お悩みQ&A #3「恋人がクチャラーで、注意の仕方に困っています」
こんにちは!工藤マサムネです。
今回は、「恋人がクチャラーで、注意の仕方に困っている」というお悩みについて考えていきます!
最近彼女ができたのですが、クチャラーでした。付き合う前はカフェデートが多く、食事をする機会がなく気付かなかったのですが、付き合うようになって食事に行って発覚しました。
僕は咀嚼音が大の苦手なので、正直苦痛です。クチャラーであること以外は何も問題はなくて、彼女は本当にいい人なので、できることなら関係を続けていきたいと思っています。何もせずに別れるのもなと思い、咀嚼音を控えてほしいと伝えたいのですが、何と言ったらいいのかわかりません。治せるものなのかどうかもわかりません。
相手は女性ですし、内容もデリケートというか失礼になるかもしれないので、言い方に気をつけなければと考えるとますますわからなくなります。相手を傷つけずに伝えられる方法があれば教えてほしいです。
とても難しい問題ですが、僕なりに対処法を4つ考えてみました!
1.「あなたのせいではないけれど」と伝える
咀嚼音や鼻をすする音、指を舐める音など、特定の音に強い不快感や苦痛を感じる人はミソフォニア(音嫌悪症)と呼ばれることがあります。
もちろん、ご質問者様がミソフォニアに当てはまるかどうかを僕が判断することはできません。
ただ、「自分はこういう音がどうしても苦手なんだ」と伝えるための一つの材料にはなると思います。
「これは君のせいではないんだけれど、もしかしたら僕はミソフォニアかもしれないんだよね。咀嚼音を聞くと辛くなっちゃうんだけど、もしよかったら食事の時に咀嚼音が出ないように配慮してもらえないかな?君との会話や食事の時間をもっと楽しみたいと思っているんだけど、これだけはどうしても自分で治すことができないんだ。」
大事なのは「苦手なことがあるので、一緒に対策を考えたい」という気持ちを伝えること
ここで大事なのは、「あなたが悪い」と伝えるのではなく、「僕にはこういう苦手なものがあるので、一緒に対策を考えたい」と伝えることです。
例えばジェットコースターが苦手な人がいたとして、「あなたと遊園地に行きたいんだけど、私はどうしてもジェットコースターが苦手なんだよね」と言われたとしたら「そっか、じゃあジェットコースター以外のアトラクションを楽しもうね!」となると思います。
相手にどうしても苦手なことがあったらそれを避けるためにはどうしたらいいか、良い関係を続けるためにはどうしていけばいいかを一緒に考えていくのが人間関係だと思っています。
「君のことが好きで、これからもずっと長く一緒にいたいからこそ話し合いたいし、なんでも話し合える関係になりたいから言うね」
「君が嫌いだから言っているのではなく、これからも一緒にいたいから言っているんだ」
このように伝えると、相手が傷ついてしまう可能性を少し減らせると思います。
ポイントは「直してほしい」だけで終わらせず、「なぜ伝えるのか」まで話すことです。
2.ストレートに言う
相手が割とドライなタイプで「言いたいことがあるならはっきり言ってほしい」というタイプなのであれば、ストレートに伝えるのもアリだと思います。
「ごめん、食事の時の咀嚼音が結構気になるかも。」
「気づいてないかもしれないんだけど、食べてるときの音が結構聞こえてるんだ。できれば少し気をつけてもらえると嬉しい。」
「そういえば、君って結構音立てて食べるタイプだよね。今まで同じタイプの人に会ったことないから結構びっくりした。」
「ご飯を食べるとき、できれば口を閉じて食べてもらえるかな?音が結構聞こえてるから……」
意外にも、自分で咀嚼音が出ていることに気づいていなかったり、口を開けて咀嚼していることに気づいていない人もいます。
そのため、このように伝えたときに「えっ!私ってそんなに口開けて食べてた?気づかなかった、ごめん!」と、ここで初めて気づく人もいます。
「何事も隠さずにストレートに言ってほしい」というタイプの人であれば、このように伝えても良いでしょう。
