プレコンセプションケアには不幸の均霑を入れてはいけない
熊本県の卵子数検査が中止になるようですね。
今回はこれについて述べます。
卵子数検査って何?
熊本県が実施を中止した卵子数検査とは何か。
冒頭記事上より引用しておきます。
熊本県の木村敬知事は、2025年度に実施予定だった「県職員で20代の未婚女性を対象に、卵子がどれくらいあるか調べる」モデル事業の中止を発表しました。
熊本県 木村敬知事「今年度は職員向けのモデル事業を含めて、AMH検査は実施せず」
木村知事が中止を発表した「AMH(エーエムエイチ)検査」とは、血液中のホルモンの値から卵子がどれくらいあるか調べるものです。
県は妊娠前からの健康管理、いわゆる「プレコンセプションケア」のモデル事業の一環として、2025年度に、県職員で20代の未婚女性を対象にAMH検査の実施を計画していました。
プレコンセプションケアにはうんざり
論外です。話になりません。
こんなものがプレコンセプションケアのモデル事業として実施されかけていたんです。
もし、熊本県民や熊本県議会議員が気づかなかったらそのまま実施されていたことでしょう。
税金で。
税金で実施されていたことでしょう。
県事業、しかも、こども家庭庁のモデル事業であると公表されていますからね。
国のカネが何%で県のカネが何%というのは、枝葉の話に過ぎません。
根本的なところは「税金である」ということです。
しかも、こども家庭庁のモデル事業ということであるため、こんなものが「少子化対策予算」として、実施される予定だったということなんです。
こんなものは実施から中止になって然るべし。
私は中止になって心の底から良かったと思います。
「不幸の均霑(きんてん)」が見られる
こんなものは否定があって然るべし。
こんなものは批判があって然るべし。
私は中止論者や批判論者に賛同します。
しかしながら、全面的な賛同はしません。
何故かと言えば、中止論者や批判論者(の一部)には「不幸の均霑(きんてん)」が見られるからです。
なんで女性の卵子数検査だけなんだ。
男性のほうの精子数検査はないのか。
私はそういう批判論者を見かけています。
実際に熊本県はこう述べています。
県は女性に限った理由について「男性の血液検査が確立されていない」ことを挙げ、20代に絞った理由については「これからライフデザインを考える20代に検査を受けて意識の変化があるか調査したかったため」と説明しています。
確立されていれば良いということではありません。
にもかかわらず、批判論者が女性の視点で、かつ、「不幸の均霑」があるので、「男性にはしなくて良いのか」という疑問を熊本県にぶつけています。
ゆえに熊本県はこんな理由を述べてしまうのです。
否定や批判に不幸の均霑を入れてはいけない
私は否定や批判に「不幸の均霑」を入れてしまってはいけないと思っています。
女性に卵子数検査をするなら、男性にもしろ。
そういう論を立ててはいけないと思います。
違う違う、そうじゃ、そうじゃない。
女性に卵子数検査をしようとするんじゃない。
それだけで十分です。
卵子数検査は、したい人間「だけ」が、したい時に、する。
勿論、意識調査なんてものは無しで。
それだけで十分であるはずなんです。
何故熊本県職員が、職場で、上司から、そんなもんの募集を聞かされないといけないのか。
何故、対象の職員とそうでない職員がいるのか。
何故、そんなもんに意識調査まで付帯するのか。
「そんなもんするんじゃねえ!」だけで十分です。
「何故女性だけなのか。」
「何故男性のほうにはないのか。」
そんなもんは不幸の均霑でしかありません。
「そんなもんするんじゃねえ!」だけで十分です。
