見出し画像

書けない日にも寄り添ってくれる一冊|『わたしの日々が、言葉になるまで』


(Amazonアソシエイトとして、春野ましゃこは適格販売によってで収入を得ています)


作家・町田そのこさんとNHKによる一冊。
去年から放送されている同タイトルの番組のスピンオフのような本。  

その番組がこちら⬇️


去年から放送されているので、見たことのある人も多いと思う。


サブタイトルにも書かれている

小説家に学ぶ言語化のコツ

がこの本のテーマとなっている。


話し言葉と書き言葉の両面について書かれているのだけれど、町田さんが自分の話を織り交ぜながらアドバイスされていて、すごく親近感がわく。
しかもその一つ一つが、かなり具体的でわかりやすい。

やはり文章を書くときは、話を「自分ごと」として書くのが大事なんだなと痛感した。
しかも、町田さんはあまり気持ちを伝えるのが上手じゃないとも書かれていて、そこで読者との距離がまたぐっと縮まる。


話し言葉についてのエピソードも印象に残ったものはあるけれど、やはり「書く」においてのエピソードがとても印象的。

Q:他人の文章を参考にしてもいいのでしょうか?

A:むしろ積極的にやってください

参考にするべきですし、教材にすべきです。
ただ念のためお伝えしておくと、あくまで「参考」です。
「流用」ではありません。

『わたしの日々が、言葉になるまで』
p134


当たり前のことなのに、プロの作家の言葉として読むと重みが違った。
書くことを大切にする人ほど、線引きに誠実でいないといけないんだと思った。

デジタルタトゥーが残り続ける 現代、そんなことをしたらずっと「盗用作家」と言われ続けることでしょう。

p135

またこんな項目もある。

Q:書くためのモチベーションを上げる方法はありますか?

A:しばらく書くことから離れてみる。

p147

やはりプロの作家さんでもそうなのか、とここで 町田さんに対する親近感が爆上がり。
しかも書けない時は、ひたすら飲んで寝るそうだ。


わたしが一番印象的に残っているのはこの部分。

Q:感受性を高めるトレーニングはありますか?

A:誰にでも聞くトレーニングはない。

p154

いろんなものに触れることで、勝手に育ってかたちを変えていくのが感受性。

それでも 意識的に高めたいと思うのであれば、心に余裕を持つことを意識してください。

そして、物事をできるだけ肯定的に捉えること。

何でも否定的に見るのは、感受性を削いでいくものだと思います。

p156

 
自分自身がうつの時、どうしてもあらゆる物事を否定的に見てしまう。
調子が落ち着いている時はそうでもないのだけれど。
(これは自動思考とも関係しているのかもしれない)

やはりありとあらゆることにおいて、メンタルが落ち着いてないとうまくいかないんだなと痛感する。


書くも話すも、この一冊があれば少し楽になれるのでは?

巻末にはなんと、noteとEテレが開催した「#一言で言い表せない感動」コンテストの受賞者の作品も掲載されていた。

書くことは、ひとりで机に向かう時間でもあるけれど、思いが誰かに届いて広がっていく面白さもある。
コンテストってやはり、侮れない。





ご質問、お待ちしています!
有料無料問わず記事でお答えすることがあります。



体調や状況により、コメント返信はお休みさせていただくことがあります。

そして、執筆の時間をより大切にしたいため、コメント返信を簡潔にさせていただきます。

また、返信への返信は控えさせていただきますが、全て大切に読ませていただいています。

いつも本当にありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

春野ことは いつもありがとうございます。いただいたお金は書籍代やノート類等、執筆のために使わせていただきます。そして、たまーにおいしいもの食べます!

この記事が参加している募集