ただし「気持ち悪い」「汚い」「一緒に食べる気が失せる」など相手をディスるようなワードではなく、「音が出ている」などの事実を伝えつつ「口閉じて食べてほしい」という解決策を伝える配慮は必要だと思います。
3.第三者の話として話してみる
相手に直接注意するのではなく、「同じような人が他にいた」という話にして、遠回しに伝える方法もあります。
僕の職場にクチャラーの上司がいるんだけど、口を開けて食べるからすごく音が聞こえて、同僚と「不快だよね」って話してたんだよね。でも相手は上司だし、こういうのって言いづらいじゃん?でも何でもストレートに言っちゃう同僚がいて、昨日ついに上司に「食べる音がうるさいです」って言っちゃったんだよね。みんなドキっとしたんだけど、その上司は「ごめん!気づかなかった!」って素直に受け入れててさ。正直同僚の言い方にはヒヤっとしたけど、上司の素直さに感心したよ。僕も気をつけないとなって思った。
このような言い方にすると、「咀嚼音を不快に思う人がいる」「口を開けて食べると音が聞こえやすい」「咀嚼音を出している本人は気づいていないことがある」ということが伝わります。
そして、注意する人(咀嚼音を不快に思う人)も配慮するべきことがあるよね、という話も取り入れると、どちらか一方だけが悪者になるような話には聞こえにくくなります。
また、1対1で話すと「気にしすぎじゃない?」「今までそんなこと言われたことない」と開き直られることがあります。
しかし「咀嚼音が苦手な人は、自分以外にもいる」ということを示せるので、一個人の意見ではないことを伝えたいときはおすすめです。
ただし、「これをする人は周りに嫌われる」という情報を伝えることは、裏を返せば「あなたは嫌われるような人間だ」と伝えることになります。
確かに効果はあるかもしれませんが、相手が傷ついてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
4.ポジティブな言葉や心配で伝える+その理由を伝える
相手を褒めつつ伝えたり、心配を添えて伝える方法もあります。
すごく美味しそうに食べるね….いや、食べる音がすごく大きく聞こえるからさ
ムシャムシャ食べてて、なんかウサギみたいでかわいいね
食事のとき少し息苦しそうだけど、大丈夫?口呼吸になってるのかなって心配で
君は、にぎやかに食べるタイプなんだね!
ただし、言い方によっては嫌味に聞こえてしまったり、大した問題だと思ってないんだなと誤解されてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
すぐ直るものではないことを理解する
食事は生まれてからずっと行なってきている行為であり、食べ方やマナーは自分の育った環境で形成されていきます。
逆に言えば、自分の食べ方を否定されると自分の生まれ育った環境やアイデンティティも否定されたような気がしてしまうこともあります。
また、もし本人が今まで食べ方について注意されてこなかった場合は「今まで誰も言ってこなかったし、あなたが気にしすぎなのではないか?」と思われる可能性もあります。
長年の身体的経験はそうすぐに直せるものではありません。
今日いきなり「歩き方が変だから直せ!」と言われても、難しいですよね。
意識したことがないほど、もう自然に身についてしまっているからです。
そのため、「言えばすぐ直すだろう」とは思わず、「ちょっとずつ気にしてくれたらいいな」ぐらいに思っておくといいと思います。
今回の内容は、どちらか一方が悪いわけではない問題に応用できる
今回のケースでは、彼女さんが「クチャラーだから悪い人」というわけではありません。
そして、ご質問者様も「咀嚼音が苦手だから神経質」というわけではありません。
「相手に悪気はないけれど、自分にとってはどうしても苦手なことがある」というだけなんですよね。
音を立てて食べること、タバコや香水の匂い、貧乏ゆすり、食事中にスマホを見る…
人間関係では、このような「どちらか一方が絶対に悪いというわけではないけれど、相性や感覚がぶつかる問題」が意外とたくさんあります。
大切なのは、相手を変えることではなく、お互いが一緒にいられる方法を探すことだと思います。
彼女さんと良い関係が築けますように!
工藤マサムネ
