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2025年9月29日(月)「未利用魚・マエソ」

今日の豊田は曇り時々雨、のち晴れ。
朝の最低気温は24℃、日中の最高気温は29℃。
私的な事柄が一旦落ち着いたので、本日東京に戻りました。
が、週末には再度実家戻りをせねばならぬ用もあるし、色んな整理もしなきゃイケませんので、当面は行ったり来たりが続きますかな。
昨日から二十四節気秋分の次項、七十二候の「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」(虫が支度を始める時季)となりました。暑さも一段落氏、やっと虫も支度(何の?)を始めてくれる時期になりましたか(笑)。さて、

昨日は少々変則的に「有害鳥獣(では全然ないんだけれど)・羊(続編)」をお伝えしましたが、今日は「未利用魚・マエソ」について書いて行きたいと思います。

マエソ。
マエソはスズキ目エソ科に属する海水魚でありまして、体長は大体30~40㎝の細身で、地味な茶色でヘビのようなお顔立ちの魚です。夜行性のフィッシュイーターであり、夜な夜な小魚や甲殻類等を捕食しているプレデターでもあります。
日本各地の浅瀬の砂泥地を好んで棲息する為、底引網漁で漁獲されるコトが多く、漁獲量は比較的多いものの、知名度が低いコト、少々小骨が多くて調理が面倒なコト等もあって、メジャーな存在では無いんですね。
ただ、このおサカナは全く未利用魚と言うワケではなく、寧ろ立派な利用魚であるのと言えるのではないかな。

こうして持ってみると、まるでヘビのようですね(笑)。

と言うのは、このマエソは加工品としてはある意味高級品。
国内で生産されている各種加工品(例えば、蒲鉾・竹輪・さつま揚、つみれや魚ハンバーグ、一夜干しなど)の原料であり(要はすり身、ですね)、実は高級練りモノ製品の世界では重要な立ち位置を占めている、超利用魚でもあるとも言えましょう。

しかし乍ら…。
鮮魚となると、ハナシは全く異なるんですね。
見みてくれは悪いのだけれども、「醜いサカナは美味い」との法則の例外ではなく、淡白な白身はとっても美味いんです(だから高級なすり身にもなってるんですね)。
でも、刺身だったり煮たり焼いたりとなると、その小骨が問題となるんですね。フツーの魚以上に小骨が身に差し込んでるんです。まぁ、ニシンなんかと同じカンジと思って貰えば良いのかな。
また鮮度落ちも早いと言われているので、この点にも要注意。

小骨がネックになってるんだったら、その小骨を取ってしまえばエエじゃないか、と思って今回買って来たマエソの小骨を丁寧に取って見て、マズは刺身で食ってみました。

小骨さえ取ってしまえば、やや水っぽくはあるものの、淡白で旨い白身。

ああやっぱり!と言うカンジでしたが、淡白な白身はやや水っぽくはあるものの、旨味も甘みもあって充分に美味い。コレならば昆布締めなんかにしたら、更に良くなると思われました。
実家帰り時のホームグランド市場なんかだと、30㎝大位のモノが5~6匹入って200円とかで売られているので、そのコスパたるや抜群でありますね。
多少の手間暇さえ惜しまなければ、コレだけ美味い刺身やすり身、焼物が出来るんだから、使わない手は無いし、使ってあげなきゃマエソとしても成仏出来ますまい。
今後市場で鮮度の良いマエソを見付けたら、大量であっても買っちゃうかな。
是非皆さんもお試し下さりませ~!

明日は「調味料・出汁甲殻類)」についてお届けしたいと思います。


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