2025年9月1日(月)「未利用魚・フジツボ」
今日の豊田は快晴。
朝方の最低気温は25.5℃、日中の最高気温は38℃弱。
昨晩、再び東京から豊田に戻りました。昨日のコチラの最高気温は40℃近く迄上がったようなので、ソレよりは涼しく(?)なったようです。
今日から、9月ですねぇ。もう秋だと言っても良い時季なのに…。さて、
先週末は「調理器具・雪平鍋」についてお伝えしましたが、今日は「未利用魚・フジツボ」についてお届けしたいと思います(冒頭写真は北パタゴニアの市場で売られてたフジツボ)。
フジツボ。
と言えば、船底やら岩場にビッシリと張り付いてて、ともすれば船足を遅くしてしまったり、足を切ったりする厄介者と言う印象が強く、食材の一つであると言うコトは思いもよらぬヒトが多いのではないかと思います。
でも、このフジツボはエビやカニと同様の甲殻類に属してて、ビックリするホドに美味であり、世界の一部地域では高級食材として扱われているなんて、想像も出来ぬコトでありましょう。
このフジツボ、とってもオモシロいコトに幼生期にはエビカニと同様に自由に泳ぎ回っているのですが、成長すると船底やら岩場やらに固着し、殻を形成して一生をその場所で過ごす。
見た目は貝のようではあるのですが、上述の通り分類上は甲殻類なので、この殻の中には柔らかい身が詰まっていて、コレがフジツボの可食部であり、とっても美味いモンなのです。
フジツボは日本に於いては北海道から沖縄まで、相当幅広く分布してます。岩場に行けば大抵見付けられるホドに一般的なモノなのであります。
が、食べるには小さいモノばかりでありまして、食材として食える天然の大きなモノは割りと限られた地域でしか獲れないようですが、青森の陸奥湾周辺や階上町では養殖研究が進められており、商業ベースにも乗っているモノもあるようで、偶に豊洲市場なんかでも見掛けるコトがあります。
市場に出回るような大型のフジツボはミネフジツボと呼ばれてて、直径5㎝・高さ8㎝にもなり、従って可食部も多い。そして、とっても美味い。
コロナが流行る直前に、南米の北パタゴニアにサケマス釣りに出掛けたコトがあったのですが(トラウト系はソコソコでしたが、時期尚早でサーモン系はボーズ(泣))、プエルトモン(Puerto Mont)のアンヘルモ市場だったか、チロエ島に行った時だったのか、市場でデカいフジツボが売られててビックリ、即買い。
アトで調べたら、チロエ島のフジツボは割りと有名だったようで、現地でも「海の宝石」だとか「海のキャビア」等とも呼ばれるホド珍重されていたと言うコトが分かりました。
現地での食べ方としては、やっぱり塩茹でにしたり、スープにしたりと言うコトのようでした。

お持ち帰りしたフジツボは蒸しで。いやはや、美味いの何の。チリ産白ワインをぐびぐび。パタゴニア産の本場モノのメルルーサやら、ぺへレイやらサーモンやらと共に至福の時を過ごさせて貰えたコロナ直前の良い思い出でした。


と言うコトで、そんじょソコらで気軽に入手出来る食材ではありませんが、豊洲なんかで見掛けたら買って来たいと思います。
