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2025年6月30日(月)「未利用魚・ゴテンアナゴ」

今日の東京はほぼ晴れ。
朝方の最低気温は23.5℃、日中の最高気温は35℃迄上昇。週末に続いて暑い一日でした。
今日で6月も終わりかぁ…。さて、

先週末は「醗酵飲料(焼酎)・琉球泡盛/鸇(Sashiba)」についてお伝えしましたが、本日は「未利用魚・ゴテンアナゴ」について書いて行きたいと思います。

ゴテンアナゴ。
知らないですわなぁ。一般的にアナゴと言われるサカナの種類で有名(?)なのは、天ぷらややわらか煮なんかで出て来るマアナゴに水族館なんかで見掛ける可愛らしいチンアナゴ位でしょうか(チンアナゴは食用として認知されてませんが)。

自分が帰省する度に出勤(?)している一色さかな村では、時々ギンアナゴが水揚げされます。このギンアナゴは豊洲や築地等では殆ど見掛けるコトはないので、全く一般的なアナゴではありません(ギンアナゴについて書いた以前のモノはコチラご参照)。
が、三河湾では割りと良く獲れるので、このギンアナゴのコトを通称でアナゴと言い、マアナゴのコトはメジロと呼び習わすと言う、ナンとも紛らわしいコトになってます(笑)。

そんなギンアナゴの中に時々大きなギンアナゴ風のモノが混じっていて、自分はコレらをタダのギンアナゴのデカいヤツと認識していたのですが(恥)、実はコレが別種のゴテンアナゴ(この近辺では通称ダルマ)であった、と言うコトがつい最近になって判明しました。
言われてみると、ギンアナゴに比べるとおカオがやや丸っぽく、サイズ感も一回りも二回りも大きいので、ああ別種だったのかと、漸く識別が出来たという次第(全く、お恥ずかしい限りであります)。
お手伝い先の社長さんに拠れば、三河湾に於けるアナゴの味の順番としては、①メジロ(マアナゴ)→②アナゴ(ギンアナゴ)→③ダルマ(ゴテンアナゴ)の順なのだとか。
ただ、いつも参考にさせて戴いているぼうずコンニャクさんの「市場魚貝類図鑑」の味の評価度に拠れば、①マアナゴ★★★★★(究極の美味)→②ゴテンアナゴ★★★★(非常に美味)→③ギンアナゴ★★★(美味)となってますね。
まぁ、美味い不味いは個人の主観に拠るトコロも大きいので、コレばかりは自分で判断するしかありませんが。

先週の実家戻りの際の西浦鮮魚マーケット不定期パトロールをした際に、このゴテンアナゴだけが5匹で400円で売られてたので、ついつい購入。
早速捌いてみたけれども、マアナゴとギンアナゴとの比較に於いては、やっぱりギンアナゴに近い。マアナゴは身に脂が乗っているせいもあって白っぽいのに対し、このゴテンアナゴはやっぱりギンアナゴに似ていて、脂の乗りも少なく、従って身の色も透明っぽい。
コレは煮てみても、焼いてみても印象としては変わらず、食ってみてもまた然り。
そりゃあ、キロベースで行けば、マアナゴは2,000~4,000円、ギンアナゴやゴテンアナゴは恐らくキロ1,000円もの値も付かぬハズ。ま、完敗だけれども仕方ありませんわ。自分的にも、納得です。

西浦鮮魚マーケットで売られてたゴテンアナゴ、コレだけで400円!。上はギンアナゴ。
捌いたゴテンアナゴ。今の時季、抱卵しているのもいて、この卵もメチャ美味!

とは言え。
味醂・醤油・酒でふっくらと煮てみても、白焼にして食ってみても、特段マズいワケでもありません。食べたカンジはマアナゴとそっくりなので、恐らく何も言わずにご提供したらば誰でもマアナゴであると信じて疑わないコトでありましょう(自分は産地偽装やら、この手のサカナ偽装(?)は絶対にしないので、ご安心下さりませ)。
ただ、マアナゴに比べると脂分が少ないコトは否めないので、何となく旨味に欠けると感じるヒトもおられるかも知れません(味に敏感で、多少の知識がある方ならば)。

ゴテンアナゴの刺身は淡白。脂があんまり乗ってないので、ソレほど美味いと言うワケでもない。
ゴテンアナゴの白焼。脂は少ないものの、ワサビ醤油で食ったらフツーに美味い。
ゴテンアナゴのふっくら煮。食べなれたヒトでなければ、マアナゴの煮物との区別は困難かも。

この季節、一色や西浦からの入荷があれば、コレは出しますよ。ギンアナゴと共に。
明日は「漁師料理・ズッパディペッシェ(Zuppa di Pesce)」について書いて行きたいと思います。

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