2025年4月23日(水)「有害鳥獣・ヒグマ」
今日の東京はずっと小雨。夕方には雨は止み、曇りとなるようです。
朝方の最低気温は15℃、日中の最高気温は雨のせいもあって19℃迄しか上がらず。週末迄はあまり芳しくないお天気が続くみたいですね。さて、
昨日は「未利用魚・テングダイ」について書いてみましたが、本日は「有害鳥獣・ヒグマ」についてお伝えして行きたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。
ヒグマ。
日本だと北海道にのみ棲息するクマ科の熊ですね。以前お伝えしたコトのあるツキノワグマは本州と四国にしか棲息しておらず(九州では100年近く前に絶滅)、北海道にもいないので、棲み分けはされているようです。このクマは日本では最大最強の陸上哺乳類ですね。
まぁ、一番分かり易いのは昔はドコの家庭にもあった(?)サケを咥えた木彫りのクマ、アレは北海道土産の定番であり、ヒグマだったんですよ(あの木彫りのクマが何故各家庭にあったのか、今となってはとっても不可思議ですが(笑))。

画像はコチラから拝借。
ニュースなんかで良く話題になるのは、民家に押し入ったり、山菜・キノコ採りで襲われたり、スーパーに立て籠もったりするツキノワグマですが、ヒグマの方にはそうした報道はあまり無く、牧場で牛が襲われた等のニュースが偶にある程度でしょうか(北海道は本州よりも人家が少なくアーバンベア化し辛い?それとも、ツキノワグマとヒグマの性質の違い??)。
ただ、この数年報道されていて恐れられていたのはOSO18と呼ばれたヒグマでしたね。アレは北海道の標茶町オソツベツと言う最初に襲われた牧場と、足の幅が18㎝もあったコトから名付けられた名前でしたが、2019年~2023年の約4年間に66頭もの牛を襲ったと言うのだから、凄まじい。その間、地元猟友会の方々駆除努力等があったり、各所の監視カメラによる監視活動なんかもあったりしたにも拘らず、とっても警戒心が強く、ソレらを全て搔い潜り、まるで忍者の如く影を潜めつつ牛を襲い続けてたんだから、恐るべしだったですねぇ。
でも、2023年7月末には牡蠣で有名な(笑)釧路町仙鳳趾村でとうとう地元ハンターによって駆除されました。体長210㎝、体重330㎏と大型ではあったものの、ヒグマとして特別大きかったワケでもなかったようで(世界最大のヒグマは1t超なので!)、OSO18と知らなかった(その時点ではDNA鑑定等もされておらず)ハンターによって食肉加工会社に持ち込まれ、ジビエとして販売されたのだそう(笑)。アトになってそのクマがOSO18だったと言うコトが分かり、ビックリだったのだそうです。
そして、OSO18登場迄(?)有名だったのが約100年前に起きた「三毛別羆事件」。
この事件については、吉村昭さんが「羆嵐」と言う小説にもしておられるので(他にも戸川幸夫さんの「熊風」なんかも)、もしかしたらご存知の方もおられるかも知れません。OSO18は約4年で牛66頭でしたが、コチラは6日間に二度で死者7名・負傷者3名も出した日本史上最大の熊害事件なのだそうです。最後は陸軍歩兵も含め官民総勢延べ600名、アイヌ犬の猟犬10頭以上と猟銃60丁も動員した大掛かりな活動の末に駆除され、漸く事件が終息したとの由。因みに、このクマは体長約270㎝、体重約340㎏でOSO18よりは少々大型の個体であったようです(以下写真は地元の方々によって再現された現場の状況。こうして見ると、デカいですなぁ…)。

この画像はコチラから拝借。
そんなヒグマですが、ツキノワグマとの比較するとより鮮明に理解出来るので、以下列挙します。

ヒグマの肉は、今の時代だと通販で購入が可能です。ネットで検索してみると、大体キロ5,000~15,000円程度でしょうか(勿論、業者や部位によって値段は異なりますが)。ザックリ言うと、ツキノワグマよりも3割程度安いカンジでしょうか。何れにしても、お安くは無いですね。
ただ、味の方はと言うと…(ヒグマ自体はどっかで食べたコトありますが、忘れちゃった…(泣)。
一般的には、ヒグマは脂肪分が多く濃厚な味わいが特徴と言われ、肉質が確りしているので焼肉やステーキ向きだと言われてます。
一方のツキノワグマの方は脂が少なめで割とサッパリとした味わいが特徴との由で、肉に独特の甘みがあり、食感も柔らかめである為、煮込みや鍋料理向きとの声も。
お店として「有害鳥獣・狩猟(ジビエ)」を基本コンセプトの一つとしているコトもあるので、コレらのお肉はマイナス60℃の冷凍庫での鮮度保持を行い、通常メニューとしてご提供出来れば良いな、と考えています。
明日は「醗酵食品・自家製わさび漬け」についてお届けしたいと思います。
