「男の料理」的追求へと向かわないこと
自分の仕事を、ある段階で「パッケージ」としてイメージする——これでだいたい「できている」という。完成することを「完パケ」と言う業界がある。終わらない自分探しが続いちゃうみたいなのはやっぱり問題で、ある程度のところで自分の作っているものを「だいたいこれでいい」と仮固定するにはどうするかを考える必要がある。仮固定にも技術がある。
文章やモノを作っているなら、質をさらに深めていきたいわけだが、より深める、より本質的なものへ向かっていくという「意識」は、しばしば、良い方向に働かない。研ぎ澄ましの方向に向かうのはあまりよくない。妙に辛気くさい追求を始めて、それまでのせっかくの達成を過小評価するようなことが生じうる。だいたいまあできた、というところで、いったん「マイコレクション」みたいな感じで一連の生産物をまとめて、お皿に並べて、それでよしとする、みたいなマインドが大事だと思う。その段階で、何らかのかたちでまとめて発表してもいいだろう。
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