求めて

14:30、トラムに乗って「シベリウス記念碑」へ移動。ここに来て初のトラムの利用である。「シベリウス記念碑」は中心部から少し離れているが、このモニュメントは圧巻で、多くの人が訪れていた。

「シベリウス記念碑」の最寄り駅の「Töölön halli(トーロン・ハッリ)」から10分ほど気持ちの良い木漏れ日の中を歩く。
このあたりの道の雰囲気は代々木公園と瓜二つ….

15:00、「シベリウス記念碑(Sibelius Monument)」へ到着。ここはフィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(Jean Sibelius, 1865-1957)を称えて建てられた彫刻作品がある。

作曲家を称えているということでオルガンパイプのデザイン。
600本以上のステンレス製パイプが使用されているらしい。
下から見るとオルガンパイプのように空洞になっている。
一本一本デザインが異なり洗練された北欧デザインを感じる。
ジャン・シベリウスの顔のレリーフ。
銀色に見えるのは青銅(ブロンズ)が酸化しているためらしい。

モニュメントのすぐそばでは、怪しげな宗教の本を売っている人もいた。モニュメントが大きいためか何か不思議な力を感じなくもない。少し休憩し、次の目的地へ向かう。

先ほど寄ったデパート「STOCKMANN」の1階で購入したコーヒーとシナモンロール。
フィンランドはシナモンロール(Korvapuusti)が有名で、たっぷりのシュガー。

15:40、『テンペリアウキオ教会(Temppeliaukio Church)』に到着。ここは「岩の教会」として知られている。年間50万人ほどが訪れるらしい。入場は8ユーロ(約1,200円)。

巨大な岩盤の中をくり抜いて作られているらしく壁は岩でゴツゴツとしている。
天井には直径約 24mの銅の天板が張り付いている。
2階席にも上がることができる。
光による空間演出がとても素晴らしく感じた。

中ではオルタナティブなBGMが流れており、ここでも少し休憩。しばらく休んだ後、『ヘルシンキ』中心地へ戻りヘルシンキカードを利用した美術館巡り。

立派なパイプオルガンも設置されている。
岩と天井の銅板による音響も素晴らしく、コンサートホールとしても人気らしい。

北欧のアートに触れる

16:00、現代美術館の「Amos Rex(アモス・レックス)」に到着。ここは、地上にある独特なガラスドームが特徴的で、地下に現代美術館本体ある。

外にあったこのインスタレーションは時期によって変わるらしい。
2018年に作られた比較的新しめの美術館。

中は広くはないものの現代アートらしい作品が多数。閉館時間ギリギリに入場してしまったため、一通り見た後すぐに移動した。

「Nattens och dagens vingar」(夜と昼の翼)」、裏面は真っ黄色。
ゼルダの伝説の「ムジュラの仮面」のような作品。

16:30「ヘルシンキ現代美術館(Helsinki Museum of Contemporary Art)」へ向かう。「Amos Rex」道路を挟んですぐ向かいにあった。

「ヘルシンキ現代美術館」の前にあるマンネルヘイム像。
フィンランド独立戦争で重要な役割を果たし、のちに大統領となった人物らしい。

こちらは先ほどの『Amos Rex』よりも広く、空間を利用した個性的な作品が多くみられた。総じてフィンランドは現代アートを専門にしている美術館が多いように感じた。

「Babel」、ラジカセから色々な国の言葉が流れている。
言語を分からなくして人類を崩壊させた「バベルの塔」からインスパイアされている。
マッサージチェアの動きに合わせて髪の毛がうごめいていた。
窓の外を見ると、目から水が流れて出ている噴水。

こちらも閉館時間まで美術館を楽しんだ。さて、ここからエストニアに向かうためフェリー乗り場を目指す。フェリー発車時間ギリギリだったためUberで乗り場まで向かう。

キャリーケースを回収しに一旦『ヘルシンキ中央駅』へ。
朝着いた時とは異なり駅前は賑わっていた。

4. バルト海を横断し『エストニア』へ

18:00、フェリー乗り場に到着。ここから『エストニア』の首都『タリン』を目指す。いくつかフェリーが出ていたが、今回は「VIKING LINE」というフェリーで向かう。

「VIKING LINE」の乗船時間は2時間30分、細かな違いはあるが、どのフェリーもだいたい2時間ほど。
料金は17ユーロ(約2,700円)と意外に安い。

18:30、出航。夕焼けの時間だったため『ヘルシンキ』の街が夕陽に染まる。船はかなり大きく、乗車人数もそれなりにいた。Wi-Fiが無料で利用できるのは便利。

『ヘルシンキ』の滞在時間は12時間ほどではあったが、充実した時間であった。
次回来る機会があればもう少しゆっくり巡ってもいいかなと思う。
甲板に出て夕日とともに出航の様子を楽しむ人々。
日が沈んでいることもありデッキは少し寒い。

船内にはゲームセンターやバーやカフェ、ショッピング施設がなどあった。レストランもいくつかあり、今回はビュッフェ形式のレストランに行ってみることにした。

座席を番号で指定され、その席に座る。
ビュッフェのメニューは全て食べきれないほどの種類が用意されていた。
どれも美味、アルコールも飲み放題で付いている。
海の上でのザリガニ。

21:30、ついに『エストニア』の首都『タリン』に到着。片道2時間程度のため、日帰りでフィンランドから訪れる観光客も多いらしい。

エストニアはエストニア語、フィンランドはフィンランド語だが、単語の30%は共通らしい。
フェリー乗客は全員ここで降りるため人で溢れていた。
『タリン』のターミナルからホテルへはバスを使ってみる。
電子決済が使用できる、料金は2ユーロ(約300円)。

22:30、ようやく本日のホテルへ到着。この日も例に漏れず疲れていたため、そのまま就寝。この日は、今回の北欧旅で初めての都市観光ということもあり、いつにも増して少し時間が長く感じた。

ウェルカムドリンクがついていたためバーに寄ってみた。
酒のボトルが壁に埋まっていてなんともオシャレであった。

次回は、バルト三国の一つ「エストニア」から!街自体が世界遺産の『タリン』は北欧とはまた違う文化なのか、未知の世界!それではまた!

↓次回はこちら↓

今日の一枚:世界遺産『スオメンリンナ要塞』にて

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